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価 値 基 準

2010-11-28 09:56:04 | Weblog
交流送電という方式に於いて



省エネ節電を

どれほど実施しても

二酸化炭素を減らす能力

そのものがない


節電と発電との間には

相関がないからだ

この事実を最もよく知っている電力業界が

問題を指摘しようとせず

沈黙を

一貫して続けている


電力会社が望んでいることは

オール電化を推進する

という一事のみ


止まらない温暖化に隠されている或るもの

その事実関係の所在を知るには

火力発電所の稼働率の変化のデータを見ればよい

消費者が節電したことによって

燃焼炉が停止していた時間が

実際に

どれくらいあったのか

ということを

数字で確認することを怠ってはならない

国はこの検証作業をまったくやってこなかった

二酸化炭素の増加は

その結果としておきたことなのだ


太陽電池を普及させていったことによって

電力会社が

発電量を実際に減らしたその記録を調べれば

この措置の有効性を

検証することも

確認することも

できていた

実効なき温暖化対策を成り立たせているものとは

なげやりで

おざなりな

これら

国民的な慣習にあった

この件に関する調査を行ったとする事実は

ゼロ


国民は節電で二酸化炭素が減っていると

勝手に信じ込んでいる

国は温暖化対策費を交付するだけで善しとし

結果を確認しようともしなかった

予算化を行っていながら

効果のほどを

一度も確認したことがなかった


節電で抑制した電力量に相当するCO2が

減っている

と勝手に判断していただけのことだったのだ

そこには意味のある相関は存在しない

消費者が電力消費を減らす努力をしていても

発電所では

それに見合った発電制御を行うことが

基本的にできない

負荷変動に対応した出力調整ができるシステムは

交流送電という方法では

本質的に成り立たないものなのだ

電力会社に求められているのは

安定した電圧と周波数とを

常に維持している

ということだけである


当日の負荷(電力需要)を予測して

発電すべき電力量を前日に決めているのだから

突発的に電力需要が急増したのでは

対応がとれない

ということなのだ

そうならないようにするために

常時需要を超えた電力を供給していなければならなかった


これは電力会社の宿命である

過剰発電を実施しているからこそ

余分の電力を

消費者に使わせて

それをカネに換える

必要がでてきているということなのだ

これがオール電化キャンペーンの背景に潜むものの正体


交流の高圧送電を前提とするインフラを維持し続けている限り

二酸化炭素濃度は高まるばかり

これを避けるために

原発の比率を高めることが求められている

最初のボタンを掛け違えると

最後まで間違い続ける破目になる

京都議定書を遵守するには

原発の増設以外に

有効な手段は存在していなかった


い ま ま で は


慣れ親しんできた交流で

二酸化炭素の排出量を抑制するには

送電する必要のない方式

即ち

独立分散電源化する以外に残された道はない

小さな電源を小さな単位で分散させていくことにより

二酸化炭素を減らすことができるようになる

小出力の発電機には

地下資源を必要としないタイプのモデルが複数ある

住宅で必要とする電力は3kwhから6kwh程度

配電線の電圧が低い地域で6600ボルトになっているのは

6.6kwhの電力があれば

それで家庭が必要とする電力が

十分に賄えたからだった


電源の分散化では

送電で生じるさまざまなロスが全て消えるため

無駄な成分を排除する高い効果が生まれ出る

10kwh程度の出力をもつ小型の電源を

それぞれ独立させていくことにより

交流の電気製品をそのままの状態で

制限なく使うことができるような状況へと

日本のエネルギー基盤を変えていくことが

できるようになる

そんなことを可能にする方法の開発が

いま

密かに進められている


問題は電力会社が交流送電の欠陥を隠している

というその事実にあった

その結果国は効果のない温暖化対策に国費を大量投入することとなり

実効がえられていない事実があるにも関わらず

永年にわたり

意味のない投資を続けていなければならなくなった


真相が国民の前に暴露されたとき

電力会社と監督官庁は

共同でその責任をとらなければならない

この両者は真相を承知の上で

国民を敢えて

たばかっていた

事実の告知を早い段階で国民に対して実施していたのなら

温暖化がこれほど急速に進むようなことにはなっておらず

自然災害が兇暴化するようなこともなかったのだし

国民はこぞって応援する側に回っていただろう

当然ながら有効解を手に入れる機会はもっと早まっており

その効果で

日本には世界の様相を一変させてしまうことさえ

できる状況が与えられていたはずなのだ


いまの国際経済を成り立たせているドルは

石油の価値に拠って

基軸通貨としての性能が保障されている

地下資源に依存しない電源が日本からか登場する時代になると

ドルの需要はたちまち急減するだろう


ドルの代わりを務めることになる通貨は

石油に代わるエネルギーによって

その価値を裏付ける能力を賦与されていなければならない

エネルギーを制する者は

世界を制する

その能力に欠ける存在が

未来のエネルギーを手にしてはならない

製品の公開が見送られているのは

その所為である

蒙が啓かれたとき

この国は大化けする
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