浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

三つ目のタンコブ

2021年06月29日 | 日記
三つ目のタンコブが何とか落ち着いてきた。
あの“お岩さん”のような恐ろしい形相が少しばかり薄れてきた。
それでも、他人様にはまだお見せできない。
長女がお見舞いにきたいと電話をしても、なにかと理由を持ち出して
延期させていた。
ウ~ム、ワカルワカル。もう、娘もそれほど驚かないだろう。

2回目のタンコブは3年前のこと。
友人が遊びに来てくれたので、花見に能古島へ行った。
日はうらら!元お転婆さんは竹馬を見つけ、得意の竹馬乗りを披露した。
イケナイ!80歳のお婆さんは何と後方にひっくり返ってしまった。
「ゴ~ン❕」頭が石にぶっつかる音❓

芝生の間に網が張られていて、お婆さんはそこに竹馬の足を引っかけて
しまった。これでは竹馬名人でも動きが取れない。
見事、真後ろに転倒!、そこにはコンクリートの溝があったのだ。
後頭部には見る間にタンコブが盛り上がり、私の掌で覆えないくらいに
モクモクとタンコブが成長した。

私は怖かった、急ぎ、脳神経外科医に走った。MRI検査を受けた。
幸い、心配しなくても良いとの診断だった。
だが、可愛そうに、つれあいは“お岩さん”風の顔にナッテシマッタノダ.

第1回目のタンコブ、もう10数年ほど昔、むかし。
買い物に行くと言って家を出たつれあいが、自動車事故に遭ったのか?
誰かにぶん殴られたか?という感じ、額から血を流して帰ってきた。
「どうした?!」
「自転車で倒れてハンドルで顔を打ったの・・・」
歩道の車止めに大型犬がつながれ、おじいさんがひとりボンヤリ居たという。
つれあいはブレーキをかけたのだが、前の籠にスイカ、ジャガイモ、牛乳と
重たいものをいっぱい積んでいた由。
ブレーキをかけたのだが、自転車が転倒、オデコをハンドルで打撲という
悲劇!!!

このときは、何にも知らなかった・・・頭や顔を打つと、内出血を起こし
数日後から“お岩さん”のような恐ろしい顔面になることを。

3度目のタンコブ、“お岩さん”に負けない形相が現れても、もう驚かないゾ。

というわけで、つれあいは6日前の打撲症の痛みと後遺症と闘っている
ところです。

そろそろ、娘が来てくれるころです。