こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

成 立 条 件

2019-03-31 07:18:02 | Weblog
太陽光発電や風力発電装置などが

温暖化防止対策で増えると

火力発電所で燃やしている

地下資源の消費量も自動的に減る

という誤った思い込みによる

錯誤

に基づく壮大な誤解

が世界中を支配する

ようになっている

という状況が

温室効果ガスの排出量拡大

を却って悪化させる

動力源となっている


環境性能が高いとされている

再生可能エネルギー

からなる優良な外部電源を

大量投入していながら

大気中のCO2濃度は

増加の一途を

相変わらず辿っている


世界中の火力発電所で

化石燃料を燃やし続けている以上

温室効果ガスの大量生産

は着実に進むこととなり

気候変動はその脅威を

ますます強める

という展開から

どうにも抜け出せない

という状況が

地球規模で拡散するようになってきた


京都議定書を遵守していた

その二十年間を通じて

二酸化炭素の平均濃度は

340ppmから

415ppmへと

大幅に上昇してしまっていた


減っていなければならない

大気中のCO2濃度を

環境対策のすべて

が却って増やす

という結果が確定している


新しい環境対策の指標

となる筈のパリ協定は

環境復元対策であった

COP3が失敗に終わった

その結果として

急遽策定されたもの

だが

その失敗の理由

を突き止めた

とする事実はどこにも

ない


具体的な対策が

国連の環境部会によって

特定された

ということではない


このことから

パリ協定では

目標達成期限を設けることができなくなり

曖昧な状態となることを承知の上で

今世紀末までの間の

できるだけ早期

という漠然たる目標

を掲げることしかできず

有効解の登場をひたすら待つ

というスタンスへと切り替えた


とても曖昧な

それ故に実効を期待することが

できない目標設定

を敢えてしたことにより

きわめて長期の猶予期間

を措くことしかできなくなった


要するに

現代文明の認識レベル

はこの程度のもの

であるに過ぎないのだ


交流電流の意味を理解しないで

省エネ節電の励行



再生可能エネルギー

の普及拡大を急ぎさえすれば

それだけで温暖化防止効果

が簡単に得られる

と勝手な解釈を施して

実行に移した

というのが京都議定書の本質


交流電流は周波数で成り立っている

ものであることから

電源の回転数を

常に一定の状態

に保っていなければならない

という絶対的条件を

すっかり忘れ去っている


火力発電システムに於いては

蒸気圧を安定した状態で

四六時中常に

保っていなければならない

タービン軸の回転数を

維持することが

義務

として定められている


電力消費が減った深夜であっても

燃焼炉の火

を消すことができない

という条件に

火力発電システムのすべては

強く拘束されている


深夜電力料金制度は

その無駄でしかない

需要が減った時間帯であっても

燃焼量を減らせない定めに

置かれ続けている


再生可能エネルギーを

どれほど多く

増やすことができたしても

燃焼炉で燃やされている

地下資源の量は

常に安定した状態

を維持していなければならず

まったく減らせなくなっていた


深夜電力料金制度は

損失となっていた過大な電力供給量を

値引きしてでも換金しなければならない

というその事情が生んだもの

地下資源の消費量を

電力販売量の増加

で部分的に埋め合わせようと

謀った方策

であるに過ぎない


周波数で成り立っている交流電流は

発電機の回転数が乱れると

却って有害な現象

を引き起こす


直近の事例では

北海道全域を長時間

ブラックアウトに陥れた

その事実

半年前の地震の被害

で生じた広域停電が

雄弁に物語っている


50ヘルツの交流周波数は

毎分三千回転する発電機だけが

生み出せる

毎秒50回転している発電機が

たった一回転減っただけで

その周波数は49ヘルツ

へと変化する

50ヘルツの交流が流れている

送電線に

一部分であるにせよ

49ヘルツの周波数が混在すると

二系統の交流電流を

送電系統が内包する

という状況が

突発的に発生する


電力輸送の安定性を保護する機能

がこの異常を検知すると

電流を遮断する機能が立ち上がり

それがブラックアウトの原因となる


家庭の安全ブレーカーが落ちたり

アンペアブレーカーが落ちたりするのと

それはまったく同じこと


電力会社は何が何でも

出力変動や周波数変動を

発生させてはならない

という立場に置かれている


省エネ節電努力を

消費者がこぞって進めていながら

温室効果ガスの濃度は

常に一貫性を以て

上昇し続けている

ということなのだ

再生可能エネルギーの設置拡大を

温暖化防止の名目で

個人や組織が積極的に図った

としても

火力発電所の燃焼炉

ではメタン系の地下資源

の大量消費を

些かたりとも減らすことが

できなくなっている

ということを

世界中の知識人たちが

おしなべて

忘れ去っている


この事情の背後に隠されている

内緒の未解決の課題

がパリ協定の成立を

いまやっと

急がせる契機となった

隠しごとは

いつかどこかで

必ず露見するものなのだ


アベノミクスの失敗が

失われた三十年を

やがて成立させることになるように

国連の環境部会による

温暖化防止対策の失敗

の連鎖

が温室効果ガスの濃度上昇

に寄与した事実がある如く

避け難い現実との遭遇は

確実に訪れる

誤った判断は

最終的に調整を

余儀なくされる

ことになっている


自然法則を蔑ろにすると

手痛いシッペイ返しに

見舞われる

ということなのだ


三十年に達した平成という時代

は身勝手な解釈による錯誤

とそれによる失敗が連鎖する

時代であったと総括できる


学力重視型の教育制度の失敗



交流電流の意味を理解していない

知識階級からなる陋劣な

指導体制の構築

を許し

結果として

温暖化を募らせて

気候変動要因の厚み

を増やし続けた


善と信じて不善を為す

のは思考力の劣化と

それが生む問題認識能力

が不在となったからに

他ならぬ


学力レベルが高まっても

温室効果ガスの濃度上昇

を止めることさえ

まったくできない

というこの現状は

思考力の劣化が原因

となって文明に作用した

その結果


地下資源を必要としない

エネルギー創出法の確立は

エネルギーコストの最小化

へと繋がり

経済政策の失敗による損失



環境負荷の削減に伴って

二次的に生じる

可処分所得の増加による

公平な繁栄へと繋がるものとなる


装置一式の供給権

を支配する権能を維持することで

防衛費を最小化する効果を派生させ

相乗的に有効性を一気に高める

効果を引き出すと

恒久平和の実現と

それによる緩やかな繁栄が

手に入る


日本の高度成長期の背後には

防衛予算に相当する成分

をアメリカが肩代わりしていた

という隠れた効果

が寄与している


地下資源に代わる新資源を確保した組織



環境の復元を推進しつつ

経済の発展に寄与すると同時に

非生産的で無駄な

破壊のための防衛予算

の比率を減らす

ことを可能な状態にする


問題の本質を

マジョリティが承知したとき

意味のない投資は価値を失い

破壊ではなく

生産に寄与するための資本投下で

自らが遠ざけていた

平和状態の実現と

繁栄する時代の到来



自動的に成立させてしまう

だろう
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