ドル経済圏がどんどん大きく広がっていくことによって
利益が得られるのはどこか
それを考慮しなければ
正しい判断を下すことはできない
ドルの発行権をもたないその他の国では
自国通貨を売って
ドル資本から
為替市場を通じて
必要なグリーンノートを買わなければ
生産の要であるエネルギー資源と
防衛のための兵器を
輸入することができない
エネルギー資源を調達しようとする行為は
自国通貨を外国籍の資本へと売り渡すこと
ドルの需要を引き上げてその通貨価値を高める
自国通貨の価値は反対に低下する
通貨交換という行為は相対的な関係の上に築かれている
ドルを求めて値を下げた国の通貨は
高くなったドルの価値を活用させ易くし
ドル資本に有利な条件を与えるものとなる
獲得した外貨の使い道がその国の市場にあるのなら
ドルによる再投資の循環が成り立つ
有利な投資先が見当たらない国では
ドルの円滑な供給がおきない
世界中で通用するドルを
その国の中でしか使えない通貨へと替えることに
合理性はないからだ
魅力のない通貨と市場をもつ国は
エネルギー資源と兵器を輸入するために
売り渋るドル資本に対して
高いドルを買わなければならない
決済通貨としてドルの持つ便利さは
輸出する国にとって
見逃しがたい成分なのだ
TPPは太平洋を共有する地域で
市場を統合しようとする試み
意義はある
だが
ドルが基軸通貨となっている限り
メリットがあるのはアメリカのみ
その他の国では市場の拡大という疑似餌に釣られた魚のように
もがき苦しんで
保有資産を
ドルの供給者すべてに
引き渡さざるを得なくなる
市場統合を目指す意思があるのなら
その前提条件として
基軸通貨をドルではなく
どこの国にも属さない
人工の通貨を創出してからにするべきだ
中立の通貨を公平な条件でやり取りするのは
交易の基本
アメリカが言い出したことを
無批判に受け入れてはならない
決断を急がせるその手法は
詐欺行為の予告
真実を悟られたくない者が使いたがる手口
そのことに思いを致す国があっても
よい
表層の部分に囚われていると
問題の本質が見えなくなる
ドル経済圏の拡大を目指すアメリカの立ち位置を俎上に載せず
貿易の自由化を
頓着なしに目指すことが
食料自給率の一層の低下をもたらす
という皮相な部分へと
問題が収斂している
この意味のすり替えにさえ気づかないのは
どうしてなのか
アメリカとドル資本とは
ドルの供給事業で利益を世界中から得てきた
その結果
産油国以外の殆どの国で
財政赤字を悪化させ
付加価値税を高めなければならなくさせた
若者の失業率は増加し
治安は悪化した
犠牲者の中には米国民も含まれる
貧困の蔓延は
ドルの供給国の国民にも
貧困を強要した
99%の持たざる者と
1%の持てる者との乖離が決定的となり
温和な多数派の反乱が
アメリカを起点として
今年
ついに始まった
夏が終わろうとする頃のことだった
資本の論理に翻弄されてきた文明は
エネルギー資源とドルとを手に入れるために
貧困と温暖化による自然災害の増加に苦しめられるように
なった
原因を突き止めることができたとき
病は癒える
対症療法で急場をしのいでも
傷口から出血が続いていると
貧血を経て
最終的に失血死へと至る
経済構造から公平性を奪っていたものを消し去ることが
有効な止血剤となる
新設の地域共通の通貨として
ユーロが既に有効に機能している
ドルでもなくそしてユーロでもない新らしい基軸通貨を
市場統合を目指す各国は
真っ先に導入しておかなければならない
いまの基軸通貨の発行国に恣意的行動を許しているのは
ドルを買ってきた国すべて
利益が得られるのはどこか
それを考慮しなければ
正しい判断を下すことはできない
ドルの発行権をもたないその他の国では
自国通貨を売って
ドル資本から
為替市場を通じて
必要なグリーンノートを買わなければ
生産の要であるエネルギー資源と
防衛のための兵器を
輸入することができない
エネルギー資源を調達しようとする行為は
自国通貨を外国籍の資本へと売り渡すこと
ドルの需要を引き上げてその通貨価値を高める
自国通貨の価値は反対に低下する
通貨交換という行為は相対的な関係の上に築かれている
ドルを求めて値を下げた国の通貨は
高くなったドルの価値を活用させ易くし
ドル資本に有利な条件を与えるものとなる
獲得した外貨の使い道がその国の市場にあるのなら
ドルによる再投資の循環が成り立つ
有利な投資先が見当たらない国では
ドルの円滑な供給がおきない
世界中で通用するドルを
その国の中でしか使えない通貨へと替えることに
合理性はないからだ
魅力のない通貨と市場をもつ国は
エネルギー資源と兵器を輸入するために
売り渋るドル資本に対して
高いドルを買わなければならない
決済通貨としてドルの持つ便利さは
輸出する国にとって
見逃しがたい成分なのだ
TPPは太平洋を共有する地域で
市場を統合しようとする試み
意義はある
だが
ドルが基軸通貨となっている限り
メリットがあるのはアメリカのみ
その他の国では市場の拡大という疑似餌に釣られた魚のように
もがき苦しんで
保有資産を
ドルの供給者すべてに
引き渡さざるを得なくなる
市場統合を目指す意思があるのなら
その前提条件として
基軸通貨をドルではなく
どこの国にも属さない
人工の通貨を創出してからにするべきだ
中立の通貨を公平な条件でやり取りするのは
交易の基本
アメリカが言い出したことを
無批判に受け入れてはならない
決断を急がせるその手法は
詐欺行為の予告
真実を悟られたくない者が使いたがる手口
そのことに思いを致す国があっても
よい
表層の部分に囚われていると
問題の本質が見えなくなる
ドル経済圏の拡大を目指すアメリカの立ち位置を俎上に載せず
貿易の自由化を
頓着なしに目指すことが
食料自給率の一層の低下をもたらす
という皮相な部分へと
問題が収斂している
この意味のすり替えにさえ気づかないのは
どうしてなのか
アメリカとドル資本とは
ドルの供給事業で利益を世界中から得てきた
その結果
産油国以外の殆どの国で
財政赤字を悪化させ
付加価値税を高めなければならなくさせた
若者の失業率は増加し
治安は悪化した
犠牲者の中には米国民も含まれる
貧困の蔓延は
ドルの供給国の国民にも
貧困を強要した
99%の持たざる者と
1%の持てる者との乖離が決定的となり
温和な多数派の反乱が
アメリカを起点として
今年
ついに始まった
夏が終わろうとする頃のことだった
資本の論理に翻弄されてきた文明は
エネルギー資源とドルとを手に入れるために
貧困と温暖化による自然災害の増加に苦しめられるように
なった
原因を突き止めることができたとき
病は癒える
対症療法で急場をしのいでも
傷口から出血が続いていると
貧血を経て
最終的に失血死へと至る
経済構造から公平性を奪っていたものを消し去ることが
有効な止血剤となる
新設の地域共通の通貨として
ユーロが既に有効に機能している
ドルでもなくそしてユーロでもない新らしい基軸通貨を
市場統合を目指す各国は
真っ先に導入しておかなければならない
いまの基軸通貨の発行国に恣意的行動を許しているのは
ドルを買ってきた国すべて