きょうはシニアのカラオケ同好会。
前回、4月、つれあいのピンチヒッターを頼まれ久しぶりに参加した。
ところが・・・何を歌ったらいいのか、俺はナニが歌えるかわからない、アセッタなあ。
久しく、カラオケを歌っていなかった。
分厚いカラオケリストを開くが膨大な曲名の列、文字は小さい。
好きな歌手は誰だったか、それすら思い出せない。
ようやく、30代のころ歌った『アケミという名で十八で』を思い出した。
歌った。
だが、ザンネン、誰も知らない気配。40年も昔の歌だ。
これじゃあ、イケナイ。
私は先週、インターネットで私が歌えそうな曲をピックアップ、手帳に20数曲書いた。
さあ、これで安心!
しかし、歌詞を覚えているわけではない。むかし、カラオケ名人の先輩から言われた…
「あなた、歌の文句を覚えていないの!」
「エーツ?画面に歌詞が出るでしょう!」
「イカン、きちんと映像画面など見ないで仲間の顔を見ながら歌うんだ!」
「ヒエー・・・」
驚いたなあ。
驚いたけど、私はちっとも進歩していない。
午後、仲間といっしょにバスに乗ってカラオケハウスへ進撃!
歌った!ところが、・・・
なんかおかしい。「調子が外れてイルヨ!」と、つれあい。
「歌いだしが遅れている」と仲間の声。
わかった。難聴のせいで、音楽がよく聞こえないのだ。ハズカシいがしようがない。
むかし、カラオケを歌うスナックなどで私は、歌うより、みんなの歌をひとり楽しんだものだ。
歌詞のひとつひとつを楽しんだ。
きょうも、戦歌『戦友』を聞いていて、先月亡くなった先輩のことを思った。
「ああ、戦いの最中に、隣に居ったこの友の 俄かにはたと倒れしが…
我はおもわず 駆け寄って・・・」
懸命に仕事をしていた先輩がガンで倒れたのは5月だった。戦友の死と等しく感じてしまった。
一夜明けて・・・
「アナタ、いつから音痴になったの?」
「4月も音痴だったのかな!?」