日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



翌朝、ご来光を見に外輪山に登っていく人は4時前に小屋を出ていかなくちゃならないけど
どうせ七高山行くつもりだからとご来光はパス。
小屋前で影鳥海を見ることに。
何となく薄く映ってる?


さあ、朝食を頂いてから出発です。
先ず七高山へ。とガレ場を印通りに登っていくけど、途中で分からなくなっちゃって・・・。
このザレを歩くのかしら~。滑りそうで怖い。
ザックを背負いカメラもガンガン岩にあてて疲れるぅ~。
こんなところで体力使っちゃったらバテて怪我をしそう。
無理せず七高山は諦めてあっちに登ろう。先は長い。


向い側の外輪山に登っていく人が見えました。
あの真ん中の棒が立っているところまでの登り。
七高山は左側に行けば行かれるけれど、ここで30分のロス。大人しく右の外輪山を下ろう。


反対側に登って見てみたら、真ん中辺りの茶色い部分が少しざれていてあそこでビビったのでした。
印だって見えなくてホントにここでいいんだろうか?と不安でした。
でもこんなことなら早起きしてご来光を見に七高山に登っておけばよかった。


尾根の向こう側、南側は素晴らしい景色でした。
下は雲海。山々の重なりが美しい。


もしかしてあの山は?


登りにこちらを歩いてきたというご夫婦が
『鳥海山の花が全部あったんじゃないかと思うほど花だらけだった。』
と小屋で聞いていました。稜線歩きが楽しみ。
下から見た感じの外輪山のイメージとは違う、気持ちの良い尾根歩き。


ホント!イワギキョウいっぱい。


ウサギギク         アオノツガザクラ
 

ミヤマリンドウ       オトギリソウ
 

カンチコウゾリナ      ヨツバシオガマ


もうあんなに遠く・・・。


平和~。海岸線が見える。


やっぱりあれは、きっと月山。


ハクサンシャクナゲ


ミヤマダイモンジソウ


鳥海湖が見えてきた。左側の尾根、笙ヶ岳もお花がいっぱいだとか。
時間の許す限り寄ってみようかと思います。


ハクサンシャジンはほんとにいっぱい咲いていました。






ハクサンフウロ        ヤマハハコ
 













チョウカイフスマ






昨日の分岐点、七五三掛に戻ってきました。


昨日通った道だけど、昨日よりお花がいっぱいの気がする。
行きと帰りでは道の印象も違ってきます。






チョウカイアザミ         オクキタアザミ


鳥海湖の分岐まで来ました。ここから左手へ。


ニッコウキスゲの群落


ハクサンイチゲはまだ新鮮




ミヤマリンドウ       チングルマ
 

アオノツガザクラ




鳥海湖。人もいず静かな湖畔。
日影がなくて暑い。少し早いけどここでお昼。 




ウラジロヨウラク         キンコウカ


イワイチョウ           ヒナザクラ




さて、笙ヶ岳に行くのだけれど、昨夜小屋で2本のペットボトル買ったけれど
暑くて暑くて、残り少ない。水分無くなったら万事休す。
ここから少し登って御浜小屋まで往復40分ほど。トイレも借りたいし・・・。
時間がなければ笙ヶ岳は途中まででもいい。
そう考えてザックを分岐にデポして御浜小屋に向かいました。
アクエリアスとお茶のペットボトルを一本ずつ購入。
冷たいのを出してくれました。有り難い~。
小屋までの登山道もお花畑でした。


ひときわ鮮やかな色の濃いハクサンシャジン。


下山は大平山荘に下ります。分岐にザックをデポして、往復1時間ほどのつもりで笙ヶ岳へ。
ニッコウキスゲの群落。


ハクサンイチゲの群落。


ヒナザクラも混じって。可愛い。


斜面全体お花畑。


三峰へ。


笙ヶ岳は三峰、二峰、山頂となって少しのアップダウン。
どこまで行かれるかな~と思ったけど、三峰登って二峰への下り見えたら・・・
また登り返さなくちゃならない。
帰りは16時40分の乗り合いタクシーを予約してあるので時間はあるけれど
目一杯歩いたら疲れ切っちゃう気がして、それに暑くて汗びっしょりなので早くお風呂に入りたい。
下山口の大平山荘で日帰り入浴ができるのです。
お花はたっぷり見たし~で引き返し下山することにしました。

分岐まで戻りますが、あれっ?あっち(左手)に行く道はどこに通じてるの?
地図には載っていない道です。
もしかして大平口への近道か?そうだったらこっちにザックデポしとけばよかったな~。
この道を来た人に聞くと賽の河原から来たと。???


もう一山超えてザックをデポした分岐に戻ります。


山頂へお別れ。


こちらも石畳の道が続いています。
途中で雪渓で途切れるけれど、えっ?雪渓を横切ってあっちの山に登っていく人たちがいる!
あそこからさっきの所に行かれるようでした。
ここは真っ直ぐ進み河原宿へ。河原宿と賽の河原は点線で繋がっています。


こちら側の下山路にも新鮮なチングルマ。


振り返って。こちらも緩やかな登山道が続きます。


コバギボウシ       クルマユリ


展望台から大平山荘が見えました。
ここからは樹林帯の急下りになります。


無事下山しました。後は大平山荘まで道路を20分ほどの下りです。


えっ?!どういうこと?
2日前に乗り合いタクシーでここに寄った時、
確かこんな張り紙はしていなかった。
あ、ここでお風呂に入れるんだなって思ったもの。
ゆっくりお風呂に入ろうと
少し早めに下りてきたのに。
がっかり~。

中に入り、フロントの方に聞くと
水不足でやっぱり日帰り入浴はダメで、
トイレで着替えさせてもらえることになりました。
汗びっしょりで気持ち悪かったので着替えができただけでも有難い。
とても親切に対応していただきました。

行き難さでなかなか行かれなかった鳥海山。
こんなにお花がいっぱいの山だとは思わなかった。
遠くから見る端正な三角形の姿をしているけれど、歩いてみると山がすごく大きくて立派。
車で来て日帰りで登る人が多いけれど、お花を愛でながらゆっくり登りたい山です。
ま、私は体力的に無理なので否応なく小屋に泊らなくてはなりませんが。
遠くて中々叶わないけれど、何度でも登りたくなる山だなと思いました。









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