活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

整体後の体の変化

2008-09-18 13:49:39 | 体の変化
 秋になり、骨盤の閉りを中心とする体の変動が大きくなってき
た。

 風邪をひいたり多少の下痢をすることは、体が敏感であること
の表れであるが、野口先生の「風邪の効用」を読んだり、活元運
動をしたり整体を受けている人は、そういった変動に対して驚い
たり怯えたりせず、喜んで受け止めることが出来るのは、有難い
ことである。

 一般的な反応としては、翌日乃至は二日くらいの体のだるさが
あるが、体の中の鈍り滞っていた場所が正常(敏感)になる前の
過敏状態である。
 これは、不必要にやり過ぎた場合の所謂“もみっかえし”とは
違い、その後は快適になる。

 然し整体を受けた後の体の変動は、もっと激しいこともある。

 可動性が無く硬直した椎骨を動くようにすると、一時的に痛み
が出ることが多いし、体内の不要なものが滞っていた人は、体
が敏感になることによって下痢症状が数日続き、排泄すること
も稀ではない。
 整体の勉強を始めてまだ数年の頃、ある老婦人を何度か整体
の後依頼が途切れたことがあるが、後で紹介者の人から「あの
人は急に下痢が始まって2~3週間しても止まらず、医者に行っ
たようです」と云われた。
 恩師の高野先生にそのことを尋ねると、「それは癌的なものが
排泄される反応だから、下痢を無理に止めてはいけないのだが
…」云われた。
 その後どのくらい経ってからか忘れたが、その老婦人が胃癌
で亡くなったことを聞き、(絶対にそうだという訳ではないが)
『やはりそういうことだったのか!』と残念に思ったものである。

 女性の生理が一旦周期が乱れたり、飛んだりした後で順調に
なり、骨盤の弾力も増すようなこともある。

 然し慌てて色んな手段を講じ、折角の有難い自然の経過を乱
してしまう人も多いのは、誠に残念なことである。

 体は自然のものであり、自然から離れて生きることはできない。
 自然の働きを信じ、自分の体を信じて、体の変動を落ち着いて
受け止めて欲しいものである。



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