「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

10月2日 少女の輝きは永遠なのかしら?(3)(頑な心!)

2014年10月02日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

いやあ、どうも最近、NHKの大阪局の作る朝ドラは僕の嗜好や実生活にリンクしてくるんですよね。

日本で初めてウィスキーを作った男性の話ってだけでも、面白いのに、これがまた、かみさんが金髪の外国人と言う事で、

かなーり、興味を惹かれて、初回から見てますねー。楽しんでますねー。


ま、泉ピン子さんの存在感がやっぱり素晴らしいです。こういう役は今、日本で一番上手いんじゃないですかねー。


ま、朝から楽しんでます。まあ、朝ドラは6日間で「雨降って地固まる」ストーリーを楽しむエンターテイメントですからね。

ですから、水曜日か木曜日に、「感情大爆発の日」が来るので、当然、今日の法事は、ヤバい事になりそうで・・・。


こういうネタ、毎朝、書いていく?それもまた、楽しいです。


エアロバイク・トレーニングは、毎日粛々とやっているので、その言及は、なにか、まずい事があった時のみにしますか、今後は。


ま、着々とビジュアル面の施策は進んでいる・・・そういうことですし、体力増強も進んでいますねー。


ま、人生盛り上げていきましょう!


さて、昨日までの話の続き、始めていきますか。


マイ(24)の傍らに立ったのは、僕とイケメン貴島くん(31)と辛辣姫ユキちゃん(28)だった。

「わたしが呼んだの。この3人だったら、マイの手助けが出来るんじゃないかと思ったから・・・」

と、ミユウちゃんが言葉にする。

「そうだったんだ・・・貴島さんとユキさんは元同じ会社だし、一緒に仕事もしてたから、よーく知ってるけど・・・こちらの男性は・・・確か、ゆるちょさん?」

と、マイちゃん。

「へー、僕の名前知ってるんだ?」

と、僕。

「ゆるちょさん、よくフロアに来て、いろいろな方とほっこりした笑顔でお仕事のお話、されてるじゃないですか・・・」

「それで気になって、知り合いの女性にお名前を伺って「あれがゆるちょさん・・・このフロアじゃあ、随分な有名人、特に女性の間では、ね・・・」って言われて」

「それで覚えていたんですよ」

と、マイちゃん。

「ま、それなら、話は速いけどね・・・ま、座りましょう、ゆるちょさん。ここの魚介の盛り合わせはなかなか美味しいんですよ」

と、貴島くんが早速自分達用の料理を頼んでいる。

「あ、それじゃ、俺、マンハッタン、よろしく」

と、僕も貴島くんに頼んでいる。

「ねえ、ミユウ・・・この間、話してたいいオトコって、ゆるちょさんの事でしょ?」

と、マイはミユウだけに聞こえる声でミユウに聞いている。


ミユウはニコリと笑顔になるとコクリと頷いた。


その反応に満足したマイは、細かい事情を話すべく、僕らの方に向き直った。


「・・・と言うわけでさ、御島さんには悪いんだけど、この情報を持って、御大のところへ行って欲しいんだ」

「メールその他で情報を流すと痕跡が残るからね。直接会って、直接、情報を渡してくれ」

「御大の「つて」で探ってもらおう。ま、奥の手と言ってもいいけど、御大にかかれば見つけられない人間はいないはずだ」

と、僕はその数時間後、いつものバーで御島さんとユキちゃんと飲んでいた。

「御大って人、余程、すごい人なんですね・・・ゆるちょさんがそこまで言うんだから・・・」

と、ユキちゃん。

「ああ、御大はこの日本を裏で動かしている、すっげー人さ。彼を怒らしたら、この日本では生きていけないよ」

と、僕。

「ゆるちょさんは、その御大の一番のお気に入り・・・日本ではどこまでも後見人が大事なんですね・・・」

と、御島さんは笑顔で言う。

「「源氏物語」で光源氏が臣籍降下されたのも、後見人がいなかったせいだからね・・・そういう意味で言えば、この日本社会は平安時代と何も変わっちゃいない」

「実力のある大人に自分の実力を認められる事がこの日本社会での出世を意味するからね・・・それが出来なきゃダメさ、大人としては、ね・・・」

