大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

イチモンジチョウ

2014年06月16日 | 昆虫

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イチモンジチョウ(タテハチョウ科)

翅を開くと、前翅と後翅の模様がつながって白い帯が一の文字のように見えることから命名。

サカハチチョウの夏型に似ていて、以前に間違ったことがあります。

大小迫川の中流域の樹林を、軽快に飛び回っていました。



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ひとしきり動き回った後、葉上で翅を休めるイチモンジチョウ。

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被写体の角度を変えると、白帯が直角に、くっきりと浮き出ています。


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お日様の当たり具合で翅の色も変化、コクサギの緑葉の上でのコントラストが美しい。


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正面を向いてくれたイチモンジチョウ。

幼虫の食草は、スイカズラやタニウツギです。

タニウツギは、薄暗い森を整備し、明るくすると繁殖を広げるパイオニア植物です。明るくなった林縁にはスイカズラも勢力を伸ばして広がります。森に手を入れることによって、チョウたちの生息環境が良くなり、生き物たちとの共存の道も開けてくることでしょう。