goo blog サービス終了のお知らせ 

こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

知 の 野 生

2020-06-07 08:37:28 | Weblog
再生可能エネルギーが増えたその分だけ

CO2排出量は減っていなければならない

という大堰堤は有耶無耶なまま

習慣としてのCO2削減運動が

成果を挙げることなく残された


世界中で行われていた四半世紀に及ぶ

温暖化防止対策の経過をみると

CO2の濃度は

期待に反して逆に増えていた

という事実がパリ協定の成立

を急がせた


減らしたはずのものが

どういう訳かまったく減っておらず

着実に増え続けていた

という結果が確定している

このため世界中を巻き込んで

パリ協定を取り急ぎ発効させた

という経緯が記録へと残された


問題は過去の気候対策のすべて

が何故

失敗に終わってしまっていたのか

というその理由

を確かめることなく

削減目標を徒に高めていった

その行為に潜む


二酸化炭素濃度が一方的に

高まっているのを承知していながら

経過の事実を顧みたことが

一度もなかった


コロナウィルスによるパンデミック

で航空機の飛行が

極端に減ったことによって

大気層上空のCO2の濃度が

大きく下がっている今年

温暖化が止まる

と期待することができない

何故かというと

CO2の温室効果は

上空の冷気で消され

海水の表面温度を

着水したCO2分子が高めはしても

大気中の熱をその状態を

保持していることが

まったくできないものとなっている


二酸化炭素の分子量を手掛かりに

質量計算した結果が公表されていて

それによると

CO2は空気より重いため

大気圏内で上昇する能力がなく

長時間浮遊していることもできない

という条件に縛られている

ということがアボガドロ定数

に基づいた計算で

証明が既に成立しているからである


CO2が空気より重いことは

ドライアイスの白煙の行方

を見れば歴然たるものがあった筈

この体験を記憶としてもっていながら

知識人たちは

大気中の二酸化炭素が

地表に温室効果を長期間与えている

と決めつけて疑ったことがない


空気より重い化合物は

大気中で上昇する能力

を当然ながらもたない


火力発電所の煙突から廃棄された

二種類の温室効果ガス

である二酸化炭素と水蒸気とは

大気圏内へと放出されたその段階で

高温の熱水蒸気とCO2となっており

低い温度をもつ大気圏高層域に於いて

熱交換プロセスで相殺

されていなければならないからだ


炭素系酸素化合物であるCO2と

水素系酸素過誤物である水蒸気とは

同時に保持していた温室効果を

そこで手放す


大気圏内を温め続けることができるのは

空気より軽い加熱されてできた水蒸気

だけなのであり

空気より重い二酸化炭素には

その能力が本来なかった

空気の質量はモル当たり約29g

水蒸気の質量は同18g

CO2は44gと最も重い

国連の環境部会は

温室効果ガスにあるこの重さの違いを

まったく考慮していなかった


国連の文系公務員から成る当事者のすべて



温暖化の理由を二酸化炭素の所為

だとして一方的に断定し

独善的にそう決めつけた

判断の過ちが自然災害による

犠牲者の数を急増させた

ということになるだろう


国連の定義によると

空気は水蒸気を含まない

乾燥空気であると規定されており

湿気を含んだ湿潤空気は

大気の概念からは

未だに除外されたままとなっている


湿度を考慮にいれた空気では

大気成分である窒素78%

酸素21%

そしてその他のアルゴンを含む

混合気体1%の合計

で100%と定義されているため

そこに水蒸気が割り込むと

扱いが複雑になり

処理することができず

判断の正当性の根拠

を失ってしまうことになる


もう一つ別の主要な温室効果ガス

である水蒸気を大気成分に含めると

混合比は定まらなくなり

一瞬ごとに変化してゆらぎだす


一定の値を設定することができなければ

結果は不安定化して

平均気温算定の阻害要因としなるばかり


国連の温室効果ガスの定義には

