こ と の 端

散文でロジックを
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秘 密 の 扉

2011-09-04 07:13:30 | Weblog
自然エネルギーには温暖化を止める資格が 

ない

1kwhの発電で

0. 34kgのCOが生じているという前提の下

節電や省エネなどで

削減した電力に対し

同じ割合で

温室効果ガス(この場合一酸化炭素換算)が減っている

とすることが「法律で」認められている


1kwhの電力消費をゼロにまで減らしたら

その行為で

0. 34kg(程度)のCOが減らせた

と看做すことになっている

自然エネルギーの導入を増やすと

その発電出力の分だけ

温室効果ガスの発生が減らせる

という認識を世界中の人々が抱いている


この前提となっている一般的な理解が

真実に基づいているものであるのなら

日本中で行った広域停電防止のための一斉節電で

15%から25%以上の電力消費が減らせたことになる

東電の場合

日々

概ね5000万kwhの供給電力に対して

その25%である1250万kwhの電力を生むに要したCOが

明確に削減されていた

ということになる話なのだ

排出原単位である

0. 34kg(CO)を乗じて得た値に

相当する一酸化炭素が

着実に削減されていたはずであるのだが

結果は

そうなっていなかった

名目上の数値と実際とは

まったく異なっていた


成果のでない方法であることを

早い段階で気付いていた一部の人々が

実効なき温暖化対策という形容を

そこに与えていたのだが

その意味を

誰ひとち悟らなかった

現実を見ていながら

有効な対策を引き出せない

というところに

問題の本質が潜んでいる


COという炭素と酸素からなる化合物は

極めて不安定な物質である

大気中の酸素を直ちにとりこんで

安定した化合物である

二酸化炭素CO2になろうとする

一酸化炭素中毒という症状とは

体内に入ったCOが安定化しようとして

CO2になろうとする過程で

血液中の酸素を奪い取ることによって

ヒトに生じさせた頭痛を伴う

脳を酸欠状態にする一連の経過のことを指す


自然エネルギーを導入した実績に

この排出原単位を掛けてやれば

その重さの分だけ

炭素系地下資源の消費が減らせたことになっている

太陽光発電の導入実績は

おおよそ約300万kwh

有効な日照時間の平均を6時間とすると

日に1800万kwhの電力が不必要なものとなっていた筈なのだ

炭素系地下資源の消費は

1800万kwh÷0.34kg分だけ

毎日減少していなければならなかった


この前提を成り立たせている条件の正当性を検証するには

東電が輸入している化石燃料が

一定の割合で低下していることを第三者が確認できればよい

検証しさえすれば済む実に簡単なことを

すべての国家機関が

これまで

おしなべて怠っていた

ここに真相へと至る秘密の扉の鍵が隠されている


既存の温暖化防止対策は

すべて

無効なものであった

温室効果ガスの大気中濃度は

首尾一貫して増え続けている


問題の本質を見過ごしたままにしていると

効果のない対策を推し進めるために

資本を大量投入して

尚且つ

不毛な結果を手に入れることとなる

現実は果たして

どうなっているのか

ということを数値で確認しておけば

資本を浪費する展開から

速く抜け出せるようになるだろう


酸欠状態に陥った脳は

判断能力そのものを喪失する

そのすぐ先で待ち構えてものとは

急速な


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