こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

秘 密 主 義 ②

2013-03-17 08:56:08 | Weblog
二酸化炭素を減らす効果

をもたないあらゆる対策は

国家に損失だけを与え

国民から

安全で

快適

かつ

豊かな暮らしを

一律に取り上げる


これまでに知られている温暖化対策の全て

には

二酸化炭素を減らした

とする事実が存在したことがなかった

太陽電池や風力発電では

その発電能力を足し算することで

同等程度の

地下資源を抑制する

効力がある

と未だに信じられている

再生可能エネルギーが直流出力であることと

商用電源が交流出力であるという

その違いを弁別する認識は

皆無


それは二酸化炭素削減の実態がない

行為を確認することなく

未だに継続実施している

という意味で

それは信仰というに等しい


省エネ節電でも同じ経過が生じている

電力消費を抑制すると

発電所の燃料消費が減り

それで温暖化を防止できる

とする勝手な思い込みが

消費者すべてに

節電努力を一斉に促している


大気中の二酸化炭素濃度は

安定した状態で

世界中が温暖化防止に勤めていたそのあいだ

一貫して

着実に増え続けていた

400ppmを既に超えているその濃度の値は

もはや

覆すことができない事実となって

文明に愚かさの結果を

突きつけている


その理由について調査した

という事実はまったく存在しておらず

実効性のない諸対策について

こころある当事者は

みな一様に

首をかしげているばかり


交流送電という方法では

原子力以外の

どのような方法を選び取っても

二酸化炭素は減らせない

絶対




それは交流電流の宿命であるからだ


毎秒50乃至60回変化する

という動態を必要とする交流電流は

従って

止まっていることが

まったくできない

動態を維持することによって

起電力となる

磁場変化を生み出している

ものであるからだ


誘導法則は

磁場を変化させることによって

磁界から電流を誘導し

電界を形成させる


交流電流は

正確に

周波数を

安定的に

維持していなければならないものであるため

発電機の回転数を

制御することが本質的に

できない

つまり

省エネ節電という方法では

電気代を減らすことはできても

二酸化炭素を減らすことが

できない

ということだったのである


再生可能エネルギーは直流出力であるため

周波数を与えることはできても

電圧を安定化させておくことが

できなかった

出力変動の影響を

受けていたからである


日照量と風速のそれぞれの変化は

自然電源が生み出す電流電圧を

ひどく不安定なものにする


出力の定まらない電力は

商用電源の品位を大いに貶める

電力会社のバックアップがなければ

風力発電は存在する理由そのものが

消滅してしまうようなしつらえ

になっている

出力の安定性を保たせているその方法について

誰ひとり

一度も確かめようとしたことが

ない


電力会社が発生させた電気を買い取らなければ

クリーンエネルギーに投資した資本を

償却することができない

世界中が自然エネルギーを導入すれば

その分だけ二酸化炭素が減る



頑ななまでに

強く信じ込んでいることから

国連の環境部会までもが

自然エネルギーの導入量で

二酸化炭素の削減量

と看做すようになったのだった


温暖化対策から実効値が消えてしまっていたのは

正しい認識が

不在であったからなのだ


住宅の屋根に発電パネルを乗せたところで

それは電気代の負担を

軽減させる効果しか生み出しはしない

電力会社が買い取っていることは事実だが

それによって

化石燃料の輸入量が応分に減った

とするデータは

公表されたことが一度もない

二酸化炭素を減らせていなかった積年の事実が

温室効果ガスの大気中濃度を

一方的に高めさせている


節電すると

電気料金は確かに低下する

だが

発電所では燃料の消費を減らせない

回転数を減らすことが

周波数を変化させる原因となるからだ


発電機の回転数は

常時

毎秒50から60回

正確かつ安定的

に回転していなければ

安定した周波数を

維持することができない


この程度の簡単な仕組みを

業界全体で誤魔化している

ということが

罷り通るようになったのは

監督官庁の絶大なる支援がなければ

到底できることでは

ない


交流送電の実態を

電力業界が

その秘密主義によって

隠し続けていられるというのは

利益共同体の援護があったればこそ

可能となったことなのだ


このため

国は実効の伴わない温暖化対策を

20年以上に亘って

続けていなければならなくなった

つまり

効果のない需要を創出するために

国費を毎年大量に

意味なくただ費やしてきただけでなく

未だにその事実に

誰も気づくことができないよう

綿密な配慮のもと

国民が無知のままであり続けているよう

謀っている


これら一連の諸事実は

既に確定していることである

どのような言い訳も

もはや通用しない

その事実を承知しているからこそ

業界とそこに連なる共同体とが

隠蔽体質を身につけざるを得なかった


電気料金の値上げには

節電による電力消費の低下

が生む損失を

補填させるという意味が込められている

昨今の円安では

化石燃料の輸入コストが上がったことから

更なる値上げが必要

という粗末な状態になっている


電気料金の先行値上げという行為には

核に代わる天然ガスの輸入コストの増加が

その理由だとされていた

為替変動要因が省かれていたその訳を

国と国民は

業界に説明させる義務

というものがある筈だ


有効な需要を創出しなければ

経済の成長は得られない

失われた20年は

無効な需要を維持し続けていた20年と

正確に重なっている
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