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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

休日(父の日)にやって来た子どもたち

2013年06月17日 | 綾里っ子

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昨日の父の日は、家が遠くて、平日には遊びに来れない3年生のナオちゃん家族と、隣町に住む従妹のミサキちゃん家族におじいさんの総勢7人がつむぎの家にやってきました。

ナオちゃんの弟のトモキ君(6歳)は、初めて来た5歳のミサキちゃんに生き物をすくう網を渡して、川でオタマジャクシやカエルを捕まえて仲良く遊んでいました。街内に住んでいるミサキちゃんは、初めてオタマジャクシやカエルに触れて目をパチクリしていました。


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その後、ナオちゃんが遊んでいたため池に移動し、イモリ捕りを始めました。

暖かくなりイモリもたくさん出てきて面白いほど網に入り、飼育ケースが黒くなるほどのイモリを捕まえ、みんなで夢中になって遊んでいました。


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作業を続けながら時々子どもたちの様子をのぞきに行くと、トモキ君が長い棒にヘビをぶら下げ、畦道を歩いてきました。死んだシマヘビを見つけたようです。4歳の時からつむぎの家に来ているトモキ君は、生き物大好きで、ヘビも怖がりません。

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次は、「千田さ~ん!今度は生きているヘビがいる!」と大きな声で呼んでいるトモキ君。近づいてみると、大きなヤマカガシが土手で日向ぼっこをしていました。人の気配を感じたのか、ヘビはゆっくりと草むらの中に入っていきました。


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何か新しい発見すると、その度に報告に来るトモキ君。

「どこ探しても何もいないんだけど、土の中でククククーっていう声が聞こえるんだけど・・・?」と不思議そうな顔。

「それはシレーゲルアオガエルが穴の中で鳴いているのよ!」と教え、ふと足元を見ると、田んぼの中でカエルが包接していました。それを指さして「このカエルがシュレーゲル!」と言うと、驚きの表情を見せてくれました。

「目の周りが金色だよ」と教えると、ナオちゃんと一緒に注意深く観察していました。


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お昼は、ナオちゃんのお母さんが作ってきたお弁当をひろげ、みんなで楽しそうに食べていました。

孫たちの遊ぶ様子をカメラに収めていたおじいさん。そして、子どもの遊びを見守っていたミサキちゃんのお父さんも一緒になり、川べりでくつろいでいる姿は、普段は見られないアットホームな雰囲気のつむぎの家での休日風景です。


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ナオちゃん家族が帰った午後2時過ぎ、こんどは3年生の、同名の二人のミウちゃんがやってきました。

二人は、まず「大豆が芽を出しているかどうか見てくる!」と自分たちが植えた学校菜園に走っていきました。

その後、ヤマトと遊ぶためのクルミ探しをしていましたが、「もう割れたクルミしかない!」と残念がっていました。川べりのクルミの木には、今小さな実をつけ始めていたので、「これからクルミができるのよ。見てごらん、今、赤ちゃんクルミの実がなっているよ!」と言うと「ほんとだ!可愛い!」と小さな実を見つめる二人のミウちゃん。

その後、木小屋に、乾燥させるためにネットに入れてぶら下げておいたクルミを見つけて、「このクルミは、どうするの?」と聞くので、「これは千田さんが食べるの、クルミ大好きなのよ!」と答えると「えー、くるみって食べられるの?」と声をそろえる二人。


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「食べたことないなら食べさせてあげる!」と木小屋のクルミを割ってその場で食べさせました。

「ウワー!美味しい!」と初めての味に笑顔がこぼれていました。幼い時に「おやつ代わり」に食べた思い出がよみがえってきたひと時でした。

大人にとっては当たり前と思われることも、子どもたちにとっては新たな発見につながり、感動する姿に、心躍る休日でした。