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こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

無 知 の 華

2017-11-19 09:40:03 | Weblog
これまで閲してきた

温暖化防止対策の経過

と暫定結果

を眺めると

環境投資の一切は

二酸化炭素の濃度を

一貫して

高め続けていた

と言わざるを得ない

成果なき不毛の二十年間は

時間と費用とを無駄に捨てる

行為の連綿たる継続

という状態に終始していた


削減対象とされた二酸化炭素

の大気中濃度は

減るどころか

却って大幅に増えていた


要するに

既存の環境投資というものは

例外なく

所期の成果を

何一つ引き出していなかった

この事実は既に確定し

文明の無能

を歴史にしかと刻み付けた


現状でみる限り

温暖化はこれから先

の時代を通じて

ずっと

募り続けることとなる

果てしのない損失と徒労の旅

をこれからも

文明は際限なく

続けていかなければならない


1997年から2017までに実施された

環境投資の悉くが

無効であった

ということが公式に確認された


97年暮れのCOP3以降

世界中で

反温暖化対策に対する精力的な投資



推進してきていながら

状況を却って悪化させた

だけだった


問題認識能力の不在が

経済成長に強い下押し圧力をかけ

世界規模の景気低迷を

共時的に生み出した


現代文明には

そもそも問題解決能力がない

ということだったのである

問題の本質を捉えていながら

有効解を何一つとして

引き出せていなかった


そこで猶予期間を今世紀末まで

へと大きく引き伸ばすことで

執行猶予を先送りするための

単なる時間稼ぎをする決定が

なされた

これがCOP21で採択された

パリ協定

その二年後の今年

COP23では

何も決めない

ということで衆議は一結し

散会となった


京都会議(COP3)から

丸二十年の歳月をかけて

効果のない

その意味で無駄な

環境投資を続けてきた

事実がパリ協定へと繋がった

成果のない努力は

損失の母体


世界は止まらない温暖化と

有効需要の創出に長期間失敗し続け

デフレ環境に苦しむ

国際経済を文明へと押し付けた


問題の本質は

知識階級の怠慢

以外に存在しない


高等教育の更なる高度化

は思考力を涵養することなく

偽善的な方法で

問題の先送りを容認する社会体制

を許容する時代を生んだ


温暖化したその原因

をCO2だと突き止めておきながら

有害物質である当のそれを

たった1μgさえ

減らせていなかった


それどころか

却ってその生成拡大を急がせて

当時でさえ

既に340ppmに達していた

二酸化炭素濃度を

最新のデータでは

403.3ppmへと

高めてしまっていたのである


地下資源を用いない方法で

且つ放射性廃棄物などの

有害物質をまったく生み出さない

優れた方法を調査探索する手間

と努力とを惜しみ

電力消費の抑制

という安直な方法で

温暖化を防止することができる

と身勝手で一方的な判断を下すことで

状況を一層悪化させてしまったのだった


既存の枠組を放置容認するための

方便

の正体をデータが暴く時がやってくるまで

座視し続けていたその罪業は

決して軽いものではない

これを教育の失敗

とここで改めて断じておく


そもそも交流と直流の違いさえ

まったく弁えていなかった

交流電流について

知識階級は正しく説明することが

未だにまったくできない

電力業界の秘密主義

の前に引き下がってばかりいた

からだった

環境の一方的劣化

を意味する止まらない温暖化

という症状は

その結果として

人為的に与えられたもの


交流電流を成り立たせているものの正体

を知っていたのであれば

節電と再生エネの量的拡大が

二酸化炭素の削減に結びつかない

ものであることくらい

一瞬で理解することは

楽にできていた


自然エネルギーでは

限界が目前に設定されており

核エネルギーなど以ての外

更に水素エネルギーでは

水を大量生産して

海岸線の縮退を急がせ

最終的に地平を水没させる

という結果を引き寄せる


温暖化の原因物質

であるCO2が

炭素系酸化物の仕業

であることを理解していながら

水素系酸化物であるH2O

の弊害については

今尚まったく気付かない


地下資源を燃やすと

CO2が一分子できると同時に

H2Oはその倍となる二分子つくる

燃焼は酸化作用を意味する変化

であることから

温室効果ガスの誕生は

その二倍の水を

同時生成する経過を齎す


これら二系統の酸化物の量産化は

大気中の酸素濃度を

その分だけ引き下げることでもある

閉鎖系内部に於いて

酸素の追加供給がなかったなら

人類と文明の存続と発展は

あるべからざることだった


大気を構成する主要成分は

その78%が窒素分子N2であり

21%の酸素分子O2は

温暖化の進行に伴って

副次的に減らざるを得なくなる定め


酸素濃度が低下するその状況は

既に進行しており

それに連動する水分子の増加

が島嶼国家を海面下へと沈め

環境難民の増加

による新たな問題を

国際社会へと押し付ける時代

をその結果として導いた


水は液体・気体・固体の三態に大別されるが

その分子構造は極めて安定性が高く

自然条件の下では決して分解しない

このため地球を水の惑星

と呼ばせているその理由となった

水は酸化作用で増えることはあっても

勝手に減ることはない


地下資源を燃やすと

温室効果ガスの濃度を高めるだけでなく

液体と気体の水を増やし

酸素濃度もまた同時に引き下げる


気体の水である水蒸気にも

温室効果が備わっており

気化熱の作用で地表を冷やしはするのだが

奪ったその熱を上空へと移動させ

位置エネルギーへと換えたその後に

液化して雨となって地表へと再び戻す

このサイクルの長期的関与が

この惑星の青と緑とを際立たせている


降水量の増加は洪水を多発させ

海水の塩分濃度を希釈して

塩分濃度の高い深みへと

魚類の多くを沈め去る

これが海産物の収穫量に影響を及ぼし

大漁を不漁へと変化させたその一因


地下資源を燃やす酸化作用の関与が

巡り巡って

文明に強い負の圧力をかけている


未知のエネルギー創出法を

文明が急ぎ見いださない限り

生命の多様性は

淘汰圧の犠牲となって

最終的に失われる


そこで登場することになっているのが

ここで繰り返し触れてきた

超伝導電源

というものなのである

永久電流を有効利用する方法は

経済的負担を減らして

この惑星の健全化を

実現する最終手段となる


目先の利益に執着してきた

という劣った来歴の数々が

粗末極まる

この現状を生み出した

その理由
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