こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

投 資 効 果

2015-03-01 07:36:02 | Weblog
これまでのところ

教育投資は

費用対効果からみて

有効なものとは

到底

言い難い


長い時間と

高い費用とをかけて

広い範囲の学習で

得てきたものを

どこかで

役立てることが

もし

できていたのだとしたら

世の中は

もっとマシ

な状態に

なっていなければなるまい


行政機構によって施されている

所謂画一的なカリキュラムに基づく

均質で均等な教育は

ワンパターンの思考経路を共有化させ

異能な素質を平均から払い出す

という不毛な行為を

正当化した


狭い範囲の共通認識を

相互に弄ぶことを通じて

理由なく安心する

という傾斜を強めてきた


問題の本質をみようとせずに

過ぎゆく時の安定したその流れに

ただ身を任す

というのが

大方のもつ

保守的な姿勢

となった


国の現状はその結果として

歴史が与えたものなのだ


学んできた高度な知識を

一度も有効活用することもなく

吐露する機会とてない人生を過ごし

薀蓄としての価値しかない

死蔵された知の在庫

クイズ番組でのみ

質量を増した憂さを晴らし

投資を損失へと変える行為を

意味もなく繰り返す


そこには創造性などある筈もなく

意思決定に於いてさえ

体制の赴くところへと

盲目的に従い

結果として

生命環境を自らの手で

狭めていることに

気づかない


その弊害が地球全域へと及ぶようになっていき

温暖化による気候の変動を

すべての生命が

ひとしく

受けなければならなくなった


温室効果ガスの削減に取り組んでいながら

実効性の不在に気づかないフリをして

机上の計算で積み上げてきた

名目でしかない空疎な値を引き出して

安堵する

というのが現実の相


実証データの開示を一度も求めずに

電力消費を単に減らしたその分だけ

二酸化炭素も減っている

とそう勝手に思い込み

その錯誤を顧みることもなく

ただ放置した


電流が止まっていることができない

という事実を

よく承知していながら

電気製品のスイッチを切りさえすれば

水道やガスのように

電流もまたそこに止まっている

と思慮なく同意し

お経のように有難がり

真実だと信じ込まさされている事実

に背を向ける

牧歌的な迷信をたよりに

快適な生活を手放なそうとせず

ただ安穏に

なにごともなく

過ごしている


これが教育投資の結果

として国民が得たものの

正体


省エネ節電が

温暖化防止に有効な措置

であることを立証した

とするためには

化石燃料の消費割合の減少という結果

を数値で示すことができていさえすれば

よい

その簡単なことを求めずに

電力消費を抑制すれば

温暖化が自動的に止まる

とそう頑なにいつまでも信じている

狂信的行動が

世界に与えている重大な負圧を

真剣に

排除する工夫を凝らす

必要がある


こと電気に関する限り

あらゆる温暖化対策は

おしなべて

無効

発電所の燃焼炉が

消費変動の推移に対応して

柔軟に

出力調整を行った

とするデータは何一つとてない


不可能なことを

あたかもやっている

かのように見せかけるために

発電で消費した地下資源が

節電で消費を減らしたその分だけ

大気中に放出されなくなった

ということにして

誤魔化しただけおこと


この馬鹿げた理屈を国会で採用し

温暖化防止に関する法律

を制定して

日本国中で



世界中で

二酸化炭素の排出削減を実行し

温暖化を防止した

積もりになっていた


なんと愚かしいことだろう


電力業界は節電と

燃焼炉の稼働率との間に

なければならない相関関係を

データで示すことが

永遠に

できない


これが止まらない温暖化

を世界中で生み出している

たった一つの

その理由


太陽光や風力を送電系統に取り入れていながら

それによって

発電所の燃焼炉の負担が

「実際」に

どれほど減らせたのか

という事実を

数字で示すことすらしたことがない


自然エネルギーからとりだした電力の合計値



二酸化炭素の削減量と同一化してしまうことによって

その分だけ

火力発電所の負担が減った筈

というタテマエを前提に

業界は電気事業をせっせと推し進めてきた


その一連の愚行が積み貸さない

世界規模での気候変動を現象化させ

降水量の急激な増加と

それによる洪水や

土砂崩れなどの自然災害を

繰り返し

容赦なく

文明社会へと与えている事実を

みようとしない


温暖化した地球に生じた環境異変は

人災以外のなにものでもない


電気を使わなければ

温暖化が止まる

とする根拠は

どこにもない

燃焼炉の稼働率が低下した事実を

証明するデータなど

どこにも存在したことはない


地下資源を燃やさなくすることができなければ

温暖化はやがてより苛烈なものとなり

自然が文明へと返す熾烈な報復を

人類は受け続けていなければならなくなった


地下資源を燃やさずに電気を生み出すためには

交流と直流の夫々の違いを知る

こというとから先ず

始めなければならない

電池と名の付く電源はすべて

直流を出力する装置

太陽電池や燃料電池などがその代表例

止まっていることができない電気を

電荷に戻して

そこに静止させておくために

身近な乾電池や蓄電池

そしてリチウムイオン二次電池

などが開発され

進化を遂げてきたのだったが

成果としてはまだ不十分


文明社会で使われている巨大な電力は

交流電流となっていることから

直流電源をそのまま活用することは

できない


電力会社が再生エネルギーを買い取っているからといって

それが有効利用されている

とする証拠を

誰一人として

見たことがない


これは普遍的な事実


交流送電は

外部電源からの流入電流を

受け容れる能力を

本質的にもたない


電流同士の衝突は

一瞬の閃光の後に

変圧装置を爆発させる

ほど強い破壊力を示すものとなる

電圧が高ければ高いほど

その破壊力はより強まる


国会審議で

法律を制定する際に

誘導法則の関与を

もし要素化することができていたなら

止まらない温暖化を止めようとして

無駄な投資を繰り返す愚を

重ねるようなことなど

起きることはなかった

国が蒙っている

異常な財務体質の劣化急増は

このようにして

平均化を目指してきた

教育の結果

として国民に与えられたもの


実効なき温暖化対策とは

成果なき教育投資によって

世界中に産み落とされた

惡の華


教育投資が行き着いた

その辺境にできたこの現状が

経過の事実を

本質としてよく物語る


無効な投資は

景気の足を

強く

引っ張り

経済成長を確実に阻害する


劣化する一方となっている国の姿には

本質のありようが仄見える

問題をモンダイとして

正視することができないままであるのなら

有効な対策を特定することは

これからもできまい


単にそれだけのこと
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