ようやく夕方の気温が20度以上になった昨夜は、1年生のノアちゃんが、お母さんとホタル見学にやってきました。
ホタルも、畦道だけでなく田んぼの中や、近くのクルミの木の葉の露を求めて飛び回っています。
たくさんのホタルが飛んでいる風景を初めて見たノアちゃんは、お星さまのようだと感激し、ホタルブクロにいれたホタルが点滅する様子に微笑んでいます。
そのあとで来た4歳のサッちゃんは、ホタルを見るためお昼寝をいっぱいしてきたそうです。捕まえたホタルを手のひらに載せ、ジィーっと見つめています。
4年生のクミちゃんとホナミちゃんは、ホタルを捕まえてはホタルブクロの花に入れています。
ホナミちゃんは交尾したホタルを捕まえてしまい、「かわいそうー!」とそっと離しています。
ホナミちゃんに「千田さ~ん! しゃがんで!」と言われ腰を落とすと頭の上で、ホタルブクロの花を逆さにしてホタルを振り落とし、私の頭の上でホタルが光る様に、歓声をあげて喜ぶクミちゃんとホナミちゃん。クミちゃんの右手にも、逃げ出したホタルがついています。
”ヤマセ”の影響でホタルが飛び交うには、低い気温が続いていましたが、一昨夜あたりからようやく夏の夜らしい気温になってきました。昨夜はホタルも安心して飛び交い、樹木の上の方でも光を放っていました。
地上の星のような輝きを見せてくれたヘイケボタルの舞が、子どもたちの心にどのように映ったでしょうか?。生涯の忘れえぬ光景として心に刻まれたことでしょう。
午後8時頃がピークとなるホタルの活動も、だんだんと下火になります。午後9時近くには、パートナーを見つけ交尾しているホタルが多くなります。クルミの木の葉っぱの上では、雌ボタルを巡って三角関係のホタルもいました。
無農薬で米作りを始めてから3年目、年々ホタルの数が増えてきました。里山の自然も刻々と回復しつつあるようです。