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こ と の 端

散文でロジックを
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総 白 痴 化

2020-12-13 08:59:12 | Weblog
このところ俄かに深刻化しつづけている

温暖化と呼ばれている

例のモンダイ

の本質は

整合していない事実が厳として

存在しているにも関わらず

地球人のすべて

が一様に見逃している

という事実が明らかにした


温室効果ガスと指摘されている

CO2の年間排出量は

エネルギー起源のものに限ると

2017年度実績値で

約330億トン


これほど巨大な規模のCO2の排出量が

毎年大気圏内へと放出されている

ところが

大気圏に占めるその残留濃度の計測値は

たったの410ppm(0,041%)

でしかない

この不可思議な量

の違いについて

すべての知識人たちが

齟齬の理由を指摘したことがない

これほど巨大な数字の差に

未だに誰一人気づいていない

ということなのだ

この経過の関与

という第三要因の参加こそ

却って大いに訝しい


比較にならないほど

その数値の差は

余りにも大きい

これは一体どうしたことなのだろうか


問いを発したひとはなく

示唆に気づいた記録もない


CO2の重さはモル当たり44g

CO2排出量は

330億トン


比較することができないほど

この差は大きく整合しない


化石燃料の排出量が330億トンもあるのに

CO2の大気中濃度はたったの410ppm

つまり0、041%であるに過ぎない

何故これほどまでCO2の濃度

が低くなってしまっているのか

という疑問

に誰も注目したことがない


化石燃料を燃やした結果生じたCO2と

大気中に溜まっているCO2との間には

余りにも巨大な懸隔

が厳然とタチハダカッテいる

この事実を未だ誰も

モンダイとして捉えていない

これは一体どうしたことなのだろう


温暖化対策に失敗しつづけてきた過去と

CO2排出量と残留量との間には

知られていない何らかの理由が

隠されている


真実を剔抉しておかない限り

気候変動を止めることは

要するにできない


大気中に放出された直後には

330億トンもあったCO2が

大気圏の数値で計測すると

とても微小な値でしかなくなってしまう

ここにこそ

文明が犯した錯誤の基盤が

横たわっている

これほど巨大な差が

どうしてできてしまったのか

という変化の意味を

探り出せないままである以上

温暖化を止める有効な方法を

地球人たちは永久に入手できない


誰も知らない錯誤に陥った

その経過の意味を

正しく見定めることができたとき

有効解を特定するための道

がはっきりと見えてくるだろう

それができないままとなっている以上

気候危機という困難な状況

を回避する術はない


モンダイの本質を

誰一人理解していないこの状況下で

有効な方法を見いだそうと努めたところで

得るものはない

労多くして成果なき負の配当

という大規模な総損失

を国民すべてが受け取らされるだけのこと


誰も望んでいないマイナスの変化を

文明が錯誤して得た知識を

振りかざしたことで生み出した気候変動を

尊大な姿勢で不正な情報を

善と信じた知性なき知識人たちが

世界に対し圧しつけた

その根源に盤踞する薄汚れた欲望は

単純な事実誤認を掻き立てて

知識人たちがこぞってそれを

無批判に伝播したことで

身勝手な判断の横行を許し

危機的状況へと発展させてきた

錯誤によって生まれたものである不正な経過を

これまでのところ

誰もがよく分かっていないまま

判断停止の状態で

ただひたすら受け容れている


CO2の重さと

水蒸気の軽さとの違いによって

媒介している空気の質量との差が生じ

熱のベクトルと重さの違いで

行く先を厳密に方向づけられている

のが温室工ガスの宿命となっている


この相関を可能ならしめた違いの

意味

を調べたことさえしていなかったほど

知性なき知識人たちのこれまでの所業

は余りにも拙い


温室効果を有するガス

だというその一事のみを捉えて

世界中が温暖化の原因だ

として一斉に指弾忌避して憚らない

その行為を善と勝手に決めつけ

堅く思い込んでしまっている

その盲信の程度はひどく頑迷

尚且つ稚拙


大気圏内にある二種類の温室効果ガス

即ちCO2とH2Oとの違いに見える

その差とは比重ただそれ一つ


温室効果ガスを大気圏で下降させたり

上昇させたりしているのは

大気層全域にみられる

対流を生みだしているダイナミズム


上昇気流は軽いガスを

上空へと移動させるための動力源

下降気流は低気圧が頂点に達したあと

成層圏との境となっているあわい

のあたりで折り返し

反転したものが高気圧へと変容し

地表で再び反転して低気圧へと

再びその姿を変えることを繰り返す


こうして対流圏では

もともと自然界にあった水蒸気を

垂直移動させることで

麗しく穏やかな気候

へと舞い戻るための条件

を安定化させておくためのメカニズム

を地球草創期から起動させていた


ところが文明社会が

経済成長を目指すようになったときから

化石燃料を大量に燃やすようになり

二種類の異なった温室効果ガスを

同時に大量生産することが

必須の条件とされたのだ


化石燃料に含まれているメタンCH4

が燃やされたとき

炭素と水素を同時に酸化する熱反応

である燃焼が炉内で同時進行し

炭素Cは酸素Oと結びついてCO2となり

水素Hは酸素とくっついてH2Oへと変化する

この時副次的に生成された熱いガスが

温室効果を共にもっていた

ということが

空気より軽い水蒸気を

熱の移動に関与させ

地表の熱を上空へと運びあげ

空気より重い二酸化炭素を

地表へと降下させることとなり

温室効果ガスのそれぞれに

異なったベクトルを与えている


海に着水したCO2は

熱をそのとき手放して

自らは水和して他に変化する

地に落ちたCO2は植物に取り込まれ

炭酸同化作用で新鮮な酸素O2

を夜明けにかけて作り出す

だが気化してできた水蒸気は

CO2の二倍である2H2O

となってしまうため

時の経過とともに

水の絶対量

を確実に増やし続けることとなる


燃焼炉の中で人工的に作られた水のガス

が熱を高めて垂直移動したことで

温室効果を抱え込んだ水蒸気

がつくる雲を上空で集約し

極北から降りてきた寒気で

強制的に冷やされたとき

天然の降水量に加えて

人工的に作られた不必要に多い水蒸気が

過去に類例のない規模の集中豪雨

となって地表を襲う

ようになってしまったということなのだ


こうして生じた降水量の急激な増加

が洪水となって災害の規模を

格段に大きなものにした


気候変動を生み出したのは

メタン系の地下資源を燃やしたことによって生じた

その酸化反応の結果

である水蒸気の急増

という変化であった


ところが

世界中の指導体制は

CO2の排出量を減らしさえすれば

気候変動は治まる

と安易に考え

電気の消費量を減らす

ことが努力目標となったのだった

だがその効果は四半世紀以上

ゼロのままだった


知識階級が陥った共同幻想

と呼ぶべき壮大なその錯誤が

温暖化を加速して気候変動を生み育て

対策を誤り続けたその挙句の果てに

気候危機へと繋がっていく

という道を選びとるよう追い詰められた


地球環境をめぐって起きた

これら一連の変化は

相互に関連しあっているため

根本的な原因である地下資源の燃焼

を放棄しない限り

環境条件を復元することは

まぎれもなく不可能となっている


更に悪い条件が

熱水蒸気の上昇に関与した

ことに関して生じた経過の連鎖

については稿を改める
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