「サウンド・オブ・ミュージック」 1965年 アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
出演 ジュリー・アンドリュース
クリストファー・プラマー
エリノア・パーカー
リチャード・ヘイドン
ペギー・ウッド
アンナ・リー
チャーミアン・カー
ニコラス・ハモンド
ヘザー・メンジース
デュエン・チェイス
アンジェラ・カートライト
デビー・ターナー
キム・カラス
ストーリー
志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。
マリアはある日院長の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。
トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。
大佐が婚約者の男爵夫人(エレノア・パーカー)を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。
帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。
数日後トラップ家のパーティで、マリアは大佐と踊った時、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。
しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが、そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。
だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人はひとりウィーンに旅立った。
大佐とマリアは結婚した。
大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。
ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。
祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道は亡命で、音楽祭を利用して脱出を計画するが…。
寸評
雄大な自然の中でマリアと子供たちが繰り広げる物語は、幅広い年齢の者が理屈抜きの楽しめるミュージカルとなっていて、全16曲が歌われる。
冒頭は丘の上にいる豆粒ほどのマリアが空撮で写され、グーンと近づいていくとThe hills are alive with the sound of music とジュリー・アンドリュースが「サウンド・オブ・ミュージック」を歌い上げ、この時点で観客を引き付けてしまう力を持ったオープニングである。
マリアは修道女見習いでお転婆であることが、修道女たちの「マリア」によって紹介され、マリアは修道院長に勧められてトラップ邸へ向かう。 歌われるのは「自信を持って」だ。
トラップ家の子供たちは厳格に育てられているがいたずら好きだ。
長女リーズルは電報配達のロルフと密かな恋仲であり「もうすぐ17才」を歌って甘いひとときを過ごす。
ダンスナンバーと呼ばれる曲はないが、あえて挙げればこの曲だろう。
マリアが子供たちと打ち解けるのは雷鳴とどろく嵐の夜で、励ましの歌である「私のお気に入り」が盛り上げる。
マリアは仲良くなった子供たちと遠足に出かけ、皆が知っている歌がひとつもないと聞いて驚き、教える歌が「ドレミの歌」である。
日本ではドはドーナツのドと唄われるが、言語ではDoe, a deer, a female deer(ドゥは 鹿、雌鹿)と唄われる。
3オクターブともいわれるジュリー・アンドリュースの高音が響き渡る。
マリアが解雇されそうになるのをつなぎとめるのが、トラップ大佐が自らも長い間忘れていた歌「サウンド・オブ・ミュージック」だった。
トラップ大佐の婚約者歓迎会でマリアと子供達によって歌われるのが「ひとりぼっちの羊飼い」で、大佐は「エーデルワイス」を歌い、オーストラリアへの忠誠を示す。
舞踏会で子供たちが歌う「さようなら、ごきげんよう」は可愛らしく、一番下のブリギッタは愛嬌がある。
大佐への愛を感じたマリアが置き手紙をしてそっと修道院に戻るところで第一部は終わるが、この時点で全ての観客は大満足となっているはずだ。
第二部はマリアが院長から神の愛も男女の愛も同じだと諭されるところから始まるが、修道院長の歌う「すべての山に登れ」の歌声に驚かされ、「そうだ、これはミュージカル映画なのだ」と再確認させられる。
「私のお気に入り」を歌ってマリアが登場した時には、子供達だけではなく僕たちも嬉しくなってしまう。
トラップ大佐とマリアは「何かいいこと」で愛を確認し、「マリア」で結婚式をあげる。
ドイツの招集に不本意な一家が逃れるために利用するのが音楽会で、いよいよクライマックスとなる。
「ドレミの歌」に始まり、「エーデルワイス」で観客と共にナチスドイツに意思を示し、そして「さようなら、ごきげんよう」で一人ひとりが消えていくという盛り上がりを見せる。
修道女たちの助けも借りて、「すべての山に登れ」と共に逃亡先のスイスへと向かう山越えでエンディングとなる。
あらすじを示すだけですべてのシーンが蘇ってくる、ファミリー・ミュージカルの最高峰に位置する作品だ。
