一昨年のカナダ旅行以来です。完璧な風邪を引きました。
左足の軽い捻挫と風邪のダブルパンチで絶体絶命。明日からの東海自然歩道の旅はキャンセルせざるを得ません。
足の捻挫は大したことはなく、それだけでしたら強行したかもしれません。しかし風邪はキツイ!
微熱と喉の痛みはとれたものの、私の風邪引きパターン、いつも最後にやってくる咳が酷い。胸が苦しくなるほどです。
とてもとても登山は無理。キャンセル料が30%で済むギリギリの昨日キャンセルしました。
紅葉シーズン、とても楽しみにしてただけに残念です。でもまだチャンスはありますから、諦めずに完歩を試みます。
11月1日、日曜日、東京神田にある学士会館で3組の夫婦でお食事をしました。
年2回持ち回りで幹事を務め、近況報告、その他諸々の楽しい話題で盛り上がる同世代の仲間です。
殿方とあまり話をする機会のない私にとっては、とても刺激的な貴重な場です。
本来学士会館は旧帝国大学(現在の国立大学7校)出身者の親睦と知識交流を目的とする社交の場です。
以前は会員証を提示しなければ入館できなかったそうですが、今は誰でも自由に館内施設を利用できます。
大正時代(竣工昭和3年)に建てられた旧館と昭和12年に建てられた新館とからなり、
その斬新でかつモダンで重厚な雰囲気は今尚失われず、2003年には国の有形文化財に登録されました。
<ホームページからお借りしました>
館内は宿泊所、レストラン、会議室、結婚式場、談話室等があり、廊下には赤絨毯、格調高い館内です。
当日も談話室では囲碁に興じる初老の紳士たち、ひとり静かに読書をする人たち、
それぞれの時の過ごし方で時間が静かに流れていました。
食事をしたのはフレンチレストラン「Latin」。
昭和3年の建築以来、今も当時の姿を保ち、高い天井とドレープカーテンで飾られた大きな窓、
彫刻の施された格調高い木製の椅子やテーブル、そして暖炉。
比較的リーズナブルなお値段でフルコースのお料理がいただけ、楽しい会話に至福の時を過ごすことができました。
皆元気でこの会がいつまでも続くことを願ってやみません。
学士会館の一角には野球のボールを握った手の記念碑があります。
この地は東京大学発祥の地でもあり、そこでアメリカから教師として来日したホーレス・ウイルソン氏が、
授業の傍ら、学生たちに野球を教え、これが日本の野球の始まりと言われいるそうです。
まだまだ学士会館周辺には記念碑がいくつかあるようですが、次回はひとりでのんびり歩いてみましょうかしら。