LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:シングルエンジンでのIFR遊びには程よい曇り方 第二話

2010-02-28 | Flight Log (機長)
前回日記からの続き。程良い雨雲がロサンゼルスダウンタウンの辺りを被っている。雲低は1500ftから2000ftくらいで、シングルエンジンのIFRには好都合。雲の厚みは3000ー4000ftくらいあり、Tower Enroute IFRの高度を考えると、エンルートは雲を突き抜けまくりの楽しいフライトになりそう。アイシングレベルは雲よりも上で、この日にIFRを飛ばずして何をして遊ぶ!という好条件。 . . . 本文を読む

フライトログ:シングルエンジンでのIFR遊びには程よい曇り方 第一話

2010-02-27 | Flight Log (機長)
この日は飛行機仲間のKobaさんがセスナ172を飛ばしてアプローチの練習をする予定になっていて、私はSafety Pilotをお願いされていた。ただ、当日は2000ftくらいから4000ftくらいまでの高さに点々とするBrokenの雲があり、Hoodをかぶってのアプローチの練習をしにくい天気になっていた。 とりあえずKobaさんのベース空港、トーランスまで飛んでみることにした。さっそくサンタモニ . . . 本文を読む

セネカに次ぐクロカンマシン?!

2010-02-25 | 航空関連エッセイ
とある病院グループが所有する非常に程度が良いセスナ414改がトーランス空港にやってきた。先日の日記にも出てきたグラスコクピットのセネカVを所有する病院グループだが、CEOの移動用にこのセスナ414も所有している。最近は機動性と積載量のバランスに優れたキングエアーに目移りし、セネカV同様にセスナ414は要らなくなったとのこと。この機体をOperateすることになった友人R氏から連絡があり、すぐに機体 . . . 本文を読む

フライトログ:雪山を越えて

2010-02-21 | Flight Log (機長)
いつものごとく、朝からサンタモニカ空港に向かった。この日も私の隣のスポットにセスナ172を駐機しているLarryがフライトの準備をしていた。どうやらSanta Ynez Airportに向かうらしい。”Where are you flying in?”とたずねられたが、”not decided it yet”と返答。 オイルを1クオーツ足し、エンジン始動。ランナップエリアで暖気した。Weather . . . 本文を読む

ロサンゼルスの名所の一つ、HOLLYWOODサインが消えてしまった。

2010-02-19 | Flight Log (同乗飛行)
最近はセスナ182を飛ばし始めたA先生のフライトに同乗させてもらうことになった。この日はA先生の友人で普段は日本在住のSさんも同乗。サンタモニカから離陸してマリブの海岸線を飛び、キャマリロまで向かうことも考えていた。ただ、せっかくの機会だから、HOLLYWOODサインの横を飛び、ロサンゼルスダウンタウンを経由してパロスバーデスの海岸線まで飛ぼうというコース取りに変更した。 3人で機体に乗り込みエ . . . 本文を読む

フライトログ:右ブレーキを修理しにトーランス空港までフライト

2010-02-17 | Flight Log (機長)
先日のフライトで右ブレーキの不調を経験した。これはメカニックに見せたほうがいいと、この日は機体が駐機してあるサンタモニカ空港からメカニックのいるトーランス空港まで飛ぶことにした。一応ブレーキラインを目視確認したが、とくに漏れなどはみえない。エンジン始動、相変わらず効きの悪い右ブレーキだが、タクシーは十分にできる。やはりキャスター式のノーズギアを持つ機体にとって、メインギアのブレーキは超々重要な働き . . . 本文を読む

フライトログ:夕暮れフライトに出たのはいいが、ブレーキが不調に。

2010-02-16 | Flight Log (機長)
小型機のIFRで飛ぶには天候が悪かったり、サーフィンなどの飛行機以外の遊びに時間を割いてたりしていたら、気付けば2週間くらいの期間空を飛んでいなかった。平均週2回ペースで飛ぶ自分としては、約2週間のご無沙汰は永遠に感じる。 仕事帰りにそのままサンタモニカ空港に向かった。ちょっとの時間しか取れないが、夕暮れ時に軽く空に上がりたかった。愛機グラマンの駐機スポットに到着、プリフライトを行いエンジン始動 . . . 本文を読む

フライトログ:ブラケット空港でランチ

2010-02-12 | Flight Log (機長)
この日はグラマンでのローカルフライト。セネカIIを飛ばしたり、セネカVを飛ばしたり、セスナ182の横に乗ったり、色々な機体と付き合っていると、なんだかグラマンとの付き合いが浅くなっている感じがした。ここは愛機でじっくりローカルフライトを楽しみたい所。 朝のサンタモニカ空港に到着。カウルを開けてエンジンチェック、そしてオイルを足した。オイル交換まであとTACH4時間くらいあるが(前回オイル交換からT . . . 本文を読む

