電力の需要
と
電力の供給
とが
時間的に一致しているだけでなく
量的にも一致している
という状態の
こと
発電と消費が一致していないことは
深夜の電力需要が15%も過剰になっている
という事実が
かねてからよく伝えていた
電力会社では
一日を単位とする負荷の平準化を図るために
当初から腐心しつづけていた
これ一つだけをみても
受給バランスがとれていない
ということを示す明瞭な証拠になっている
同時同量など絶対にありえない絵空事
その概念が罷り通っている
温暖化対策から実効を取り去っていたものの正体
が これ
電力の輸送を担当する系は二種類
大電流を消費地へと導くために
ゼロボルトという状態を必要とする接地系と呼ばれる部分
と
負荷の発生で電流を導く非接地系と呼ばれる部分
この両者で世界中の送電網が成り立っている
電気製品のスイッチが入ると
非接地系では
その製品が要求する消費電力だけが
電気回路に誘導される
必要以上の電流がそこに発生する
などということはない
電力需要が電気回路に発生すると
直ちに
所定の電流がそこに誘導されるようになっている
この仕組みは
電磁誘導の法則に基づいたもの
接地系では
大電流を長距離に亘って輸送する必要があることから
電路の終端に
負荷を置くことができない仕組みになっていた
遠隔地の電源が生み出した電流を効率よく輸送するには
その電圧を高めて
電流損失を減らしてやらなければならなかったからである
それには
最も低い電位であるゼロボルトの地点を設けて
高圧化した電流をそこへ導くための接地技術が欠かせない
これが接地系と呼ばれている部分の存在理由になっていた
高圧の送電系統が接地で成り立っている一方通行の電路になっているのに対し
低圧の配電系統では
負荷の発生が電流を誘導する回路になっていなければならない
鉄塔とむき出しの電線で構成されている高圧送電の部分は
接地系になっていなければ
大量の電力輸送を
安定的に
効率よく
維持することは
できない
電信柱と被覆された電線で成り立っている低圧の部分では
電気製品のスイッチのオンオフで
発生する誘導電流の量が決まる
これを
非接地系という
アース端子が設けられていないという意味ではない
柱上トランスの中性点接地は
負荷の消失で生じた逆機電力を系外へと逃がす安全確保のための技術
住宅内部の回路にも接地するための工夫が至る所に設けられている
消費者が誘導電流の量を自ら決める系と
電気事業者が誘導電流の量を予め定める系とでは
その性質はおのずから異なっている
同時同量をあたかも可能であるかのようにみせているのは
50ヘルツの地域で6600ボルト
60ヘルツの地域で7700ボルト
の
柱上トランスが関与する配電系統に限られる
接地系では
最大100万ボルトの高圧トランスが
円滑な電力移転の中継を行っている
電流は電位の差に従って流れる先を自分で決める
つまり
低圧側から高圧側へ電流が流れるなどということは
通常の使い方では
ありえない
川の水が逆流することがあるように
電流が地下へ落ちずに遡上することがある
これはきわめて危険な状態であるため
非常時には
電流を遮断する措置が機敏にとられる
節電が無効であったその訳は
ここにあった
変圧プロセスでは高圧側一次コイルを経て
総ての電流が地の底へと落ちていく
低圧側二次コイルには
ほぼ同量の
変圧された電流が同時に誘導されるため
損失は無視できる範囲に収まっている
これを繰り返しながら
円滑な電力輸送を行っている
交流送電にはこの他電気抵抗によるとても大きな無駄がある
送電を必要としない独立分散型の電源系では
このようなことはおきない
発電所が生み出した最初の電流は
そのままコイルをへて接地される運命にある
変電所でも同じプロセスで
電流の移転を行っている
地球が吸わされている電流は
発電量より何倍も多い
省エネ努力などが温暖化対策として無効であり続けていたのは
交流送電のもつこの仕組みを
当事者が誰ひとり公開しようとしなかったから
電力会社には不利な情報を発信することに意義はなく
国と監督官庁には
原発推進を業界に強要してきたという
歴史的なしがらみがあった
実効のない環境対策費を
国に延々と投じさせてきたこれら当事者たちの罪は
きわめて重い
国の財政を劣悪化させていた理由の一つは
業界 官界 政界
がもつ利益共同体という体質とそれが生みだした構造にある
節電は消費者が電気製品のスイッチを切る行為
トランスではこれにより
二次コイルに誘導されていた電流を直ちに消し去る
これが同量という形容をなさしめていた
しかしながら
一時コイルを経て地中へ落ちていく
励磁するための高圧側電流に変化がおきる訳ではない
場合によっては
逆に流れようとする電流さえ生み出すことがある
トランスの爆発事故は
異なった向きをもつ電流同士の
相互誘導による衝突が原因なのだ
発電と消費の間に同時同量は成り立たない
非接地系に限ってのみ
給配電と消費の間に
その関係が成立しているだけのこと
この違いを弁別することができていれば
温暖化が止まらずにいたその理由を
文明は早い段階で察知していたことだろう
国に多大な損失を負わせている原因者たちは
この現実を
謙虚に
率先して
正しく認識しなければならない
