LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:サンタモニカ市の嫌がらせ

2020-12-01 | Flight Log (機長)

超久々のフライト。サンタモニカ市の回し者、管理事務所の嫌がらせのせい。空港ゲートできちんと停車しなかったと、3週間もの間ゲートキーの機能を停止させられた。空港内は歩行禁止。事実上、飛ぶなということ。唯一飛ぶ方法は、空港ゲート前でサンタモニカ警察空港出張所のパトカーに連絡、彼らに迎えに来てもらい、愛機まで送り届けてもらう。帰りも同様にしないといけない。空港ゲートできちんと停車し、他の車両が空港に入らないようにブロックしろというが、こちらが一時停止したかどうか常時カメラで監視してるのだから、他の車両が勝手に空港敷地内に入るはずなどない。空港閉鎖に向けた新たなパイロット虐めだ。

やっとゲートキーの機能を復活させてもらった。サンタモニカ空港に到着し、ゲート前できっちり停車。カメラにむかって怒りの中指を立て、ゲートが閉まってから車を発車させた。そして、愛機のカバーを外す。なんとなく長く飛んでいなかった感じが伝わってくる。プリフライトを行いエンジン始動。クランクは長めだが1発でかかった。

そしてRwy3へタクシー。ランナップの後に離陸。アップウィンドで管制塔を呼び、Crosswind turnはどこなのか訊ねた。気づけば、Rwy3でダウンウィンドデパーチャーをしたことはない。Fwy10/405のインターセクションが目安だそうだ。さっそく指示通りにクロスウィンドターン。どんどん高度が上がる。

ダウンウィンドに来て、do you want a pattern work?と管制官。Turning North off shore, heading to CMAと答えておいた。ところが、4500ftくらいまで登ってきても不愉快な揺れで、かなりの東風だ。さっそく反転して3500ftに降下。2500rpm 20inchで飛び、さらに2400rpmまで落とした。JPI があるので、きちんとRich of peakに合わせた。140kt以下、いつでもVaで飛べるようにした。それくらいの揺れ。本来なら飛日続けるような気流じゃないが、久々のフライト、どんな状況でも空に浮かんでいたい。

終始揺れが続き、SMO 132 Special Flight Ruleの進路からかなり西側に流された。ロサンゼルス国際空港はRwy24/25、トーランス空港Rwy2を使っていた。両方ともテールウィンド気味だったが。そのままプラクティスエリアに出ると、かなりの訓練機がいた。1機、上下800ftの高低差、平面上では完全進路が交差する機体が1機。Traffic alertが出た。

ゆっくりと海上飛行。夕方の空と海は綺麗だ。やっぱりのんびりVFRフライトはいい。しばらくして、帰途につくことに。帰りもSpecial flight rule。かなりのWind correctionを取ったが、それでも西側に流された。北風成分はないのに、凄まじく揺れが激しい東風。ロサンゼルス国際空港を越えて、サンタモニカ管制塔を呼ぶ。left traffic Rwy3となった。降下しながらRwy3 endをかすめ、そして左反転しながらベースに入った。綺麗な夕陽に照らされ、気持ち良い着陸がきまった。やっぱりフライトはいい。自宅に戻ってADDSのサイトを見ると、ロサンゼルス全体がLow level wind shearの警告に覆われていた。やっぱり。

久々のフライトはよかったが、もう1回ゲートで停止しなかったら、サンタモニカ空港を出ていかないといけなくなる。サンタモニカ空港パイロットアソシエーションにも連絡を取ったし、サンタモニカ空港のビジネスアソシエーションにもパイロットへの嫌がらせについて報告した。空港でビジネスをするオーナーにも、ゲートで停車が不十分だと言いがかりをつけ、カードキー機能を停止させたりしているらしい。困ったもんだ。


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