<教団を歪め私物化する池田大作の悪業を糾弾する!!>
創価学会・池田大作打倒の反乱 1989/2 段 勲 青年書館
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◆ 兵庫では地元住民の反対を押し切リわが国最大の墓苑を造成中
東北から一挙関西に下って、三重県、兵庫県の二県でも、創価学会の巨大墓苑の造成が同時に進行している。
三重県の方は、場所が一志郡白山町で、造成総面積は四十九万八千平方メートル(約十五万坪)、墓地計画基数は約三万基で平成二年春の完成である。
このところ、池田大作氏は自分の名前を創価学会の各建築物にかぶせることにいたく熱心のようだが、この墓地も完成すれば「中部池田記念墓地公園」の名称が付く。ちなみに池田氏の名前が付く会館、講堂数は、全国に二、三十力所はあるだろうか。それでも満足せず、ついに墓地にまで、となったのだろう。
もうひとつの墓苑は、兵庫県氷上郡氷上町の長野に造成されているもので、完成(平成二年春)すれば、わが国最大の規模を誇る墓苑になる。
六十一年秋頃から造成工事が開始された「関西池田記念墓地公園=通称・丹波メモリアルパーク」は、敷地総面積が三百四へクタール(九十二万坪)、墓地計画基数はなんと七万基だ。
ひと口に九十二万坪、墓石七万個といわれてもビンとこないが、甲子園球場の七十七個分といえば、どれほどの広さかおよそ見当がつくであろう。
まるでギネスブックに挑戦するような広大な墓苑だが、同敷地内には墓石の他に礼拝所、管理センター、講堂、公園広場、子供の広場などが合わせて建設される予定だという。これらの造成総工費は四百億円とも五百億円ともいわれているが、実はこの地でも、前に紹介した「はるな平和墓苑」と同様、住民による建設反対の嵐が吹き荒れた。
六十一年春、創価学会による墓苑建設を知った氷上町住民は、まずその規模の大きさに腰を抜かす。かって、この墓地造成予定地域で、横溝正史原作の怪奇映画「八つ墓村」の口ケが行なわれたことがある。その映画のタイトルをもじって、「氷上町に七万基もの墓が造成されたら、町全体が八つ墓村と化する」と訴え、住民は「長野巨大墓地計画に反対する会」を結成、反対運動の口火を切った。
「郡民のみなさんへ。創価学会巨大墓地の建設に反対しよう。巨大墓地造成は、氷上町にメリットなし」と大書したパンフレツトを、氷上郡全戸に配布する一方、建設反対の署名運動を展開した。
反対署名には町有権者の約四割に及ぶ五千百九十五名が連ね、その署名簿といっしょに「創価学会の巨大墓地建設に反対する要請書」を兵庫県知事、氷上町長宛に提出した。しかし、住民の反対運動もここで終わった。反対派だった一員が、当時を振り返つてこう語っている。
「だいたいあの土地の大半は、もともと町有地なんですね。それなのになぜその土地を、半永久的に、県外などの創価学会(員)に提供しなくてはならんのですか。
こうして私ども地元住民が反対したのですが、町長が建設推進派の急先鋒でしたからね。たとえば、われわれ反対派が集会を開くときでも、公民館の貸し出しをしぶるとか、いろいろありました。黒いお金にまつわる話も、流れました。まあ、結果的には反対派が負けたわけですが、それにしても創価学会の強引さにはあらためて驚きました。
なんでも池田大作さんという人は、平和を訴えて世界中を歩いているそうですが、世界の平和もいいけど、国内の、われわれ小市民の平和も考えてほしいですなあ」
創価学会が造成する各巨大墓苑で迷惑を被っているのは地元住民に限らない。実は当の創価学会内部にも、頭を抱え込んでいる会員が相当数いるのだ。
二力所の墓を所有している大橋敏雄代議士の例はすでに紹介したが、創価学会員の間には、一家族で幾つもの墓地を所有している例は少しも珍しくない。二力所どころか、なんと三力所も四力所も所有する会員もいるのだ。むろん必要に応じて購入したわけではない。とりわけ幹部職なら、無理しても購入せざるを得ないという、創価学会特異の「体質」によるものだ。
「お墓をひとつでも多く所有している人ほど偉い」というのが、墓地に関する池田氏の“ご指導”である。受けて、池田氏に忠実な幹部は、預金をはたいて必要もない墓を購入してしまう。それというのも、幹部は末端の会員に墓地購入を勧める手前、自分が先に買わなければ、会員への示しがっかないという事情もある。こうした救いがたい創価学会の体質が、一家族で墓三力所といつた、なんともムダな現象を生んでいるのだ。
創価学会初代会長の牧口常三郎は、利、善、美という「価値論」を唱えたが、一人で墓三力所といった無価値な買い物は、牧口の訴えた価値創造に違反する反逆の行為ではないのだろうか。
参考・池田狂の墓苑脱税ビジネス=全国に???万基(16ケ所・納骨堂21・平成30)
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