比率として最大の水蒸気は

予め完全に除外されていた

このため

二酸化炭素濃度が増減しても

地表付近の温室効果能力に対しては

何の影響も及ぼさない

中等教育でほぼ全員が

しっかりと学んでいた筈のコトである


CO2の排出総量を

コロナウィルが人の移動を止めて

大きく減らしていながらも

地球の温暖化という現象には

どのような影響も及ばない

ということなのである


二酸化炭素濃度が0.00000001ppm

にまで大きく減ったとしても

地球温暖化にはまったく影響がでず

異常気象が健全化する見込みは

ない


知識階級が好む

分子量のモル比を確認するまでもなく

真実は

ドライアイスの煙が教えてくれていた

ということだったのである

これが教育の失敗となって

犠牲者の数を大きく増やし

成果のない投資を無駄に捨て去った

たった一つしかないその理由


一知半解の似非知識人たちが

温暖化の原因を水蒸気ではなく

二酸化炭素だと

根拠なくそう決めつけた

ということがパリ協定を誕生させ

昨年暮れのCOP25では

成果なく閉幕せざるを得なくした


飛行機が飛ばなくなっても

自動車が売れなくなっても

火力発電所と原子力発電所とが

蒸気発電を続けている以上

地表の温暖化は

決して止まることはない


蒸気圧を高めると

電源の回転数は向上するが

同時に加圧するというその方法が

圧縮熱を随伴現象として生み出す

これが温室効果ガスの温度を高め

軽い水蒸気が上昇気流となって

空高く昇ってそこで層をなし

集中豪雨を降らせる原因となってゆく

空気より重いCO2は最終的に海へと落ち

海水温を温めて自らは水和する

海水は気化すると低気圧となり

天空へと昇ってゆき

雲の分布密度を更に高める

地表に落ちたCO2は

気化熱を奪って周辺の温度を下げ

水蒸気となって上昇した温室効果ガスは

上昇する過程で次第に温度をさげ

低温状態で熱を保持することとなる


高温化した熱水蒸気とCO2が

大気中に二種類の温室効果混合ガス

となって放出され

原子力発電所では

300℃近くにまで高められた熱を

海水で冷却しなければならない

海水を下から加熱することになり

どちらにしても海水の温度は

高くなったまま下がらない


蒸気発電というこの方法は

必然的に海を温めると同時に

周辺の空気も共に温める

この一連の経過が低気圧を発達させ

降水量を異常に増やし

強風を不必要に募らせる


水に溶け易い性質のCO2は

海水に取り込まれた段階で

温室効果をそこで失い

さまざまな炭素系化合物

をつくるための素材として使われる

珊瑚や貝殻の成分となったり

石灰岩となったりする


大気中の」CO2濃度が

極めて低い0,0004ppm濃度

でしかないにも関わらず

温室効果ガスとして

微増し続けているのは

大気圏上層で航空機が吐き出した

CO2がゆっくりと降下しているからなのだ

降下途中で上昇気流に巻き込まれたり

下降気流である高気圧と遭遇すれば

上下運動を

高層域で続けざるを得なくなる

コロナウィルスの影響で

航空機の飛行が止まっていた間

降下してくる二酸化炭素濃度は

間違いなく低くなる

だが高空域の大気温は極めて低いため

温室効果だったものは冷やされて

冷却効果ガスとして

大気圏内に長期間止まらざるを得なくなる

このため温暖化が止まることはない


世界中の知識人たちは

二酸化炭素の性質について

一度も確認したことがない

ということがこの拙い過去の経過から

明瞭にみえてくる


思い込みの抜きがたいその強さと

決めつけようとする

その意固地なまでの姿勢の傲慢さ

というものが温暖化の解釈を執拗に誤らせ

上空へ行け行くほど冷える大気温

であることを承知していながら

尚地表で進み続ける温暖化現象を

不思議に思うこともなく

大気温の分布域を確認しないまま放置して

平均気温という表現で丸め込み

CO2の排出量を減らしさえすれば

温暖化は止まる

とそう勝手に断定していたことは

既に明らかな事実となっている


交流電流についても

その意味をまったく理解していない

世界中の中途半端な知識人たちは

再生可能エネルギーを増やせば