監督 ロバート・ワイズ
出演 ジュリー・アンドリュース
クリストファー・プラマー
エリノア・パーカー
リチャード・ヘイドン
ペギー・ウッド
アンナ・リー
チャーミアン・カー
ニコラス・ハモンド
ヘザー・メンジース
デュエン・チェイス
アンジェラ・カートライト
デビー・ターナー
キム・カラス
ストーリー
志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。
マリアはある日院長の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。
トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。
大佐が婚約者の男爵夫人(エレノア・パーカー)を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。
帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。
数日後トラップ家のパーティで、マリアは大佐と踊った時、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。
しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが、そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。
だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人はひとりウィーンに旅立った。
大佐とマリアは結婚した。
大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。
ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。
祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道は亡命で、音楽祭を利用して脱出を計画するが…。
寸評
雄大な自然の中でマリアと子供たちが繰り広げる物語は、幅広い年齢の者が理屈抜きの楽しめるミュージカルとなっていて、全16曲が歌われる。
冒頭は丘の上にいる豆粒ほどのマリアが空撮で写され、グーンと近づいていくとThe hills are alive with the sound of music とジュリー・アンドリュースが「サウンド・オブ・ミュージック」を歌い上げ、この時点で観客を引き付けてしまう力を持ったオープニングである。
マリアは修道女見習いでお転婆であることが、修道女たちの「マリア」によって紹介され、マリアは修道院長に勧められてトラップ邸へ向かう。 歌われるのは「自信を持って」だ。
トラップ家の子供たちは厳格に育てられているがいたずら好きだ。
長女リーズルは電報配達のロルフと密かな恋仲であり「もうすぐ17才」を歌って甘いひとときを過ごす。
ダンスナンバーと呼ばれる曲はないが、あえて挙げればこの曲だろう。
マリアが子供たちと打ち解けるのは雷鳴とどろく嵐の夜で、励ましの歌である「私のお気に入り」が盛り上げる。
マリアは仲良くなった子供たちと遠足に出かけ、皆が知っている歌がひとつもないと聞いて驚き、教える歌が「ドレミの歌」である。
日本ではドはドーナツのドと唄われるが、言語ではDoe, a deer, a female deer(ドゥは 鹿、雌鹿)と唄われる。
3オクターブともいわれるジュリー・アンドリュースの高音が響き渡る。
マリアが解雇されそうになるのをつなぎとめるのが、トラップ大佐が自らも長い間忘れていた歌「サウンド・オブ・ミュージック」だった。
トラップ大佐の婚約者歓迎会でマリアと子供達によって歌われるのが「ひとりぼっちの羊飼い」で、大佐は「エーデルワイス」を歌い、オーストラリアへの忠誠を示す。
舞踏会で子供たちが歌う「さようなら、ごきげんよう」は可愛らしく、一番下のブリギッタは愛嬌がある。
大佐への愛を感じたマリアが置き手紙をしてそっと修道院に戻るところで第一部は終わるが、この時点で全ての観客は大満足となっているはずだ。
第二部はマリアが院長から神の愛も男女の愛も同じだと諭されるところから始まるが、修道院長の歌う「すべての山に登れ」の歌声に驚かされ、「そうだ、これはミュージカル映画なのだ」と再確認させられる。
「私のお気に入り」を歌ってマリアが登場した時には、子供達だけではなく僕たちも嬉しくなってしまう。
トラップ大佐とマリアは「何かいいこと」で愛を確認し、「マリア」で結婚式をあげる。
ドイツの招集に不本意な一家が逃れるために利用するのが音楽会で、いよいよクライマックスとなる。
「ドレミの歌」に始まり、「エーデルワイス」で観客と共にナチスドイツに意思を示し、そして「さようなら、ごきげんよう」で一人ひとりが消えていくという盛り上がりを見せる。
修道女たちの助けも借りて、「すべての山に登れ」と共に逃亡先のスイスへと向かう山越えでエンディングとなる。
あらすじを示すだけですべてのシーンが蘇ってくる、ファミリー・ミュージカルの最高峰に位置する作品だ。
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