Cirrus Jetこと、Cirrus Vision SF50がサンタモニカ空港に来ていた

2010-02-09 | 航空関連エッセイ
仕事の帰り、夕暮れ時、ふとサンタモニカ空港に車を走らせた。先日機内に忘れものをしたので、それを取りに自分の駐機スポットに行くためだ。空港のセキュリティーゲートを通過し、駐機スポットに向かう途中、CIRRUS社のトラックとトレーラーが駐車しているのを見かけた。普段はオーナー達が駐車するスポットなので、”こんな所で何をしているのか?”と覗き込むと、なんとCIRRUS VISION SF50、CIRRU . . . 本文を読む

フライトログ:最近型のセネカVでクロカン飛行 第二話

2010-02-08 | Flight Log (機長)
2008年式のセネカVを駆ってロサンゼルス トーランスからアリゾナ セドナまでやってきた。本来の目的地はフラッグスタッフだったが、低い雲とILS装備の滑走路が使えない風向きによって着陸を阻まれた。結果的にもっと景色の綺麗なセドナに来る事ができたのだが、フラッグスタッフで乗客をピックアップする予定だった乗客の家族は迷惑を被った。30-40分かけてセドナまで車を走らせないといけないからだ。 そんな乗 . . . 本文を読む

フライトログ:最近型のセネカVでクロカン飛行 第一話

2010-02-07 | Flight Log (機長)
パイパーセネカII / PA34-200Tを飛ばすようになってしばらく経つ。セネカの飛行時間も20時間くらいとなり、そのうち半分くらいがソロ時間。セネカという機体の魅力が見えてきた時期だが、幸運にも最新鋭のセネカV / PA34-220Tを操縦する機会を得た。セネカ自体の操縦性には慣れているので、セネカVを操縦するにあたっては最新鋭の機能を使いこなせるかというのが課題。さっそく事前勉強してみたが、 . . . 本文を読む

セスナ182Pでローカルフライト(動画)

2010-02-04 | Flight Log (同乗飛行)
友人で飛行機仲間、A先生がセスナ182Pのチェックアウト終了。ハイパフォーマンスのエンドースメントを得て、セスナ182で自由に飛び回れるようになった。この日は右席に招待してもらい、軽いローカルフライトに出ることに。 乗り込んでみていつも思うが、やはりセスナ182は172よりも全体に一回り大きい。これくらいのサイズがあると大人4人乗りでもキツい感じがしない。 エンジン始動、6気筒エンジンの音 . . . 本文を読む

フライトログ:ナイトIFRフライト

2010-02-03 | Flight Log (機長)
またまた仕事帰りのナイトフライトに出ることにした。天気も良く、風も穏やかな夜。どこに行くかまったく決めていなかったが、夜空を一人で飛びたくて空港に向かった。プリフライトを行い、エンジン始動、ランナップエリアに向かい暖気。ここでIFRで飛んでみるかと思った。ウェザーチェックではロサンゼルス全域VFRで飛べる穏やかな夜で、一部Hazyな空域があるのみ。このグラマンAA1を駆ってNight IMCの状態 . . . 本文を読む

フライトログ:低速機グラマンで4時間のクロカン飛行

2010-02-02 | Flight Log (機長)
いつものように、どこに行こうか決めずにサンタモニカ空港に入った。ウェザーブリーフィングでは東西南北100マイル四方(西は海だが)の天気を確認、完全なVFR、どこに行っても快晴だ。プリフライトチェック、機体に乗り込みエンジン始動。ランナップエリアに向かい、エンジンを暖気しながらどこに行くか考えた。何の気なしにラジオをタワーの周波数に合わせると、IFRで離陸するGulfstream 250に進路を譲る . . . 本文を読む

フライトログ:仕事帰りのローカルナイトフライト

2010-02-01 | Flight Log (機長)
仕事帰りにサンタモニカ空港に向かった。今夜は特に用事があるわけじゃなく、軽く生き抜きのフライトをして帰宅することにした。懐中電灯片手にプリフライト。オイルレベルが少し低いので、1クオーツオイルを足し、プリフライトを終えた。エンジン始動、ランナップエリアへ向かう。油温の針が動き出すまで暖気、そしてランナップを行い、Rwy21から離陸した。自分の前にターボプロップのツインコマンダーが離陸していったので . . . 本文を読む