創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

創価-池田大作をブッた斬る-33

2019-06-19 06:57:50 | Weblog
 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
創価学会-池田大作をブッた斬る
    藤原弘達 1988=昭和63年 (日新報道/¥1,000)
    ------(P.130)---(以下、本文)-------
 
▼ それでも「自主選挙」といいつのる
 公明党委員長・矢野絢也は、学会・公明党の関係をいう時、むろん「政教分離」を口にするが、世間は信用しないと承知の上だ。世間が「政教分離」を信用すると考えるほど、鈍感ではないはずである。それにしても、とぼけ方はうまくない。
 
 「--『国民政党の公明党』と宗教団体の創価学会との関係はどうなっていますか。
 矢野 憲法上の政教分離という意味では、公明党は信教の自由を守り抜いていく。創価学会の信仰の自由も守るし、ほかの信教の自由も守るということです。もう一つ、党と学会の関係をいえば、確かに党は選挙などで学会の協力をいただき、感謝も敬意も表しているが、(中略) どないいうたかて委員長さんが筋金入りの学会員さんやし、党の幹部もそうだから、やっばり政教一致といわれるわけや。(中略)だけど、ちゃんと自主的にやっている」(「週刊朝日」63・7・1号)
 
 「--だけど、(大橋議員の)処分の本意は、池田名誉会長をコテンパンに批判した、これじゃ支持母体の創価学会に顔が向けられないということなのでしょう。
 『しかし、彼の池田名誉会長への批判が公明党議員として許されるのか許されないのかといえば、これはむずかしい問題になってくるのだけれど、理屈でいうたら“許される”といわざるをえんのですわ。われわれ、ここは厳密の上に厳密を期さんとあかんと思っていますから……』」(「週刊ポスト」63・7・21号)
 
 池田名誉会長の存在する限り、学会・公明党の政教分離がありえようはずはない。矢野の弁解かいかにも歯切れが悪いのは、そこだ。政教一体・諸悪の根元は大作にあるのを矢野以下、公明党の面々は知りすぎるくらい知っている。否、思い知らされているからだ。
 政教分離に関しては、「イマカラデモ遅クハナイ……」というわけにはいかない。既に政教一体の病弊は骨がらみであって、今さら手術しても手遅れだ。
 だから--逆説的にいえば、前にも私は書いたことであるが、池田大作および学会・公明党は政教分離などとみえすいたウソの公約をすベきでなかったのである。最高指導者の池田大作は仏法に照らして恥じることなく、堂々、創価学会と公明党は一体不二、仏法精神を以て民衆の幸福のため闘う、というべきであった。
 
 学会・公明党が一体不二であろうと、異体同心であろうと、どこに憲法違反が存在するのか、と開き直り、居直るのもよかった。池田は、公明党委員長として乗り込むこともできた。
 学会・公明党は、政教分離、国民政党などと、にわかにカンバンのペンキを塗りかえるよりむしろ、創価公明党とでも名乗って、“公明”な選挙の洗礼を受ける選択があった。もちろん、学会員が自由な意志で選挙運動に参加するものでなければならないが…。
 しかし、そんな公明党なんか存在しえない。学会員の票と学会員の無償の選挙集票活動があってこそ、公明党がある。公明党がいかに民主主義を謳いあげたところで、“学会選挙”という最も反民主的組織にのっかる以上、とても民主的政党とはいえないのである。
 「広宣流布」「広布」という言葉は、学会選挙用資料、即ち“選挙読本”の至る所に出ている。
 学会選挙は、あくまでも広宣流布を目指し、日本を仏の国に変えていく闘いだ、と学会員を叱咤している。公明党支持の創価学会のホンネは広宣流布で、公明党はそれを政権獲得と飜訳する。
 
 笑ってはいけない。彼等は正気なのだ。公明党の連合政権構想には、野党連合も自公連合もある。矢野公明党のいう解党論は、連合の中の派閥を狙っている。野党連合政権構想には現実感がでてこない。自公連合で政権に食い込めば、公明派閥は自民党が正真正銘一枚岩にならぬ限り、強力派閥として政権に影響力を行使できる。
 自民党との連合で公明派閥を狙うに至っては、田中角栄の派閥力学の教訓である。矢野公明党の発想ではない。ズパリ、池田大作のものだ。
 
 週刊朝日と週刊ボストの矢野発言をもう一度、あげてみる。
矢野 われわれが大きな政治グループの一部分となれば、意思決定も別の価値観を持つ人たちと一緒にやるわけだから、もう私物化とか政教一致なんて、だれも思わなくなるよ。
 --でも、四年前の二階堂擁立構想の時のように、自民党の一部と組むことも考えているのでは。
 矢野 あれは世にも壮大なブラツクユーモア。田中角栄さんの一番番頭の二階堂さんを担いで田中支配の政治構図を壊そうとしたわけよ。(中略)要するに、政治は生きものだから乱に臨み、変に応ずるところがないとね」(週刊朝日)
 「--大状況を変えるとは、野党一体化? そのために公明党解体? つまり連合党の中の派閥になるわけだ。
『簡単にいえば、ね。そして、そのことでいろいろいわれる支持母休である創価学会との関係を、それこそすっきりすることになる。ごちゃごちゃ面倒なことがなくなる』」(週刊ポスト)
 
 要するに、矢野の言葉通りに受け取っても、野党一体化、公明党解党など、自・公連合を一方においた場合、これはアテ馬にすぎない。支持母体・創価学会との関係をすっきりさせて、公明党の面々、どうやって議員バッジを手に入れるつもりか。創価学会という集票マシーンが、公明党解体、連合党の派閥に対して果たして機能するのか。矢野のいう連合党は自・公連合を隠す陽動作戦の匂いがする。手のこんだ詐話である。マユツバと思わなければならない。
     ----------(つづく)---------134
コメント
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