RG50ガンマとTS50Wハスラー

ピカピカなRG50γをみかけた。　
＃　カタログ画像をネットから拝借したが、FISCOでウンチーニだよ！



週末毎に境川のサイクリングコースをドタドタ、ヘロヘロと走ったり歩いたりしている訳だが、その横をチャリに乗ったアスリート達が風のように颯爽と駆け抜けていき、それが格好良いやら羨ましいやらで自分もチャリで走ってみたくなるのだ。ガキの頃はチャリンコ三昧だったし、体型以外の見た目は金の問題だし、境川から湘南海岸に出て鎌倉まで走って帰る位なら十分トレーニングになるはずだ。

ただ、運動部でチャリ通学だった高校時代は、ひたすら単車に乗りたかった。
部活で散々走らされた帰路、山道をあえぎながらチャリで登って帰るときに、バタバタと抜いていくおっさんカブでさえ溜まらなく羨ましかったのだ。多分、30年近く前と運動量は別にして、心理的にはさほど変わらないのだろう。チャリにはその想いがついて回るので、なかなか手を出せないでいる。

あの頃、一番現実的な選択肢として身近な存在だったのがRZ50かRG50γだった。原付で一番速くて装備も豪華で、この二択以外眼中になかったのだ。卒業して待望の免許と共に手に入れたのはTS50Wハスラーだったが、ガンマと同じ水冷7.2馬力エンジンで規制前だったから、妥協したといっても過言ではない。
TS50Wハスラーが大柄で長距離ツーリングをこなせたのが単車人生を決定づけたようなものだが、小さくて速さに特化したRG50γだったらどうなっていただろうか？


(この画像もFISCOで撮って貰ったもの）

赤信号でRG50γをじっくり眺めながら、そんな事をふと考えた日曜の昼下がりだった。