YUKI

言語、言語で表現できることすべて

Survival English vs Academic English

2006-06-04 19:45:59 | Weblog
二項対立は、英語的発想ではあるけれど
論理的に対立するからこそ可能なのであって
日本では、なんとなく雰囲気で対立させてしまう。
実用vs教養とか
日常会話vs受験英語とか
しょせん、英語は英語なのに…

ただし、強調するところの違いはあるのです。
Survival English と Academic English は確かに存在すると思うのです。
中学ではSurvival English(日常レベル) を目指し
高校ではAcademic English(日常を超えたレベル)を目指すべきではないでしょうか。

中学では、分析よりも総合…つまり、文法的に分析するよりも
場面に応じた使用法として、英文をまるごと覚えてしまうのです。

高校では、総合よりも分析…つまり、日常を超えた極めて知的レベルの高い
抽象的な内容の英文を、文法力と幅広い教養をもとに、
分析的に理解するのです。

知的発達段階にも合っていると思うのですが…

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音声学と英語音

2006-06-04 00:12:04 | Weblog
音声学の知識がなくても、調音がい~かげんでも
耳がよければ、似たような音を出すことはできます。
しかしinstructorとなると話は別。

学習参考書に載っている、発音記号(簡略表記)の通りに調音しながら
私が、英語音の確認をしたのは中学1年の夏休みでしたが
よ~く分かったのは、いかにカタカナ音が脳及び意識にしみついているか!
ということでした。
カタカナ音を払拭するのに夏休みいっぱいかかりました。

発音表記をカタカナでやろうとする動きが一部にあります。
カタカナ表記のよいところは、
誰もカタカナで英語音が表記できるとは思わないので
そのカタカナ表記の背後にある「約束ごと」も一緒に理解するのが
当然!と考えることでしょうね。

さて、指導者たるもの、
音声学の基本知識は必須だと思うのです。
ラドフォギットの書いた、音声学の教科書はオススメです!

Englishes
(複数形→イギリス、アメリカ英語崇拝をやめよう!というメッセージ)のもと、
日本人なまりを積極的に目指す?向きがあります。

確かに、英語native speakersとスピーチコンテストのジャッジをすると
チャ~ミングなカタカナ発音に対して彼らは非常に好意的で
それっぽい?似非発音にはとっても厳しいということがあります。

おそらく、判断の基準が変わってしまうのだと思うのです。
チャ~ミングなカタカナ発音は外国人らしくてほほえましいのに
似非発音?は、ちょっとの違いが大きな違いで
非常に耳障りなのでしょうね…
確かに、私の耳にも、似非発音は非常に不明瞭で耳障りです。

英語は正しい英語固有の音で発音すべきで、
そのためには ラドフォギットの教科書を読もう!
これが私のささやかな主張です。
発音に関する話は、日本人英語教師にとってタブ~のようですが、
そろそろ、発音も客観的なskillの問題として語るべき時だと考えます。

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