色づき始めた稲の収穫に、思いをはせていた矢先、野生鹿に山側の田んぼの一角が無残に荒らされました。
雄鹿が角にネットをからませ、外そうと暴れ、のたうちまわった後です。
10月~11月の鹿の繁殖期を前に、テリトリーを広げる足跡が、里地にみられるようになり、これまで上のほうに束ねていた鹿ネットをおろした所、ネットがあだになり、稲の被害を広げてしまいました。
食害はありませんでしたので、繁殖期を前にした縄張り行動かと思われます。
70~80㎝に育った稲は、株間も見当たらず、鹿が体を横たえた跡が残っていました。
絡まったネットを外してからは、悠々と泥浴びをしていたのでしょうか?
朝9時、牛舎に来た植木さんに気づき、泥んこになった鹿が、田んぼの中をいちもくさんに走り抜け、川を飛び越え、山に逃げて行ったそうです。
牛舎から、散歩に出てきた子牛。雄牛できりりとした顔つきです。
草むらで体を横たえ、休んでいる表情は、やさしい目つきで、かわいいですね。
家畜の牛や番犬のヤマトは、夜はつながれ、自由にならないことを野生の鹿は、心得ているのでしょう。
野生鹿も命をつないでいくために必死に生きています。
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