祟り神など死霊による呪いや
丑三つ時参りなどの、
生き霊による呪いほど大仰ではないが
現代日本は、呪いに満ちている。
・ある価値観を内面化して、
自分の行動や考え方を規定してしまう
・恋愛や労働の場面で、
万人が正しいものだと思い込んでいる
歪んだ価値観を内面化して苦しむ
・SNS上の悪意がこもった無責任な言葉に一喜一憂
これらは皆、呪いに当てられた現代人の姿を現している。
古代において「呪(しゅ)」とは
単純に「言葉」のことだったのだが…
歴史の闇を経て、超自然的な「悪意」を表すようになったようだ。
言葉=呪に上乗せされた、負の感情。
言葉に対抗出来るのもまた、言葉である。
生命力に溢れた陽の感情が必要なんだが…
果たして、何処にあるのだろうか?