と
電力の供給
とが
時間的に一致しているだけでなく
量的にも一致している
という状態の
こと
発電と消費が一致していないことは
深夜の電力需要が15%も過剰になっている
という事実が
かねてからよく伝えていた
電力会社では
一日を単位とする負荷の平準化を図るために
当初から腐心しつづけていた
これ一つだけをみても
受給バランスがとれていない
ということを示す明瞭な証拠になっている
同時同量など絶対にありえない絵空事
その概念が罷り通っている
温暖化対策から実効を取り去っていたものの正体
が これ
電力の輸送を担当する系は二種類
大電流を消費地へと導くために
ゼロボルトという状態を必要とする接地系と呼ばれる部分
と
負荷の発生で電流を導く非接地系と呼ばれる部分
この両者で世界中の送電網が成り立っている
電気製品のスイッチが入ると
非接地系では
その製品が要求する消費電力だけが
電気回路に誘導される
必要以上の電流がそこに発生する
などということはない
電力需要が電気回路に発生すると
直ちに
所定の電流がそこに誘導されるようになっている
この仕組みは
電磁誘導の法則に基づいたもの
接地系では
大電流を長距離に亘って輸送する必要があることから
電路の終端に
負荷を置くことができない仕組みになっていた
遠隔地の電源が生み出した電流を効率よく輸送するには
その電圧を高めて
電流損失を減らしてやらなければならなかったからである
それには
最も低い電位であるゼロボルトの地点を設けて
高圧化した電流をそこへ導くための接地技術が欠かせない
これが接地系と呼ばれている部分の存在理由になっていた
高圧の送電系統が接地で成り立っている一方通行の電路になっているのに対し
低圧の配電系統では
負荷の発生が電流を誘導する回路になっていなければならない
鉄塔とむき出しの電線で構成されている高圧送電の部分は
接地系になっていなければ
大量の電力輸送を
安定的に
効率よく
維持することは
できない
電信柱と被覆された電線で成り立っている低圧の部分では
電気製品のスイッチのオンオフで
発生する誘導電流の量が決まる
これを
非接地系という
アース端子が設けられていないという意味ではない
柱上トランスの中性点接地は
負荷の消失で生じた逆機電力を系外へと逃がす安全確保のための技術
住宅内部の回路にも接地するための工夫が至る所に設けられている
消費者が誘導電流の量を自ら決める系と
電気事業者が誘導電流の量を予め定める系とでは
その性質はおのずから異なっている
同時同量をあたかも可能であるかのようにみせているのは
50ヘルツの地域で6600ボルト
60ヘルツの地域で7700ボルト
の
柱上トランスが関与する配電系統に限られる
接地系では
最大100万ボルトの高圧トランスが
円滑な電力移転の中継を行っている
電流は電位の差に従って流れる先を自分で決める
つまり
低圧側から高圧側へ電流が流れるなどということは
通常の使い方では
ありえない
川の水が逆流することがあるように
電流が地下へ落ちずに遡上することがある
これはきわめて危険な状態であるため
非常時には
電流を遮断する措置が機敏にとられる
節電が無効であったその訳は
ここにあった
変圧プロセスでは高圧側一次コイルを経て
総ての電流が地の底へと落ちていく
低圧側二次コイルには
ほぼ同量の
変圧された電流が同時に誘導されるため
損失は無視できる範囲に収まっている
これを繰り返しながら
円滑な電力輸送を行っている
交流送電にはこの他電気抵抗によるとても大きな無駄がある
送電を必要としない独立分散型の電源系では
このようなことはおきない
発電所が生み出した最初の電流は
そのままコイルをへて接地される運命にある
変電所でも同じプロセスで
電流の移転を行っている
地球が吸わされている電流は
発電量より何倍も多い
省エネ努力などが温暖化対策として無効であり続けていたのは
交流送電のもつこの仕組みを
当事者が誰ひとり公開しようとしなかったから
電力会社には不利な情報を発信することに意義はなく
国と監督官庁には
原発推進を業界に強要してきたという
歴史的なしがらみがあった
実効のない環境対策費を
国に延々と投じさせてきたこれら当事者たちの罪は
きわめて重い
国の財政を劣悪化させていた理由の一つは
業界 官界 政界
がもつ利益共同体という体質とそれが生みだした構造にある
節電は消費者が電気製品のスイッチを切る行為
トランスではこれにより
二次コイルに誘導されていた電流を直ちに消し去る
これが同量という形容をなさしめていた
しかしながら
一時コイルを経て地中へ落ちていく
励磁するための高圧側電流に変化がおきる訳ではない
場合によっては
逆に流れようとする電流さえ生み出すことがある
トランスの爆発事故は
異なった向きをもつ電流同士の
相互誘導による衝突が原因なのだ
発電と消費の間に同時同量は成り立たない
非接地系に限ってのみ
給配電と消費の間に
その関係が成立しているだけのこと
この違いを弁別することができていれば
温暖化が止まらずにいたその理由を
文明は早い段階で察知していたことだろう
国に多大な損失を負わせている原因者たちは
この現実を
謙虚に
率先して
正しく認識しなければならない