いつもコメントを下さる
オカダさんのブログのレビューを読んで興味を持った本です。
人気のある本のようで
図書館で予約してようやく読めました。
読み始めてすぐに、あっ、好きな本だと思いました。
小川洋子さんの作品は初めてではありません。
第1回本屋大賞に輝いた『博士の愛した数式』は
とても好きな本です。
丁度その時期小川さんの本が図書館の書棚から出払っていて
気になりながら、残っていた数冊を読んでそれきりになっていました。
主人公はもちろんのこと
物語を紡いでいるのは皆、社会的弱者と呼ばれる人々です。
心や身体のどこかにハンデを持ち
片隅でひっそりと片寄せあって生きている・・・。
そうした心優しい人々をつないでいるのが
‘チェス’
チェスは詳しくないのですが
チェスをする二人が描く世界があるということ、
棋譜というものがそれを描いてみせるということ
そこがこの物語の核心なのではないかと
感じました。
そして、それは
「説明しなければ分からないことは、説明しても分からない。」
ということではないかと。
ずっと心に残っている『1Q84』の天吾くんのお父さんの言葉です。
リトル・アリョーヒンが黙して語らず
チェスの海を泳ぐ時
紡まれる詩の世界は、まさにこれではないかと。
そして、世界というものは、語らないモノにこそ意味があるのではないかと。。
オカダさんのブログのレビューを読んで興味を持った本です。
人気のある本のようで
図書館で予約してようやく読めました。
読み始めてすぐに、あっ、好きな本だと思いました。
小川洋子さんの作品は初めてではありません。
第1回本屋大賞に輝いた『博士の愛した数式』は
とても好きな本です。
丁度その時期小川さんの本が図書館の書棚から出払っていて
気になりながら、残っていた数冊を読んでそれきりになっていました。
主人公はもちろんのこと
物語を紡いでいるのは皆、社会的弱者と呼ばれる人々です。
心や身体のどこかにハンデを持ち
片隅でひっそりと片寄せあって生きている・・・。
そうした心優しい人々をつないでいるのが
‘チェス’
チェスは詳しくないのですが
チェスをする二人が描く世界があるということ、
棋譜というものがそれを描いてみせるということ
そこがこの物語の核心なのではないかと
感じました。
そして、それは
「説明しなければ分からないことは、説明しても分からない。」
ということではないかと。
ずっと心に残っている『1Q84』の天吾くんのお父さんの言葉です。
リトル・アリョーヒンが黙して語らず
チェスの海を泳ぐ時
紡まれる詩の世界は、まさにこれではないかと。
そして、世界というものは、語らないモノにこそ意味があるのではないかと。。