と、僕。

「ま、御大にはいろいろお世話にもなってるけど・・・僕もいろいろ仕事させられているからね。ま、お互い利用しあって、ステージの階段をひとつひとつ」

「登らせて貰っている・・・すべて御大のはからいだよ・・・僕からすれば、ね・・・ありがたいことさ」

と、僕。

「なるほど・・・日本社会ってそういうもんなんですね」

「・・・サラリーマンばかりやっていたら、そういう日本の裏の事情がわからないままで終わっていたかもしれない・・・」

と、ユキちゃん。

「わたしも脱サラしてみて、初めてゆるちょさんの住んでる、食うか食われるかの世界を体験したようなものだから・・・」

「ゆるちょさんは、すごいところで生きているからこそ、わたし達の前ではゆるやかな笑顔になれる・・・その理由を知ったわ」

「ね、ゆるちょさん」

と、御島さんは笑顔。

「ああ・・・男は外に出ると7人の敵がいる・・・と言うのは、本当の事・・・という当然の事実だよ、それは」

「サラリーマンは、会社に守られているから、そんな当然な事にも気づけないけどね・・・」

と、僕。

「ま、それはいいとして・・・御大の事、よろしく頼むよ、御島さん」

と、僕。

「わかったわ。明日のアポイントメントは、もう取っておいたから・・・お茶飲み友達的に御大に会ってくるわ」

「・・・で、どういう子なの、その永遠の輝きを持つ少女は」

と、御島さん。

「少女ゆえに頑なに自分が大事にするモノを必死に守っている女性のようだ・・・マイちゃんはわざとガサツに振舞っているようなところがあるけど」

「精神的には結構繊細で、一種の霊感が強いんだよ。だから、誰かと感応するとそれが夢に出たり、意識の上に登ってきたりするんだ」

「僕は実際、そういう人間を見てきている。そういう人間を研究する為の政府の研究所があるんだ。ま、表向きは民間の研究所だけどね・・・」

と、僕。

「感応って一種のテレパシーみたいなモノ?」

と、御島さん。

「うん、ま、大雑把に言うと一種のテレパシーだろうね。人間の進化の一形態とも言える。学者共はそう言ってる」

「誰とでもつながれるわけじゃなくて・・・テレビの電波はアンテナが無ければ拾えないだろう?ああいうイメージだよ」

「情報を発信する側と情報を受信する側が進化していなければ、成り立たない通信の一種とでも、考えればいいんだ」

と、僕。

「ふうん・・・じゃあ、その少女は人類の進化の一形態って事?ゆるちょさんの提唱する「リアル・ニュータイプ」そのもの?」

と、御島さん。

「いや、僕の提唱する「リアル・ニュータイプ」は今の人類の能力で十分その才能を開花出来るモノだ」

「そっちは、むしろ、機動戦士ガンダムで表現された「ニュータイプ」に近い。数だって限られているはずさ」

と、僕。

「でも、それが本当に新人類だとすれば、人類はそっちに進化するのが正しい道って事になりませんか?」

と、ユキちゃん。

「いや、僕の仮説で行くと、むしろ、それはコミュニケーション能力の退化によって・・・そういう別の手段のコミュニケーション能力を備えてしまったと」

「考えるべきだと思う。孤独が彼女を頑なにしていた事が、知らず知らず、そういう能力に逃げてしまった・・・そう見るべきなんじゃないかな」

と、僕。

「じゃあ、「逃げ込み者」だからこそ、獲得した能力と言うこと?」

と、御島さん。

「ああ・・・実際、少女の輝きってのは、皆がその女性の中身を知らない、わからないから、起こる思い込みによるモノだ」

「実際の少女の世界は小さくて狭い・・・でも、だからこそ、その少女は思い込みに浸り、そこに強い思いが生まれるから、それが自信になり、少女の輝きにつながるんだ」

と、僕。

「実際、女性達は高校生くらいから、広い世界を知り、オトコを知り、セックスを知り・・・いろいろな世界を知るから、ある意味、現実への幻滅が広がり」

「その少女の輝きが減じていくもんだろ?それが大人の女性になるって事でもあるだろ?」

と、僕。

「そうね・・・確かにそうだわ・・・現実を知らないから、少女の頃は、魔法の世界でも遊べたし、星と月の世界で遊べた」

「でも、現実の世界と向き合う時間が増えるにつれ、そういう夢の世界はいつしか消え去った・・・特に少女は夢見がちだし・・・」

