こ と の 端

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気 候 変 動

2021-07-22 17:06:28 | Weblog
CO2がもつ温室効果能力は

海水の表面温度を高めることはできるのだが

大気圏内を上昇することができない


空気より重い気体は

重力に抗って上昇することはできず

滞留していることもできない

という絶対条件に縛られている

炭化水素に属するそれは化合物


空気圏で上昇する能力を発揮できない

重いガスであるCO2が

大気圏内で

濃度を高め続けている

という認識には合理性がなく

誤った思い込みを前提とした

身勝手なキメツケ

が国連を錯誤させた

その判断の過ちが

未だに尾を引いて

温暖化をとまらないものにした


権威主義でなりたっているあらゆる指導体制は

知識階級の意識に対する偏った理解を

無批判に刷り込むという経過を残した


そこには

誰もが気付くことのできなかった

科学についての認識不足が

壁の中に塗りこめられていた


温暖化が気候変動の原因

だとしたエビデンスを

確認したという記録は

未だに皆無

抽象的な合意だけで

CO2を譴責する風潮を

一斉に煽るようになっていた
  

事実関係の確認に立ち会った

と証言した記録は

未だにまったくないのだ

誤った情報を真実だ



世界中がそう

確信してしまっていた


気候変動の原因となったのは

CO2ではなく

別にあったのである


大気圏に於ける温度分布は

階層によって大きく異なっている

地上で温度を高めたCO2が

高度15km以下の大気圏で

その熱をどう維持し

温室効果をその空域で

どう発揮していたのか

ということについて

根拠として採用したデータ

は示されたことが ない

   
空気が薄くなっている高山の気温が

地表の気温と同じであるとは

断定できない

異なった熱は相互作用で

温度を平均化させたところで

おちつく


温室効果が一定に維持されている

熱平衡が平均気温を高めている

とした根拠とするには合理性に欠けている


夏の高い気温の日々が続いても

CO2のもつ熱は

上空の寒気と熱交換を経て平均化し

平衡状態をとって

そこで落ち着く


大気の平均気温が0.5度

高くなったとしても

それがどう気候変動に繋がったのか

というメカニズムに関する報告は

未だに見当たらない


プロセスがみえていない状況で

原因と結果を

強引に結びつけていただけだった


温室効果ガスと定めた対象の特定を

誤ったことにすら気付いていない


有効な対策を打ち出す

などいうことは

もとより不可能なことだった


CO2削減努力は

世界中が束になって取り組んでいながら

一度も実現したことがない

そんな経過を25年以上

つづけているという事実は

とても雄弁


天然ガスに含まれている

メタンCH4に

燃焼の酸化作用で

空気中の酸素

が結びついたとき

炭素CはCO2へと変わり

水素HはH2Oへと姿を変える


この熱反応は

二種類の温室効果ガスを

同時に

排煙筒から外部へと放出する

比率はCO2が1であるとき

H2Oはその二倍となっている


燃焼炉の中で同時に生まれた

これら二つの

熱を共有する

異なった二種類の混合気

となった温室効果ガスのそれぞれは

圧縮行程を経て加圧され

その随伴現象である圧縮熱

をその身に引き受ける

この圧縮熱の関与

が温室効果を更に高め

加速させていた

温暖化を生み出したのは

地下資源の燃焼に相違なく

だがそれは

空気より軽い水蒸気

というものでなければならない


大気圏内で温室効果を発揮していたのは

CO2ではなく

ガス化した水H2Oだったのだ


温暖化を生み出したその最大の原因は

温室効果をもつ二種類のガス

即ちCO2とH2O以外にはない


その他のガスは軽すぎて

一気に成層圏へと到達するため

大気圏内で熱交換している

ヒマなどない

大気圏の最下層である

空気圏内を温めていなければ

気候変動を誘発する

ことにはならない


気候変動はこの熱の移動

の違いによって生み落された

空気より軽い水蒸気は

気化熱を地表から奪ってそこを冷やし

その後熱を伴って上へと運び

その周辺を温める


雲が布団の役割を果たしている事実

があるように

水蒸気には熱を貯めこむ

という性質があり

空気圏内でその能力を発揮した


雲となった水蒸気は

運び上げた熱をそこで保ち

周辺を温める

これが温暖化を

加速する要因となって機能した



火力発電が有害であるとされたのは

地下資源を燃やして得た熱で水を加熱し

そこで生じた蒸気圧を人為で高め

さらに圧縮熱を追加する

という方法で空気層に対する