CO2の輩出量が大きく減る

と未だにそう頑なに思い込んでいる


直流電源である

再生可能エネルギーが増えると

どうして交流電源の負担が減るのか

ということについて

不思議に思ったことさえ

一度もない

その不見識な態度が

環境投資の失敗を

長期化させただけでなく

有効需要の創出を喪失へと

変容させたことについても

気付かせていなかった


交流と直流の違い

を弁別することなく手前勝手に混同し

不正な理解で

誤った判断であることにさえ

いま以て気づかない


環境問題を憂いている

ふりを相変わらず熱心に

やってみせている

その行為が自らの生息環境を

著しく損なっている事実

を自覚させずに放置して

過ちを世界に対して容認させている


これを世界中でやらせてきたのが

国連の環境部会の役人たち


そこに環境保護団体の馬鹿者供が

多数加わって尻馬に乗り

世界中の環境対策予算を無駄に費やして

経済成長の足を

善と信じて自ら率先して引っ張っている

そんな己の姿を未だに知らない


これが教育を高度化して得た

その最終結果だったのである


事実関係の確認を怠って

国連という偽りの権威を盾に

無批判な姿勢のままに

喜んで従っているその姿は

猟奇的でとてつもなくキッカイ


知識階級が健全な理解力

を取り戻す時がくるまで

温暖化とそれが生む気候変動

のメカニズムの本質を知ることは

おそらく誰にもできない


交流電源はすべて回転体でできている

毎分三千回転する円運動が

50ヘルツの交流周波数を与え

毎分三千六百回転する電源であるのなら

それが生む交流周波数は

60ヘルツになっている


この回転運動を与えている力は

火力発電の場合なら蒸気圧

水力発電なら水流の圧力だし

風力発電である場合なら風圧

原発は蒸気に高圧をかけることで

高温となった気体の水

タービン翼に吹き当てて回転させる


一定の回転数が与えられている時にのみ

安定した交流周波数がそこに成り立つ

直流電流には周波数がないため

回転数の安定性に配慮する必要が

最初からない


交流電源は周波数で成り立っているものであるため

回転数の乱れは

周波数変動となって電力の質に

きわめて大きく影響する

回転数が厳密に定められている交流電流

を減らそうとして直流電源を増やしたところで

周波数制御が安定的になされていなければ

既存の交流電流に組み込むことは

そもそもできない


複合した異なった周波数は

電力を不安定化させ

最悪の場合ブラックアウトを引き起こす

北海道で発生したブラックアウトは

交流電源を急遽再統合したために

周波数の不一致を発生させ

サーキットブレーカが起動したことで

電流を遮断した


このように商用電源に再生電源を繋ぐ行為で

どのような環境効果も得られない

のは交流電流の宿命であったのだ


その結果温室効果ガスの最大勢力である

高温の水蒸気が

上空へと昇り続けて厚い雲となり

大量の雨を降らせるようになって生じたのが

温暖化とそれによる気候の変動


高温のCO2が大気圏内に放出されても

重さの故に海面と地表とに

舞い降りることしかできず

大気圏を温暖化させることは

当然ながらできない


海水温を高めている温室効果ガスの複合体

による恒常的な大気中の濃度上昇は

水蒸気の量を増やして低気圧

という名の上昇気流を過剰に発生させ

上空の寒気に触れて凝縮したあと

雨滴となって地表へと舞い戻る

ことを繰り返す


このところの降水量の異常な増加は

蒸気発電というその方法が引き起こしたもの

であるに相違ない

熱水蒸気は大気を過剰に温め

その熱が地表の気温を更に高める

こうして雲の密度を厚くして

降水量の異常な増加で

自然災害をより苛烈なものにする


対流を構成する下降気流となった

高気圧が乾燥した空気で水分を奪い

地表に山火事を多発させ

その熱が

大気圏内の気温を高め続ける


水蒸気という要素を除外した

IPCCが自然災害を狂暴化させ

止まらない温暖化を生みだしたのは

紛れもない事実


高度化した教育で育った知識階級は

己のやったことの意味を

正しく理解することが

未だにできないままでいる