YUKI

言語、言語で表現できることすべて

解法の手順

2006-07-02 18:38:02 | Weblog
「代名詞…が指すものを答えよ。」最近流行の問題です。

多くの生徒は「意味」をrandom guessing して答えようとします。

it の指すものは、前文の内容または「単数名詞」
they, them の指すものは「複数名詞」

こんな単純な「形式」に関するルールさえ使いません。
あとは、「目の運動」なのにねぇ。

「形式」で絞込んだら「意味」が決め手です。

解法の手順は、色々とあるのですが
極めて具体的でsimple なものです。
残念ながら、企業秘密ではありますが…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人学習者にとって、なぜ「言語化」がむずかしいか

2006-07-02 15:25:05 | Weblog
言語そのものに優劣はありませんが
その使い方は、文化の影響を強くうけます。
文化にも優劣はありませんが、
インターネットなどで、こうも簡単に国境が越えられる
globalな時代…
支配的なのは英語文化…
こうなると、文化によっては著しい不都合を生じる場合があります。

そうです、日本文化です!

日本人英語学習者が心得ておくべき
日本語・日本文化の特徴は、よく耳にするところですが
その重要性と影響力を意識しているひとは、とても少ないと思います。

日本文化は

①言葉を重視しない。
②論理よりも情を重視する。
③抽象的な正義・真理・倫理は存在せず
 具体的な、その場に居合わせた人間同士の力関係=「空気」が
 集団としての意思と行動を形成する。

こんな文化に染まって、英語がマスターできるわけないでしょ!!

英語文化は

①言葉を重視する
Oh, we speak the same language!
②論理を重視する。
The pen is mightier than the sword.
③抽象的な「神」が存在する。
Who knows? = God knows.

全く正反対ですよねぇ。
理解してほしいのは、正反対であるのには理由があるということなのです。
正反対だ、という現象のみを見るのではなく
そうなっている理由を理解してこそ、
日本文化と英語文化を、
言語の力で自由に行き来できるようになるのです。

外国人がみ~んな論理的なのではありませんし
日本人が、み~んな「空気」が読めるわけではありません。

共同幻想?としての「価値観」の違いを認めることから
言語学習、言語教育は始まると思うのです。

言葉は、ど~でもいいという幻想は
ナチス・ドイツの手練手管に踊らされたインテリどもの
その後の言動により世界的に強化されてしまった観があります。
これも不幸なことです。
言葉はむなしいものですが、その言葉こそ
人を人たらしめるものなのでは?

「さぁ、個人攻撃以外なら、なんでも言葉にしてかまわないんだよ。」

日本人学習者は
「人を傷つけることなしに、本当の想いを言語化する」
こういった訓練から始める必要があるのです。

これって、実は「日本語」教育なんです。
日本では、担当者も責任者も存在しませんが…

さて、英語でジョーク・知的な笑いが発達している理由の一つとして
相手を傷つけずにホンネがいえる、ということもあるんですね。

相手を傷つけることを目的にしているとしか思えない
日本の「お笑い」とはエライ差ですね。
本来は 笑い = 知性 なんですが…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英語教育とビジネス

2006-07-02 14:55:58 | 閑話休題
日本では英語教育は「ビジネス」なんでしょうね。

the public good のためではなく private greed のために
英語が商売にされている気がします。

確かに、少数の人は優れた無理無駄のない英語指導ができますが
『企業秘密』の部分もあるし
なによりも世間一般?の方と発想そのものが
根本的に違うので、その人にしか出来ない『芸』のように
なってしまっているのですねぇ。

そして、英語で金儲けするためには、本当に効果のある指導法が
一般的に存在してしまってはいけないのです。
(『ダイェット』の方がまだ、ましなのかもね。)

英語上達のための真実は隠蔽され
表層的なところのノウハウだけが一人歩きしている
というのが現状でしょうね。
もちろん、ビジネスだけではなく○部○学○も、諸悪の根源です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大リスニング

2006-07-02 14:38:46 | Weblog
東大合格者を出し続けるのが使命と目される学校にいても
適任者が、その指導にあたるとは限らないんですね、これが。
受験生に「基礎体力」というか「基礎学力」さえあれば、
直前指導がスゲ~大切なんです!

運よく私が担当したときは
東大合格の鍵である英語リスニング対策に
TOEFLを教材として積極的に活用しました!

おかげで、本番では余裕をもってリスニングに対処できたようです。
緊張した状態で英語を聞くと実際よりも速く感じるものです。
TOEFLで慣らしておくと大丈夫!
これも一つのノウ・ハウなんでしょうけど…
偉~い大先生?は、過去問ばっかりやって失敗してますた。

過去問は、原則として受験生本人が責任をもってやるべきことです。
指導者たるもの、+α つまり解法の法則というか
「解き方」「戦術」「戦略」を叩き込むのが仕事だと思うのですよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リーダーズ・ダイジェスト

2006-07-02 14:27:16 | Weblog
進路指導部のお金でリーダーズ・ダイジェスト定期購読
できるようになりますた。
最近の大学入試出典を見てると、結構、それから出てるんですよぉ。
的中するかどうかはともかくup to date でauthentic な英文に触れることは
必要ですよねぇ。

私が読んで面白いと思った記事を教材化して高1~高3の
良い子たちに読ませようと思っています♪

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする