LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:しばらくカバーをかけずにいたら

2020-10-30 | Flight Log (機長)

前回のフライトからカバーをかけずに放置。外装には埃と汚れ、ジャカランタの花粉。見るからに汚い。Wash rachまでタクシーし、すぐに水洗いをしないとダメだ。その後にワックスがけ。ただ、機体に乗り込んでしまえば飛びたくなる。時間的に軽く飛べそうなので、プリフライトを済ませた。そしてエンジン始動、ランナップに向かう。

スポーツクルーザーの着陸、そしてPhenom Jetの着陸を待ってから離陸。VFRなのにだいぶ待たされた。そしてRight turn at shore line、いつものように海岸線で高度を上げる。すると、対向する機体を発見。こちら2500ftくらいで、向こうは1000ft上。完全反対方向。Special Flight Ruleに入る機体だろうか。とりあえず山側に回避すると、気流が不安定で揺れる揺れる、北風だ。Traffic informationが指す方向を見ていると、セスナを発見。その後、旋回してセスナの後に続く。ここでサンタモニカ管制塔からトラフィックアラート、そしてフリークエンシーチェンジとなった。そのセスナ、サンタモニカに降下していったので、Special flight ruleじゃなく着陸機だった。こちらはそのままSpecial Flight Ruleへ。

JPI700は絶好調。2500rpm23.5inchくらいのスロットル開度。そしてRich of peakにきっちり合わせた。巡航開始。すると、3番のシリンダーの温度が390度台近くまであがった。おかしいなと思っていると、温度は少しづつ落ち着いてきた。ミクスチャー設定も普段とさほど変わらないのに。3番だけのfuel flowを見てみたいが、この機体にはその機能はなし。

そのままパロスバーデスに抜けた。トラフィック多過ぎ。CHTも落ち着き、そのままロングビーチに降りることにした。ところが、Rwy25Lに降りる機体が多く、えらい忙しそう。面倒なので、そのまま東へ飛び、Socal approachにコンタクト、フラトン空港VOR-Aアプローチをリクエストした。Squawkをもらい、Seal Beach Class Dを無視するのが目的。Full approach?と言われたが、No needと返答。すぐに2000ftまで降下、そしてレーダーベクターでほぼVORの直近まで来た。かなり急激な左ターンを繰り返し、final approach courseに乗った。そして、contact FUL towerとなった。そして、enter left downwind, Rwy24 cleared to land。すごく空いている。着陸後、transient parkingに駐機。トイレ休憩をしようとしたら、GAセンターは完全閉鎖。コロナの影響で、どの空港も不便だ。空港駐車場に仮設トイレが置いてあるが、レストラン専用。営業時間後は完全に鍵がかかっている。ここにいても何もできない。帰途につくことに。

Transient Parkingからグランドを呼び、TEC-SMOをリクエストした。ランナップで待っていると、何も応答なし。Ready for copy if availableと返答すると、wait for a secondと管制官。相変わらずやる気がない。しばらくして、クリアランスが読み上げられた。

Cleared to SMO; after departure turn left 120, radar vector SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS; 3000/6000ft 10min, 124.3, 460X

ランナップ、コース入力終了。離陸準備完了、awaiting for releaseを伝えると、immediate take off no delay!と管制官。すぐにローリングテイクオフとなり、Socal departureへ。initialで4000ft。さらに5000ft。離陸時、油温が高いのが気になったが、上昇時にはむしろ少し下がったようだ。4800ftくらいまで来てSocal 125.35へハンドオフ。ここで6000ftまで上昇指示。巡航高度に達してから、full throttleのRich of peak、IAS150kt, TAS171ktとなった。SLI手前からオートパイロットオン。Socal 128.1にハンドオフ。そしてSLIを過ぎ、POXKUまで3-4分のところでclear direct BAYJYとなる。

Socal 128.1から125.5へハンドオフ。とこりが、呼んでも呼んでも応答なし。他の機体と話しをしている。これは冗談じゃないと、128.1に戻り、再度周波数を確認。そして、125.5、何度読んでも応答なしと伝えると、if no reply, come back to me.と管制官。128.1の女性管制官、非常に優しく好意的。やっと128.1が応答し、すぐにheading 300 to join V186となった。先ほど同様、GPSS-HDGに切り替え、altitude holdはそのまま。そしてV186レグをG530Wでアクティベート、再びHDG-GPSSに切り替え、さらに自動操縦が続く。Socal 124.0にハンドオフ。Santa Monica ATIS Eを伝えた。そろそろ下ろしてと思っていると、気持ちが伝わったのか5000ftへの降下指示。あと、heading 270 to join the final approach courseとなった。今日はG530W操作が忙しい。さらに4000ftへ降下、heading 240、cleared for approachとなった。あとはFwy405近くまでオーロパイロットのまま。ピッチコントロールだけマニュアル。Fwy405を越えてオートパイロット解除、いい感じに着陸した。

その後、Wash rackで洗機。一部、ジャカランタの花粉の黄色がボディー塗装に染み込んでいた。カバーをつけないと塗装へのダメージは大きい。あと、ラダベーターのマグネシウムの錆がひどい。いつか直して貰わないといけない。Wash rackでは水洗いで埃を落とし、A-A2-X Rwy21 Bとタクシーして駐機スポットへ。そして液体ワックスがけ、カバーかけとなった。

マグネシウム製のラダベーター、管理が大変だ。そろそろ修理と防錆加工が必要かもしれない。


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