古い写真.....

遺族ら「ただ安らかに」＝慰霊碑へ祈り、核廃絶訴え―広島


先月、親族の集まりで古い写真を見る機会があった。
写真を持ってきた本人も「戦争前に開いた菓子店だと思うんだけれど、写真に写っているのが誰だかわからなくて・・・」と、自宅を片づけたら出てきた写真を、誰か知っている人がいればと持ってきたのだという。

「これはきつね菓子店だよ。」と「喜津禰」が「きつね」と読めない私たちに店の名前を教えてくれる人はいたのだが、誰が写っているかはわからないという。
「お店はね、三月十日の空襲で焼けてしまったはずだから・・・」

戦後お店は再開されることはなく、だんだんと菓子店の事を覚えている人もいなくなってしまったのだという。
母が生きていたら、懐かしそうに写真を眺めながら自分の幼い時の思い出を話してくれたかもしれない。

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亡くなった母からは「菓子店は田町あった」と聞いたような気がするのだが、写真の中の菓子店は築地店のようだ。
それを誰かに確認しようとしたのだが、もうそれもかなわないことのようだ。