高い熱源となって作用する


蒸気発電という方法ではなく

空気圧を高めるという方法

に切り替えると同時に

復水装置を併設する

ということが有効な対策となる


こうして人工的に高めたガス圧力を

発電タービンへと送り込み

地下資源の燃焼

を前提としない

電力を引き出したあと

蒸気を水へと戻して再生する


熱を用いない方法でなければ

温暖化現象を止めることは

できない

だが圧縮することはできる


熱を介在させない電源を

分散配置することで

比較的簡単に

燃焼を必要としない発電システムを

構築することができるのだ


開放系である火力発電方式が

熱水蒸気を大気圏内へと放出し

雨を降らせる雲を絶え間なく生みつづけ

降水量を執拗に高めて

風水害を募らせる循環の

動因として作用した

ということがみえてくる


原発は閉鎖系ではあるのだが

廃熱は熱交換で海へと捨てなければならず

その部分では開放系となっている

このため海水温を高めてゆき

飽和水蒸気を発生させる原因となっている



空気より軽い水蒸気は

空高くへと昇ることができ

雲となるその過程で

位置エネルギーを身につける


上空の冷気が気体の水を冷やし

生じた重さで落下する際に

雨となって舞い戻る


雨を降らせているのは

他でもない

海から立ち昇る水蒸気しかないのだ

地下資源を大量に燃やして得た熱が

電力創出を制御可能なものにしたときから

地下資源の燃焼が

絶対条件となったのだ

天然ガスの大量消費では

過程のガス器具で

水蒸気を生みだしている

規模が小さくても

集合すれば積乱雲になり得る


電気を生むには

先に熱を得ておかなければならない

液体の水を加熱して

気体の水を生み出し

できた水蒸気を加圧して

重い蒸気タービンを回すための

動力源として利用してきた


液体の水は100℃で飽和する

気体の水は2000℃以上の高熱

を生む

そこで水の熱分解が起きたとき

純度の高い水素と酸素とに分かれ

熱との接触を起点として

水素爆発を引き起こす


火力発電所の燃焼炉

が生み出したCO2と

同時生成した

二倍の量の熱い水のガス

つまり熱水蒸気が大気圏へと

大量に放出されていたのであった


CO2とガス化したH2Oは

ともに温室効果をもっている


化石資源を燃やすと

その主要な成分であるメタン

CH4が

CO2を一つ作り出したとき

残った四つの水素が

二つのH2Oを作り出す

窯の熱で気化した水蒸気を

二倍の効率で生みだしていた


四つの水素Hが

水素分子H2を二対生みだすと同時に

空気中の酸素と結びつき

CO2より多いH2Oを

空気圏内へと放出することになっていた


その際に生じる反応温度は

300℃以下のレベルであり

高熱を帯びた高圧の蒸気は

そのまま排煙筒から

大気圏内へと放出される


火力発電所が吐き出す煙の色は



つまり水蒸気

CO2は透明で目には見えない


これが上空へと移動して集まったとき

雲と呼ばれるものとなる


一方空気より重い

同時生成したCO2は

大気圏を

昇ってゆくことが

できないため降下するだけのガスとなる


CO2は最終的に海へと落ち

もっていた熱をそこで手放し

海水温を温室効果で高め

自らは水和して炭酸化して

炭素循環へと繰り込まれる

大気中のCO2濃度が400ppm

0,04%と極めて低くなっていたのは

炭素循環に取り込まれていたからだったのだ


海面の温度を高めたその熱が

台風を発達させて勢力を高めると

低気圧だったものを台風へと変え

海水面の高い温度が

台風の勢力を発達させることになる


温室効果ガスとして

温暖化を進めていたのは

CO2ではなく

水蒸気の方だったのだ


気候変動を

以前の温和な状態へと戻すには

蒸気となった気体を

液体の水へと戻すことが必要なのだ

復水装置で液化するとことが

有効な

温暖化対策となるだろう


こうすれば熱水蒸気の大量発生は

大気中では起きなくなる


軽かった蒸気は

重い液体の水へと空で変わる

軽さを失って

落下した雨は

位置エネルギーを

水のエネルギーへとシフトする

水害は上昇能力を秘めた水蒸気以外に

生み出せない


雲になる水蒸気の発生量が減れば

降水密度が大きく増えることはなく

洪水の発生機会は低下する


自然災害は狂暴化せず温和化する

精妙な循環状態へと

やがて戻ることだろう


低気圧と高気圧が作り出す

対流の循環が生む違い

落差の規模は次第に狭くなり

乾燥した下降気流

つまり優勢な高気圧が

海外で山火事を発生させることも

応分に減るか

消えてなくなることだろう
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