と、ユキちゃん。

「大人になると言うことは、少女の輝きを失うこと・・・そういう事?ゆるちょさん」

と、御島さん。

「ん?いや、そういう単純なだけでもないんだけど・・・そのあたりは、御大の人探しが終われば、ハッキリするよ」

「その少女の輝きが永遠なのか、どうかもね・・・」

と、僕。

「じゃあ、少女の輝きを永遠に持てる女性もいるって言うこと?ゆるちょさん」

と、御島さん。

「ま、そのあたりは結果を御覧じろ、だよ」

と、僕。

「それにしても、そのサオリとか言う少女・・・どういう少女だったのかしら・・・」

と、御島さん。

「ミユウやマイによると、その少女はかなり特異な存在だったみたいですよ。抜けるような白い肌に目の光りの中にターコイズカラーまであったと言う事は」

「少女としても、随分と美しい・・・そして、その人形のような美しさを持つと同時に、雪女や般若のような激しい怒りの気持ちを心のどこかに抱えた少女でも」

「あったみたいですから・・・何かに対する強い思い入れがあった事は確かなんですよね・・・」

と、ユキちゃん。

「処女の女の子って、いずれ、自分の身を捧げる相手に出会うって言う・・・リアルライフではそういう現象に実際出会うわけじゃない?」

「そういう時の少女の気持ちって、具体的に言うと、どんな感じなのかなあ?」

と、僕。

「そうですね・・・潔癖症って言うんじゃないけど、潔癖な心になる事は確かですよ・・・大人の汚さ、大人の女の汚さをまず、一番嫌うかな」

「男性を取ったり、汚い方法で取り合ったりする女性を軽蔑し、嫌う・・・すごい潔癖なこころを持つかな・・・その時代の少女は・・・」

と、辛辣姫。

「すごく硬直した気持ちを持っているんです。今日これ出来なくちゃダメ。ダメだったら、自殺も辞さないみたいな、すごく頑なな心」

「自分でドンドン追い込んでいくの・・・周囲はまったく目に入らなくなって、自分のこころのうちにドンドン入り込んでいって」

「何もかもが許せなくなって・・・常に心に怒りが燃え上がっている時代・・・」

と、ユキちゃん。

「そうか・・・その怒りの気持ちが般若や、雪女の表情として、出たのかな・・・その下井戸サオリちゃんの表情・・・」

と、僕。

「・・・ん?ってことはその怒りはマイちゃんに向けられたモノではないと言うこと?いや、雪女の時はマイちゃんに向けられていたはずだよな」

「そのイメージが思い出されて、マイちゃんに悪い夢を見せているのならマイちゃんの深層心理って事になるから、いずれ消えていくし、問題は無いんだけど」

「・・・そのサオリちゃんが今現在虐げられて、マイちゃんに般若のイメージを送っている、ニュータイプと化しているのなら、話は別だ」

と、僕。

「それって・・・そのサオリって子がSOSをマイちゃんに出しているって事?」

と、御島さん。

「それって最悪、その子が自殺して亡くなったから、マイに思い出して欲しくて、本物の幽霊と化しているって事も考えられませんか?」

「わたしはそう考える方が自然だと思うな・・・」

と、ユキちゃん。

「すべてのパターンが考えられるよ・・・最悪のパターンも含めてね・・・いずれにしても、事実を正確に知る必要があるな・・・」

と、僕。

「わかったわ、とにかく、わたしがが御大に会ってくる。すべてはそれからね?」

と、御島さん。

「ああ。すべてはそれからだ・・・僕は僕の方でしておくこともあるから・・・」

と、僕は言うと、マンハッタンを飲み干し、立ち上がった。

「じゃ、さっき約束した日に、さっき言った時間、さっき言った場所で」

と、僕が言うと、真面目な表情の御島さんは、ソルティ・ドッグのグラスを少しだけ、掲げた。


(おしまい)


さて、僕にしては、珍しい雰囲気の話になっていますが、

ま、どうなることやら・・・明日で決着です。

そのあたりも楽しんで貰えると幸いです。


さ、明日は金曜日・・・今日は仕事超充実化させちゃいましょう。


楽しい週末を迎える為に。


ではでは。

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