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こ と の 端

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温 存 療 法

2010-04-03 11:16:30 | Weblog
有効解が何かということを

人類が見出すようになった

とき

ひっそりと静まりかえった地球の姿ではなく

活気にあふれた美しい惑星の姿が

この太陽系に現れる


遠い目標とされていた

恒久平和の実現が

目前のものとなる

そんな時代がついに

地上へとやってくるのだ


平和本位制という枠組みは

あらゆる国から軍事予算の項目を

最終的に

消し去ることを目標としている


温暖化を惹き起さない低廉なエネルギーモデルの国際取引は

既存の通貨メカニズムの上で実行されてよいのだが

このシステムを漏れなく行き渡らせるには

特定の国を対象から外してはならない

誰でも自由に

このエネルギーシステムを導入する

ことができるようになっていなければ

エネルギー・ルネッサンスの意味がない


違いがあるのは

交換レートの比率だけ

現在の枠組みでは

需給バランスで通貨価値が決められている

現行制度はドルを基軸通貨とすることによって成り立っており

当該通貨の発行量の推移によって

過剰流動性を一方的に募らせていくという弊害を生み出した

08年秋の金融危機はその果てに産み落とされたもの


ドルという名の通貨への偏りが導いた不具合をなくすためには

第三の通貨を速やかに創設し

真に公平なやり取りを通じて

国際間の決済が行われるようにしていく必要がある

環境負荷のないエネルギーシステムの供給権を持つ組織は

新設の決済通貨を供給するその決定権を留保する


このあたらしい仕組みは

石油の価値で裏付けられたドルに代わって

低廉で優良なエネルギーで

第三通貨の価値を裏付けるためのもの

通貨交換の場で重要な指標となるのが

国家予算に占める国ごとに異なる軍事予算の割合

軍隊と兵器を持つことを完全に放棄したコスタリカを例にとると

原価と諸経費に加えて

若干の利益だけで供給が可能になる

ということ


その他の国では軍事予算の規模に応じて

平和を導くためのコストを上乗せされることになる

経済発展を急ぐには

軍事費を率先して削減するよう努めなければならない

軍事大国であればあるほど

このエネルギーを手に入れる条件はより高まっていく


温暖化を止める効果を正しく引き出すには

再生不要エネルギーを採用する以外に

残された有効な道は

ない

原子力発電は効率的であるが故に

需要の減った深夜でも意味のない発電を行っていなければならない

燃料電池は高価で扱い難い水素を資源とするものであるため

経済合理性に著しく欠ける

知られざる副作用として

水素の酸化物である水の絶対量を増やすことになり

大気を次第に湿潤化させながら

雲の密度を高め

降水量を増加させていく

地球そのものを

最終的に

水没させてしまうのだ

これがが水素エネルギーシステムの本質にあるもの

天然ガスは

炭素と水素からなる化合物

温暖化を進める二酸化炭素と

水素の酸化物である水蒸気を

大気中へと同時に放出することによって

低気圧を発達させ

ゲリラ豪雨を世界各地で生み出すような状況を導いた


温暖化を止めるためには

資源に依存しない電気エネルギーが取り出せるようにしたら

それでよい

決して不可能なことでも

難しいことでも

ない

問題の所在を知れば

いとも容易な仕事なのである

発電機の仕組みを知っていれば

それが電磁誘導の法則によって

電流を生み出している

という事実とであう

問題は回転運動を与えるための一次エネルギーをどうするか

という一点のみに絞られていた

重要なのは磁場変化


この製品が普及するような時代には

経済を成長させるための必須のデバイスになる

ということが

誰にでも理解されるようになっているだろう

要するに

繁栄を獲得するためには

兵器を手放さなければならない

ということに尽きるのだ

地球を健全化するための条件は

これひとつ

旧弊なエネルギーモデルにしがみついている国は

経済成長から見放され

相対化されていくことによって

より早く衰えていく


ドルの過剰発行を継続するために

石油価格を高値へと誘導していくという現状が生み出され

それがこれからも放置されたままになっているのだとすると

ドル余り現象を再び募らせていくことになる

市場でだぶついているドルを

速やかに回収する必要により強く迫られるようになるからだ

そこで過剰発行されたドルを用いて

人民元や円

その他の国の通貨を

国際金融資本に買い占めさせていく

という経過が生み出されることとなったのだった

このように原油相場を高値へと誘導していくと

アメリカはドルを

新規に

いくらでも発行することができるようになる


ドルの通貨価値を引き下げるドル安政策を

アメリカは

ファンダメンタルズの結果だとして

説明する機会あるごとにそう断言してきた

ドル資本がやってきた国で

経済成長率が

ドルを調達するその金利より低くなっている国では

外資による投資で資本量が増やされても

利潤の回収がそれ以上早く進むようになるため

国内で流通する資本量は

次第に薄っぺらなものとなっていく

国内の市場で回るはずのカネが

逐一ドルへと戻されて還流していくため

その国の産業は全般的に活力を失っていき

国民は所得水準の一方的低下に喘ぎながら

デフレを進める負のスパイラルを強めていった


ドル安政策の推進が決まった85年秋から

円はドル資本によるドルの安売り攻勢を受け

理由のない円高に見舞われるようになっていった

その対策として円を売ってドルを買わざるを得なくなったことから

買い取ったドルで米国債を購入する仕儀へと陥ったのだった

国が買ったドルの総額のことを

外貨準備高という

要するに

ドルを過剰発行してきたアメリカという国のシステムを支援するために

決して取り戻せないドル建ての資本を

塩漬けにしたまま放置しているというのが

ドル安政策を仕掛けられた国が強制される状態なのだ


ドル資産を処分することは可能なのだが

それを円に戻すことはできない

アメリカ国内で循環する資本となるばかり

ドル資産を円転しようとすると

回避したはずの円高が

政府日銀自らの手によって

再現されてしまうことになるのだから


不具合の根源は

石油・ドル本位制を拡大してきた国際経済の在り方そのもの

の中に潜んでいる


平和本位制への変更は

歴史の必然

というべき事象なのである 
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