ジャーナリストでアラブ世界を取材している常岡浩介氏の講演を昨日、聞いた。
去年夏以来、過激派組織ISに拘束された湯川遥菜氏、続いて後藤健二氏の救出に
奔走した常岡浩介氏が自分の体験を語った。
『なぜ人質は殺害されたのか「イスラム国」と日本の対応について』
去年秋、湯川遥菜氏、後藤健二氏が相次いでISに拘束され、連絡が途絶え、
黒づくめの男がオレンジ色の服を着せられた男を処刑するのだという映像に
私たちは衝撃を受けた。
常岡氏は去年春から3回訪れ、取材を続けた。IS現地司令官から湯川氏裁判の
通訳・立会人を依頼された。そこでアラブ語に堪能なイスラム法学者(元大学教授)中田考氏
を同行の上、裁判を取材する準備をしていた。
ところが、IS義勇兵に志願するという北海道大学生とちょっとしたかかわりをもったことから
公安の家宅捜査を受け、携帯電話、取材用機材を押収され、シリアへ行くことができなくなった。
1月、後藤氏、湯川氏は処刑された。
ISはイラクのサダム・フセインの残党、いまも市民への残虐なテロを続けている。
シリアのアサド政権が行っている殺人は数の上ではもっとすさまじい・・・と。
ISの背景や問題のありかをメディアはもっと伝えなければならないと彼は訴える。
地を這うような取材者の目からみれば、もろもろの矛盾が鮮明に見えているという。
私は仲間の6月の勉強会で発表するよう宿題をもらっている。
「ISについて思うところを述べよ!」
さきほど、8時24分、小笠原諸島近海を震源としてM8.5の地震が発生、関東をはじめ
全国各地で揺れた。
つれあいは、「めまいかと一瞬思った、食卓の上の電燈が揺れて地震だとわかった」という。
震源が590キロというまれにみる深いところ。どんな意味合いがあるのか?
きのうは鹿児島沖永良部島で火山が噴火、マグマ水蒸気噴火とのこと。
火口から火砕流が流れた。ほぼ放射状に各方向に流れたらしい。
全島民が避難した。
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