猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

すごく嫌だ。

2007年01月20日 23時58分37秒 | ぶ~すか言ってやる!
1月17日。

不幸な事故によって、タレント風見しんごさんのお嬢さんがまだ10歳という幼さで亡くなったが。

私は、この話題をTVで見るたびに不快になる。

「風見さんはいまだ悲しみの中にいる」

とか、

「床に声をあげて泣き崩れた」

とか。

最愛の我が娘を失った父親の姿を、メディアはどうしてそんなに詳しく追いたがるのだろう?

いまだ悲しみの中にいる?

当たり前だろ。

数日前に娘を失って、そう早々と悲しみから抜け出せるわけがない。

それなのに『いまだ』だと?

仕事とはいえ。
彼を囲むレポーターには人の心がないのだろうか?

奴らは。
もし、自分の子供が同様の事故により不幸にして亡くなった場合。

あんな風に

「今のお気持ちは?」

「犯人に対してのお気持ちは?」

と聞かれて、その質問者を許すことが出来るのだろうか?

確かに芸能人は、公私の区別は一般人よりない。
スキャンダルさえ一種の宣伝であるのだし、いつもはそれらを売り物にして生活をしているのだから、ある程度のことには答える義務があるだろう。

しかし。

せめて家族の誰かを亡くしたときぐらいは、一切、本人からの申し出がない限り取材をしないという協定ぐらい作れないものか。
通夜・葬儀に出席した人間の自己顕示欲を満足させるような取材はしないでおけないものか。

ああ、本当に嫌だ。

萩本欽一が芝居がかった態度で

「奥さんに娘さんの最期の言葉はなんだったの?と聞いたらこう答えた」

と、インタビューに答えていたのも、本当に本当に許せない。

娘を亡くした母親にそんな質問をすること自体が許せないが、さらにそれをカメラの前で披露するなんて。

ああ、はらわたが煮えくり返る。

極楽とんぼ山本のときにも、あの事件を利用した萩本欽一には反吐が出たが、今度はもっとだ。

でも、きっと世の中の善良なおじさんおばさんはそんなこと気づかずにあの芝居がかった態度を信じるんだろうなぁ。

ああ。
すごく嫌だ。

この世は穢いね。
コメント (8)
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