ゆいツールが開発したインドネシア版環境学習プログラム「いきもの・いろいろ~熱帯林バージョン」(Part1~3)のうち、Part1とPart2を、9月にスマトラ島に持っていきました。
そして、ブキッ・ティガプル国立公園内の村で、識字教育を行っているNGOの先生やスタッフを集め、使い方トレーニングを実施してきました。
Part1は、インドネシアの森や村の様子が描かれた大きな風景画の上に、熱帯林に暮らす生き物のイラストカードを置いていきます。カードを使って生き物にまつわるカルタを楽しんだり、たくさんの生き物が森の中で一緒に生きられる理由を考えたりします。
そして、もし森が一面の「ゴム園」や「アブラヤシのプランテーション」になってしまったら、たくさんの生き物たちはどうなってしまうだろうか? と問いかける内容になっています。
Part2は、自分が見たことのある生き物を、紙に絵で描いてもらい、それを風景画に置いたあと、生き物同士の「つながり」について考えます。
どの生き物が、どの生き物とつながっているか? 生き物カードを使い、主に食物連鎖を意識しながら生き物同士をつなげてみます。
このつながりが切れてしまったら(もしくはある生き物が絶滅してしまったら)どうなるだろう?と考えてもらいます。
インドネシアの村の学校などでは、慢性的に予算が不足していて、子供たちへの教育のための教材を充分に用意することができないこと。また、先生への給与支払いも遅れがちで、結果的に先生が村の学校で教える頻度が減ってしまっていることなど、難しい問題があることを知りました。
そんな中、なんとかゆいツールの教材(プログラムツール)を活用して、教育活動を行っている現地のNGOを少しでも支援できたら、と考えています。
次回は、「いきもの・いろいろ~熱帯林バージョン」を村の大人たちに向けて実施したときの様子を報告します!
(山)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
ホームページはこちら
http://www.digitalium.co.jp/yuitool/