秋になり、骨盤の閉りを中心とする体の変動が大きくなってき
た。
風邪をひいたり多少の下痢をすることは、体が敏感であること
の表れであるが、野口先生の「風邪の効用」を読んだり、活元運
動をしたり整体を受けている人は、そういった変動に対して驚い
たり怯えたりせず、喜んで受け止めることが出来るのは、有難い
ことである。
一般的な反応としては、翌日乃至は二日くらいの体のだるさが
あるが、体の中の鈍り滞っていた場所が正常(敏感)になる前の
過敏状態である。
これは、不必要にやり過ぎた場合の所謂“もみっかえし”とは
違い、その後は快適になる。
然し整体を受けた後の体の変動は、もっと激しいこともある。
可動性が無く硬直した椎骨を動くようにすると、一時的に痛み
が出ることが多いし、体内の不要なものが滞っていた人は、体
が敏感になることによって下痢症状が数日続き、排泄すること
も稀ではない。
整体の勉強を始めてまだ数年の頃、ある老婦人を何度か整体
の後依頼が途切れたことがあるが、後で紹介者の人から「あの
人は急に下痢が始まって2~3週間しても止まらず、医者に行っ
たようです」と云われた。
恩師の高野先生にそのことを尋ねると、「それは癌的なものが
排泄される反応だから、下痢を無理に止めてはいけないのだが
…」云われた。
その後どのくらい経ってからか忘れたが、その老婦人が胃癌
で亡くなったことを聞き、(絶対にそうだという訳ではないが)
『やはりそういうことだったのか!』と残念に思ったものである。
女性の生理が一旦周期が乱れたり、飛んだりした後で順調に
なり、骨盤の弾力も増すようなこともある。
然し慌てて色んな手段を講じ、折角の有難い自然の経過を乱
してしまう人も多いのは、誠に残念なことである。
体は自然のものであり、自然から離れて生きることはできない。
自然の働きを信じ、自分の体を信じて、体の変動を落ち着いて
受け止めて欲しいものである。
た。
風邪をひいたり多少の下痢をすることは、体が敏感であること
の表れであるが、野口先生の「風邪の効用」を読んだり、活元運
動をしたり整体を受けている人は、そういった変動に対して驚い
たり怯えたりせず、喜んで受け止めることが出来るのは、有難い
ことである。
一般的な反応としては、翌日乃至は二日くらいの体のだるさが
あるが、体の中の鈍り滞っていた場所が正常(敏感)になる前の
過敏状態である。
これは、不必要にやり過ぎた場合の所謂“もみっかえし”とは
違い、その後は快適になる。
然し整体を受けた後の体の変動は、もっと激しいこともある。
可動性が無く硬直した椎骨を動くようにすると、一時的に痛み
が出ることが多いし、体内の不要なものが滞っていた人は、体
が敏感になることによって下痢症状が数日続き、排泄すること
も稀ではない。
整体の勉強を始めてまだ数年の頃、ある老婦人を何度か整体
の後依頼が途切れたことがあるが、後で紹介者の人から「あの
人は急に下痢が始まって2~3週間しても止まらず、医者に行っ
たようです」と云われた。
恩師の高野先生にそのことを尋ねると、「それは癌的なものが
排泄される反応だから、下痢を無理に止めてはいけないのだが
…」云われた。
その後どのくらい経ってからか忘れたが、その老婦人が胃癌
で亡くなったことを聞き、(絶対にそうだという訳ではないが)
『やはりそういうことだったのか!』と残念に思ったものである。
女性の生理が一旦周期が乱れたり、飛んだりした後で順調に
なり、骨盤の弾力も増すようなこともある。
然し慌てて色んな手段を講じ、折角の有難い自然の経過を乱
してしまう人も多いのは、誠に残念なことである。
体は自然のものであり、自然から離れて生きることはできない。
自然の働きを信じ、自分の体を信じて、体の変動を落ち着いて
受け止めて欲しいものである。