大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

雄鹿のテリトリー

2011年09月10日 | 動物

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色づき始めた稲の収穫に、思いをはせていた矢先、野生鹿に山側の田んぼの一角が無残に荒らされました。

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雄鹿が角にネットをからませ、外そうと暴れ、のたうちまわった後です。

10月~11月の鹿の繁殖期を前に、テリトリーを広げる足跡が、里地にみられるようになり、これまで上のほうに束ねていた鹿ネットをおろした所、ネットがあだになり、稲の被害を広げてしまいました。

食害はありませんでしたので、繁殖期を前にした縄張り行動かと思われます。

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70~80㎝に育った稲は、株間も見当たらず、鹿が体を横たえた跡が残っていました。

絡まったネットを外してからは、悠々と泥浴びをしていたのでしょうか?

朝9時、牛舎に来た植木さんに気づき、泥んこになった鹿が、田んぼの中をいちもくさんに走り抜け、川を飛び越え、山に逃げて行ったそうです。

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牛舎から、散歩に出てきた子牛。雄牛できりりとした顔つきです。

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草むらで体を横たえ、休んでいる表情は、やさしい目つきで、かわいいですね。

家畜の牛や番犬のヤマトは、夜はつながれ、自由にならないことを野生の鹿は、心得ているのでしょう。

野生鹿も命をつないでいくために必死に生きています。