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こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

認 識 不 足

2018-12-09 08:50:28 | Weblog
太陽光発電を増やせば

二酸化炭素の濃度上昇

が止まる

という理解は

事実誤認


曲解または

それを前提とする

錯誤

にひとしい


誤った身勝手で不正な思い込み

を握り締めていたのだったから

温室効果ガスの濃度は

高まる一方

という状態



これまでのところ

推移し続けている


世界中が未だに

頑なな姿勢で

強く

そう

信じ込んでいる


そんな状態を

かれこれ四十年以上も

つづけてきた結果

CO2濃度が

415ppm

へと増加してしまったのだった


独善が生み落した錯誤

を共通の基盤とする

共同幻視の実態を

CO2の濃度上昇という経過の事実が

よく物語っていた


交流電源のすべて

には

発電装置の回転数

を制御する能力

を一様に欠いている

回転数を調節することが

要するにまったくできない


何故なら

安定した回転軸が

周波数の恒常性を支えている

からだ

周波数が狂いだすと

複数の周波数が導体を共有し

電力を意味のない

無価値なものにしてしまう


これをさけるために

電流の供給



自動制御で

止めてしまうというシステムが

導入された

その事実を明らかにしたのは

北海道全域を先般

ブラックアウト

へと陥れたあの地震災害


一致しない周波数を内包する

複数の電流の混在



電流の移動を

直ちに遮断してしまわなければならない

ほど有害なのだ


北海道電力のケースでは

復旧にも

多くの時間を必要とした

これら一連の

表に出ることがなかった

顛末

にこそ

交流送電の脆弱性が

色濃く映し出されていた


周波数は

毎分三千回転するタービン軸

が生み出す

毎秒五十回のスイッチング

を行うことで

正確に切り替えられている


磁束密度を与える

安定した磁場変化の投与



揺らぎのない

50ヘルツの周波数を

正しく生み出せる


安定しない周波数は

位相の乱れを温存し

交流電流の波形を

その分だけ歪ませる


交流電流である以上

波形が示す

位相の安定性

を失うことがあっては

ならない

発電した電力を

使い物にならなくするからだ


劣化して売れなくなった電力は

損失の根源にしかなりようがない


送電系統で安定性が失われると

電力輸送を自動的に断ち切るシステム

がこのようにして作動する

そのとき

広域停電

つまり

ブラックアウトが

管内の全域で発生する

というメカニズム


このような訳で

太陽光発電や風力発電を

どれほど増やすことができた

としても

周波数でなりたっている交流電流

である以上

火力発電所の燃焼炉で

蒸気発電を常時維持

していなければならず

発電所ではそのために

蒸気圧を

四六時中休むことなく

保っていることが義務化した


化石燃料を燃やす行為を

減らしたくても

そうすることが

まったくできなくなっていた


この制約条件というものが

地球に温暖化

という現象を連れてきた


再生可能エネルギーを採用すれば

温室効果ガスが減る

などということは

紛れもないウソ

でしかない

それはおよそ

アリエナイこと

であるからだ


再生電源の拡大と

二酸化炭素削減との間には

どのような相関関係も

存在していない

過去の環境対策を採用したことで

CO2が減った事実など

世界中どこにも存在していない


電力会社に対して

事実関係の確認

をするための調査要求を

指導体制が行った

とする記録は一例もない


地下資源の輸入量が減った事実

を確認しておかなければ

再生電源と温暖化防止効果

との間に成り立っていなければならない

相関関係の関与を

証明したことにはならない


化石燃料の消費量を減らさない限り

温暖化にストップ

をかけることは

つまりできない

ということなのだ


太陽光発電を増やしたことで

火力発電所で燃やしている

化石燃料の消費量が

実際に減った

事実を確認しておかない限り

どのような対策も

絵空事

気候変動要因を消す効果

などある筈がない


誤った解釈を独善的に採用し

間違った思い込みを強く抱きしめ

気候変動を憂いているその姿

こそあはれ


根拠不明の思い込みで

太陽電池が温暖化を止める

とそう決めつけていた

ということが

京都議定書が機能していた期間を通じて

CO2濃度を大幅に

引き上げさせた

ということになるハナシなのだ

この蒙昧ぶりが

パリ協定に

不稔性を

改めて

強く植え付けることになる


太陽光発電を増やせば

二酸化炭素の排出量が

自動的に減る

などということは

言うまでもなく

アリエナイこと

高等教育の高度化が

無知な知識人を

再生産することに

このようにして

大いに役立っている

この事実に

文明は謙虚に学ぶ

必要がある


風力発電に於いても

節電行為に於いてもまた

それは等しく当てはまる

まったくの

不毛でかつ無効な

無意味でしかない虚しい努力


京都議定書の第一約束期間で

二酸化炭素は減るどころか

却って大幅に増えていた

この事実をきちんと受け止めない限り

気候変動は文明を

間違いなく亡ぼす

交流送電を成り立たせている

隠れた理由を

世界中の知識人たちが

今も尚知らずにいる

ということこそが

環境の回復を

直接妨げている


交流と直流とを

地表に住む知識階級と指導者層

の全て



未だに理解しそこなっている


交流と直流とを混同していなければ

有効解を特定することなど

とっくの昔にできていた


問題の本質

を知っていたのであれば

温暖化が生み出す気候変動要因

を消す

ことが不可能

だということくらい

理解するにさしたる困難などは

なかったからである


未だに世界中で

再生可能エネルギーを増やさなければ

温暖化を避けることができない

とそのように錯誤し

正しくない情報を

誤った状態のまま

頑なにそう信じ込んでいる


劣った解釈の一つ

に過ぎないこの壮大な規模の

一方的決めつけ

という特異なバイアスが

環境投資をすっかり無駄にして

気候変動を却って急がせ

それが生む二重の損失で

経済に対する壮大な負圧

を長期間かけ続けている


国際経済が疲弊して

経済成長の機会

を無駄な環境投資

が奪っている

その事実に気付くことすらも

できずにいるのが訝しい


火力発電所が機能している時代

が続いている限り

負の連鎖は絶対に止まらない


環境負荷のない新電源の開発

こそが

環境と経済の関係を

望ましく良好なものへと変える


商用電源のバックアップがなければ

役に立たない再生電源に

世界中が縋っている以上

問題の解決は

程遠い

先ずは

錯誤の実態に気付き

現実を悟ることが

なによりも肝要


交流電流と直流電流との違いくらい

義務教育期間に於いて

理解されていなければならなかったのだが

教育する側が

問題の認知努力を

知らぬがままに放置し

知識の不在を悟られるのを

長期間避けていた


こうして

秘密主義に特化した

つまり否定も肯定もしない

という態度を

電力業界全体が

貫き通そうとしてきたことで

身の安全が図れる

と利益共同体自らがそう錯誤した


教育システムに関する

制度設計の失敗

という負の結果が

生命の多様性を

これから

率先して奪うこととなる
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