貴の備忘録

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ピアノの防音工事

2016-06-09 08:08:08 | 雑感
我が家とお隣さんは共にピアノを習わせているが、お隣さんは防音がしっかりしていて音漏れがほとんど無いのに対し、我が家は普通に音漏れしていた。
我が家は建売だが、高断熱高気密時代なので複層ガラスのサッシが全窓に使われるなど普通に暮らす分には十分快適だが、さすがにピアノの音には対応出来ず、最初からピアノを置く前提で建てたお隣さんとは次元が違う。
サイレント機能付きのピアノを使っているが、サイレント状態では音色が違うなど違和感が大きい様で余り活用していないのも問題だ。

一方で立地が恵まれていて、前後の家とは十分な距離と高低差が有って音が直射しないし、左右の隣家との距離も1m以上あって、ご近所さんからは気にならないと言って頂いていた。ただ、ご近所さんのご好意に一方的に依存する状態には変わりなく、ようやく重い腰を上げて防音に取り組んでみた次第だ。

防音は窓の対策が重要で、内窓を付けて二重窓化することにした。
後付け内窓はTOSTEM、YKKを始め何社も出ているので相見積を取りながら業者に相談した結果、防音ガラスでは無く3mm+5mmの複層ガラスにした。WEBで調べる限り防音ガラスの一択だが、見積に来た施工者は口をそろえて異厚の複層ガラスで十分満足できるだろうという。対策部位はピアノ部屋のピアノ背面の上下窓、ウッドデッキに面する掃き出し窓とLDK側の掃き出し窓にした。

施工は1窓辺り30分程度で、枠の部材を固定して建て付けを調整するだけだった。
ふかし枠不要で作業工数が少ないのだが、見積時に専用治具を使ってしっかりと寸法をはかっただけ有って、手直しは一切無く見事な手際だった。自分でも出来そうだとは思ったが、採寸が完璧だから簡単に見えるだけだと思う。

肝心の防音効果だが、体感ではっきり分かるほど音漏れが減った。
特に家の正面ウッドデッキ側の音量が下がったので、ご近所さんも室内なら聞こえないはずだ。ただ、ピアノ背面の壁から結構な音が漏れていて、お隣さんとは明確な差がある。この壁には24時間換気口のガラリがあって、そこからも抜けているようだ。
ピアノ背面の窓だけでも防音ガラスにすれば良かったと思うが、まぁ後の祭りだ。

ここまでは想定していたので、不要になったクッションタイルをプラダンに貼り付けてピアノの背面を覆った。
音質が変わるのであまり良くない手だが、外壁が振動するほど音圧があるのでやむを得ない。さらに吸音材を買ってきて、ピアノ背面の壁に貼り付けた。結果、内窓ほど目立った効果は無いが対策する度に音漏れは少しずつ減っていった。もはや単車小屋内では聞き取れないほどなので、騒音問題は心配しなくても良いと思う。

この先やることは24時間換気口を防音化することと、ピアノ背面壁の遮音強化だ。換気口は簡単のようだが、壁は御猫様対策が重要で、奴らはヒマがあったら破壊工作に勤しむので、爪が立つ表面仕上げは禁物だ。
最もお隣さんベンチマークのレベルが高く、同等にするのは無理だろう。これくらいで勘弁しといてやろうか?という気になっている。
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