LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:快晴の中、一人フラトン$100バーガー

2021-06-03 | Flight Log (機長)

久しぶりのフライト。June bloomの曇り空だったが、午後から晴れてきた。カバーをかけていたので、機体は綺麗。ラダベータートリムの取り付け部をグリスアップ。そして、入念なプリフライト。さすがにクランキングは弱かったが、1発で始動。B5 Run upへタクシー。ランナップの後、Rwy21 B5へタクシーしたかったが、IFRリリース待ちのシーラスが1機。どうやって捌くのかなと思ってグランドにコンタクトすると、Rwy21 B4 via Bとのこと。1本西側のタクシーウェイから離陸となるようだ。初めての経験。ただ、3000ftのRwyなので、あまり短い滑走距離にしたくない。cleared for take offとなったが、少しタクシーバック気味に進入し、フルブレーキフルスロットルのダッシュ滑走。向かい風もあり、良い感じに離陸した。そのままRight turn at shorelineで飛行を続ける。トラフィックが忙しい。モニターにはたくさんの機体。コロナ騒動も落ちつき始め、飛ぶ人も増えてきたのだろう。反転して3500ftでSpecial flight ruleへ。先行する機体が1機、128.55でやりとりしながら飛ぶ。どこに居るのか?と思っていたら、なんと抜き去ってから分かった。2500rpm23インチの飛行なので、TAS165ktは出ていただろう。ADS-Bがないとわからないような位置関係。飛行機には死角が多い。

海上には雲、6月らしい天気。パロスバーデスを1周し、Point FarminからSocal approachを呼ぶ。そして、フラトン空港 VOR-A Practice approachをリクエスト。練習したいというより、エアスペースを考えずにレーダーベクターされながらフラトン空港に入る手っ取り早い方法だから。2000ftで延々と東に飛び、やる気のないレダーベクターを受けながら、VOR-A approach開始。Socal approachの管制官、こちらの意図が分かっているのだろうか。フラトン空港の管制官はSocal approachの何倍もやる気がなく、initial contactでcircle South Rwy24 cleared to landとなった。After BWALT, circle Southなら分かるが、勝手にしてくてって感じの態度。こちらも勝手にワイドダウンウィンドを飛び、ベースをほとんど作らずに旋回を継続しながらファイナルに入った。着陸後はtaxi way Dから出て、trasient parkingに駐機。屋外ダイニングで賑わうWings Cafeに立ち寄った。

一人愛機を眺めながら、アイスティーに目玉焼きサンド。なんとも心地よい時間。小一時間ほど休憩しただろうか。長居しすぎたので、さっそく帰途へ。 グランドにコンタクトし、Tower enroute to KSMOをリクエスト:cleared to kSMO, after departure turn left heading 120, radar vector to SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS, direct, 2000/6000ft 10min, 125.35, 47XX

ランナップが終わり、すぐにリリースかと思いきや、かなり待たされた。なんでフラトンで待たされるのか理解不能だが、やっと離陸となる。離陸後、Socal departureへ。ここで5000ftと言われた。レーダーベクター中、薄い雲が1000−2000ftくらいに点々としていたが、突っ切ることはできなかった。ここでオートパイロットオン、クルーズパワー設定。ところが、すかさず6000ftまで上昇させられた。上空は暑い。地上は70度F、上空は80度F以上ある。フルスロットル、IAS150-151kt、OAT80-81F。これでTAS172kt以上。ただ、CHTが高め。100-150度F rich of peakで飛んでいたが、本当にCHTを落としたいならスロットルを絞ることだ。temperature inversion気味なのに気流は安定、気持ちよくオートパイロットで飛行。途中、Socal 124.1の管制圏でPOXKUまで行かず、left turn direct to BAYJYとなるショートカット。オートパイロットをいじってハンドフリーフライトが続く。S-TECオートパイロットへの入力をGPS Signalから通常のHeading modeに変更し、ヘディングバグをおおよそBAYJYに向かうheading へ設定。そして、G530フライトプランからdirect to BAYJYを選び、Heading modeからGPS Signal modeへ。操作するボタンは多いが、横目でもできるくらい習熟している。

Socal 125.5へハンドオフ。ここで、テールナンバーが似通った機体があり、VFR 6500ftと謎の指示。こちらがリードバックして6500ftへ上昇開始。ここで、その指示は自分じゃないことが分かった。Pay attention to the tail number pleaseと言われたが、ちゃんとこっちのテールナンバーをコールバックしたじゃん。いずれにせよ、すぐに再降下。V186ではすごい向い風。TAS172ktなのに、GS160ktしか出ない。Socal 124.6にハンドオフ。ここでアプローチをたずねられ、RNAV21と返答。DARTSからのフルアプローチと思っていたが、途中へheading 260, 4000ftとの指示。気流が安定しているので、Yellow arcでのフライト。そしてさらに240、3000ft cleared for approachとなる。ちょっとオーバーシュートしたが、立て直してサンタモニカ管制塔へ。ここで、you are Number3, slow downと言われた。ピッチダウンでGS170ktは出ていた。少しピッチアップして減速、ギアダウンして100kt以下まで速度を落とし、トラフィックモニターで先行するトラフィックとの間隔を調整。ロングファイナルを100ktくらいで延々と飛ぶ機体ってなんだろう。着陸は良い感じに決まった。

久々のWings Cafe訪問。パンデミックに負けず、空港や併設レストランにも活気があるのがいい。


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