6月に入り、草丈を一気に伸ばした雑草たち、どこもかしこも今、里山は雑草に覆われています。
昨年、里山の一角に果樹園をつくり、ブルーベリーやリンゴ、ユスラウメやサクランボなどの苗木を植え、鹿防止ネットで囲みました。ネットで囲まれたスペースの雑草は、我が物顔に繁殖を広げ、草丈を伸ばし苗木が隠れてしまうほど伸びきって、あわてて苗木周辺の草刈りを始めました。
5~6本植えた背丈の低いブルーベリーの苗木は、探し当てることができず、手刈りで慎重に草を刈らなければならないので日を改めて、先日草刈りに入りました。苗木を傷つけないようにカマで草を刈っていると何やら動物の尻尾のようなものが目に入りました。
30㎝ほどの距離に近づいても逃げようとはせずに、抱卵しているメスのキジでした。
保護色になって分かりにくいですが、ヨモギの緑葉の上の方で、鋭い目が私を睨んでいます。
雌キジは、我が身を犠牲にしても、子を思う愛情が深く、一昨年は、草刈り機の音にも逃げずに抱卵し続けた雌キジを、傷つけてしまいました。
http://blog.goo.ne.jp/yukitixyann/d/20110616
抱卵していた真上からカメラを向けると、一時、巣から離れてしまいました。
日当たりのよい場所で、卵は9個、枯草と羽毛に包まれ、大切にされていると感じました。
ブルーベリーの苗木は草にうずもれたままですが、キジが孵化するまで、草刈は中断することにしました。
5月初め、里山にいた雄キジ
「ケーンケーン」と里山に雄キジの鳴き声が響き、キジの繁殖の季節がやってきたことを知らされた時期は、まだ草丈は短く、里山を見渡せる状況でした。
今、里山は雑草の旺盛な繁殖との戦いです。