LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

2010年を振り返って

2010-12-31 | 航空関連エッセイ
飛行機遊びをするようになって5年、毎年何かテーマやステップアップがあった。自家用操縦士免許取得、IFR取得、High Performance / Complex Aircraft Endorsement取得、Multi-engine Rating取得、IMC Solo Flight、Multi-engine Solo Flight、Glider Solo Flight等々。今年のテーマは何だったか . . . 本文を読む

フライトログ:コロナ空港の浸水被害

2010-12-29 | Flight Log (機長)
雨上がりのロサンゼルスの空を飛び、プラクティスエリアで1時間ほど遊んだ後、しばし巡航フライトをすることにした。この日のオイルレベルは5クオーツを切っていたので、悠々とクロカンフライトをするつもりはなかった。ただ、東の空に広がる雲の上をのんびり飛んでみたいと思っただけだ。2500ftから3000ftくらいに不整な雲が広がっており、VFR-on-topのクリアランスを取らずともそれが楽しめる天気だ。2 . . . 本文を読む

フライトログ:Impossible Turnの実験

2010-12-27 | Flight Log (機長)
最近雨が多いロサンゼルス。先日の長雨と嵐が去ったと思えば、また雨が降った。そんな雨上がりの朝、ローカル飛びにでかけることにした。流石に念入りな燃料チェックをした。数回ドレーンしたと思う。プリフライトを行い、エンジン始動、ランナップエリアに向った。暖気を行い、マグチェック。この日はマグの調子も悪くない。気温は11度、エンジンの調子もいい。離陸はRight 270 at shore lineだった。直 . . . 本文を読む

量産型ホンダジェットの初飛行

2010-12-25 | 航空関連エッセイ
こちら米国時間にして12月20日に量産型(FAA-conforming)ホンダジェットの初飛行が行われた。今までは一号機で青と白の塗装のN420HAが試験飛行を繰り返してきたが、量産型のN420HJはシルバーメタリックと白の塗装。FAA Type Certificate取得に向けて大きな一歩を踏み出したことになる。 量産型ということで、コクピットやキャビンなどの内装のデザインもきちんとしている。 . . . 本文を読む

フライトログ:クリスマスイブの日にフライト

2010-12-24 | Flight Log (機長)
クリスマスイブの朝、サンタモニカ空港に向った。8時過ぎに到着したが、まだ誰も飛んでいる様子がない。とりあえず機体についた水滴を拭き取り、嵐の後で汚れた機体が綺麗になった。そうこうしていると、隣のハンガーからエンジンの音が聞こえてきた。ベージュのシーラスだった。休日でも8時を過ぎればエンジン始動してもいいのは知っているが、どうしても一番手でのエンジン始動には抵抗がある。サンタモニカ市はサンタモニカ空 . . . 本文を読む

フライトログ:嵐の後

2010-12-23 | Flight Log (機長)
南カリフォルニアのロサンゼルスには1998年から暮らしているが、おそらくこの地で自分が経験した雨や嵐の中で、先日のものが一番長く激しかったと思う。数日間に渡ってずっと低気圧が南カリフォルニアを被い、延々と雨が降り続いた。地球は水の星だなと実感するほどだった。雲の高さはサンタモニカ空港で100-200ftなどという日が続き、当然ながら離陸したら戻ってこれない。それだけじゃなく、サンダーストームの予報 . . . 本文を読む

フライトログ:軽くプラクティスアプローチ

2010-12-17 | Flight Log (機長)
前回日記の続き。1500fpm以上の下降気流に巻き込まれ、風も強く、ガンガン飛ぶという思いが挫けた感じ。そのままレッドランズ空港に着陸し、とりあえず燃料を満タンとした。この時、ちょっとマナーの悪いパイパーアローが北側の給油スポットを占拠しており、まるで駐機スポットとして使っていた。こちらは南側の駐機スポットを使用していた。そうすると、ローカル機と思われるセスナ206が給油スポットにやってきた。明ら . . . 本文を読む

フライトログ:1500fpm!の下降気流に巻き込まれて、、、、

2010-12-14 | Flight Log (機長)
週末の朝、サンタモニカ空港に向った。Pacific Coast Highwayは低い霧に包まれていた。電話でサンタモニカ空港のATISを取ると、視程は4マイルでSky clearとのこと。霧は海岸線から内陸に入ってきていないようだった。空港に到着、エンジンオイルを1クオーツ足し、エンジン始動。いつものようにランナップ、そしてRwy21から離陸した。 Left downwind departure . . . 本文を読む

夜の空港で思うこと

2010-12-12 | 航空関連エッセイ
夏時間も終わり、日没が早くなった。結果的にナイトフライトの時間も増えるし、夜の空港にいる時間も増える。そんな中、毎年のように気になることがある。点灯できる電灯を全部点灯させてタクシーしているパイロット達だ。どんなチェックリストを使っているのか?、それとも使っていないのか知らないが、ランナップエリアなどでパシパシストロボを点灯させ、隣の飛行機の迷惑など気にしない阿呆が多い。 私が自家用免許の訓練を . . . 本文を読む

フライトログ:ナイトフライト、真横からのクロスウィンド

2010-12-11 | Flight Log (機長)
日没後、サンタモニカ空港に到着。夜なのに風が強いし、風向もおかしい。海風じゃなく、サンタモニカの山を駆け下りてくるような風。エンジン始動、ランナップエリアに向かい、念入りにランナップ。暖気中もマグチェックし、ラフらないか調べる。特に問題なかった。 Rwy21から離陸、270 at shore lineを選択。綺麗な夜景のなかを離陸していった。特にFequency changeも指示されず、そのま . . . 本文を読む

フライトログ:軽くアプローチ練習

2010-12-07 | Flight Log (機長)
先日ログブックを見てアプローチの数が足りないことに気付いた。飛行機仲間のKobaさんのアプローチ練習のSafety Pilotで同乗したりしているので、自分の中ではアプローチは十分に打っている錯覚に陥っていた。しかし、最後に自分自身の操縦でIMCを飛んだのは2ヶ月前、ラフトダッチェスでトーランス空港のILSを打った時だ。Simulated Hoodでのアプローチ練習は行ってきていないので、 . . . 本文を読む

フライトログ:スポッターに写真を撮られたかもしれない

2010-12-05 | Flight Log (機長)
この日も軽くローカル飛びをすることにした。視程は6マイル程度、完全に曇り空。ただ、Overcastの層は1万フィートくらいにあり、VFRで気軽に飛べる天気だ。あと、この日気付いたのだが、最近6ヶ月で6回のInstrument Approachを打っていない事が判明した。IFRは主に双発で飛んでおり、エンジン不調が続いたグラマンではVFR Onlyという状態が続いたのが原因だ。早々に2、3回Prac . . . 本文を読む

フライトログ:冬のナイトフライト

2010-12-03 | Flight Log (機長)
夏時間も終わり、日没が早くなった。空港に到着すると、完全に夜の帳が下りていた。吐く息も白く、懐中電灯片手に機体のプリフライトを行っていると、冬になったなと思う。プライム無しでエンジン始動。ランナップに向かい、十分に暖気。ヒーター全開にするが、なかなか機内が暖まらない。いつもの事だが、離陸出力に入れないかぎり、なかなか機内は暖まらない。この日はどこに行くか決めていなかったが、とりあえずローカル飛びで . . . 本文を読む