いま、編集しているビデオは105分、1時間45分、自分のアマチュアビデオ制作としては一番長いことになるか。昨晩おそくまで作業をして、ようやく形を成してきた。
撮影したビデオが7時間弱、これを1時間に収めようと考えたが、骨と皮だけでは味がないと判断、2時間以内に編集することにした。
けさ、主催者に105分の半完成品をご覧いただき、およそのご了解をいただいた。これから、地名や人の名前などを画面に文字をダブらせる、いわゆるスーパーインポーズの作業と、BGMを画面にかぶせる作業を行う。
この作品は3月1日、2日行われた(社)国際IC日本協会、福岡ICサークル主催の「ミニHOHOイン福岡」の勉強会を記録したもの。2日間にわたる一部始終を記録した。
この中には、はじめてビデオに映った己の姿を人様の前にサラスことになった。撮影中の私にまで司会者から無情な発言要請があり、私は老オランウータンのような姿で、頭をカキカキ、しどろもどろでマイクを握った。参加者のお一人が私からビデオカメラをもぎとり、いやがる私をとうとう撮影してしまったというわけ。
編集者は私であるから、編集でカットするのはできるはずなのに、主催者の井原伸允様からの「入れてくださいヨ!」との厳命に、恥ずかしくもわが身を登場させてしまった。しかも、私の「父への手紙」、父から私への「息子への手紙」を紹介してしまった。手紙を書く実験はどうしても内容がプライバシーにわたるものがほとんどなので、まあ、己のことであれば、一つのサンプルとしてご理解いただく素材になるであろうとのヨミから、結果的に己をさらすことにしたわけである。
こんなところがボランティア作業のいいところで、また、いい加減さかもしれない。そういう意味で、私のアマビデオ制作の中でも、自分を見せるきわめて珍しい作品となった。実は、この勉強会は70歳の私に"ヘンシン"を促させた不思議な体験をさせていただいた会であったし、私はいま心からこの会にお誘いいただいたことを感謝している。。(※3月1日、2日,4日のブログ参照)