日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



白馬岳から雪倉岳、朝日岳を縦走するコースはお花がとても多くて素晴らしいという。
前々から行きたかったコースだが、白馬山荘から朝日小屋まで8時間のロングコース(私にとって)。
コースタイムが8時間ならば休憩や食事時間も入れれば、私ならたっぷり10時間はかかる。
でも年々年老いていく身。早くしないと行かれなくなってしまう。
今年は最後のチャンスと思って、決死の覚悟で出発したのだった・・・。

入山は栂池。
白馬岳から白馬大池の間が未踏になっている。
ずいぶん前にやはり栂池から白馬岳を目指したが、大雨のため登頂断念、白馬大池から蓮華温泉に下山したことがある。
白馬大池から白馬岳の間もお花の多いコースだというので一度は歩いてみたいと思っていた。

ところが!
当初の天気予報が日々ずれ込み、挙句の果てに台風まで!
一日目、二日目はまだ大したことはなかったが、三日目、
夜のうちから強風と大雨!
白馬山荘で一日停滞も考えたが、天気予報では次の日の天気も芳しくない。
おまけに例によって頭痛と吐き気がまた襲い、ここでもう一日過ごすことが耐えられなくなり、朝日小屋に予約のキャンセルを入れ下山。
大雨と信州側から吹き上げる強風に煽られながら、元来た道を引き返し栂池まで下りてきました。

前置きが長くなりましたが、重い思いして担ぎあげたデジ一。
一日目二日目は時間に余裕もあったのでゆっくり写真を撮りながら、と思っていましたが、天気がイマイチでたくさんは撮れませんでした。
元々カメラのセンス無しなので、コンデジと大して変わらないかも~。



*************************

一日目
栂池(自然園)~天狗原~白馬乗鞍岳~白馬大池山荘(泊)

栂池自然園を一時間ばかり散策しました。
実は私は自然園を全部歩き切ったことが無いのです。
ついでに寄ったり雨で途中で引き返したり。
何年か先には一度は全部周ってみたいです。

わたすげ湿原まで行きましたが、わたすげの姿は無し・・・。
もう夏のお花は終りかけていました。




オニシオガマ          カラマツソウ

昔の栂池ヒュッテがそのまま(復元?)残されているそうです。
大昔、蓮華温泉にスキーで行った時、栂池ヒュッテに泊ったことがあります。
懐かしくてちょっと覗いてみました。
一階に昔の資料などが展示されていましたが上へは行かれませんでした。
昔のヒュッテは入ると突き当りに梯子がかかり、
その梯子で二階三階に上るようになっていました。
二、三階は屋根裏みたいになっていて、そこでみんなで雑魚寝をしました。
若き日の懐かしい思い出です・・・。



天狗原。
ベンチもありお天気ならばのんびりしたいところです。


エゾシオガマ


ミヤマダイコンソウ


天狗原からはゴロゴロの大岩の急登になります。
ずいぶん前に家族で来たとき、
小さい子供たちが足が届かない大岩の登りに苦労したことを思い出しました。

下を見ると一瞬ですが自然園が見えました!


白馬乗鞍岳は平坦な山頂の山です。
大小の石がゴロゴロしてけっこう歩きにくい。


白馬大池が見えてきました。
晴れていればその向こうに雪倉岳が見えるはず・・・。
山荘も見えますがガスでたちまちまた見えなくなってしまいます。


1日目のお泊まりは白馬大池山荘。
扉を開けて入ろうとしたら、張り紙が!
「本日は大変混み合いますので、布団1枚に二人でお願いいたします。」
やっぱりね~。
覚悟はしていたけれど・・・。

山荘の夕食はカツカレーでした。
カツもなかなか美味しかったです。

4畳半ぐらいのスペースに8人の女性が入りました。
身体の大きい男の人がいなくて良かった!
それでもほとんど寝られませんでした。


二日目
白馬大池山荘~小蓮華山~三国境~白馬岳~白馬山荘(泊)

歩き初めから小雨が降っていました。

山荘の周りはお花畑になっていて、道の両側も一面の花。
チングルマ、ハクサンイチゲなど咲いていました。



振り返れば大池山荘が見える。
雲の向こうに、焼山、火打山、妙高山(左から)


小蓮華山までの道は
ミヤマコゴメグサ、リンネソウ、ゴゼンタチバナなどがたくさん咲いていました。
リンネソウは初めて見ました!
小さくて可愛い花です。

リンネソウ


ミヤマコゴメグサ


小蓮華山までは小さなピークがいくつかあり、
もう着くかもう着くか、と騙されながらジグザグと登って行きます。
時折雨もやみ、空が明るくなりますが、ほとんどは視界不良。
ほんの一時、ガスが晴れて遠くまで見ることができました~。

翌日歩くはずだった雪倉岳、朝日岳。


白馬鑓ヶ岳(杓子岳が手前に重なってる)から鹿島槍ヶ岳までの山々。
右側くぼみから見えるとんがりは剱?


八ヶ岳、南アルプス。
八ヶ岳右端の編笠山の上に富士山もありましたよ!
眼下には町が!
やっぱりデジ一だから?
写りはあまりきれいではないけれど、コンデジではここまで写らないでしょう。
上手な人ならもっときれいに撮れるでしょうけれど・・・。


チシマギキョウ?イワギキョウ?
鮮やかな濃い紫でした・・・。


お花はもう数えきれないぐらいいっぱい咲いていました。
雨も降っていたし、明日晴れたらいっぱい撮れるからと、ほとんどパスしてしまいました。
小蓮華山を過ぎると更にお花の種類が増えます。
この日も時間のゆとりがあったので、写真を撮りながらのんびり行くつもりでしたが・・・。
お天気が悪くて本当に残念です。

白馬山荘に着き宿泊手続きをしてから、
雨も上がったのでカメラをぶらさげ旭岳方面にちょっとお散歩。
1時間ぐらいでぐるっと一周することができます。
コバイケイソウや白い細かい花がいっぱい咲いていました。


雪田の手前にはハクサンコザクラがまだ咲き残っていました!


アオノツガザクラ


タカネツメクサとタカネシオガマ。


このあと、夕方から雨になりました。

白馬山荘の宿泊は六畳間に4人でした!
が、早い時間にウトウトしてしまうと、その後はやはり一睡もできず・・・。
頭痛と吐き気も起こり、バファリンを飲みました~。
こう毎度毎度頭痛ではちょっと山に行くのが怖くなります・・・。


三日目
白馬山荘~小蓮華山~白馬大池~白馬乗鞍岳~栂池

昨夜のうちから雨と風が強まり、明日の天気も曇りだが同じような天気になるという予報。
この天気で10時間の稜線歩きは無謀。
停滞しても翌日の天気が当てにならず、
この高度でもう一泊はつらいので下山することにしました。

下山ルートは大雪渓を下る、蓮華温泉に下るという選択もあったが、
一番手っ取り早い大雪渓は、曇りや雨の時は落石が起こりやすいという。
以前崖の崩落もあり小さな落石は始終だというので、こちらからの入山も避けたのです。
前に一度登っているし。

蓮華温泉に下りせっかくだから温泉に入って帰ろうかと最後まで迷ったけれど、
帰りの電車が越後湯沢経由で遠回りになってしまいます。
こうなったら一刻も早く帰り、早くあっしゅの元気な顔を見たい!
ということで栂池に下りました~。


しかし、3ヶ月ぶりの山がこのコースとはちょっと無理があったかな~?
でもお花の時期は外せないし・・・。
「ちょっと無理だから今回はお止めなさい。」
という天の声だったのかも・・・。





コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )