今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

俳優・タレント・岡田眞澄 の忌日

2007-05-29 | 人物
今日(5月29日)は 俳優・タレント・岡田眞澄 の 2006(平成18)年の忌日。
岡田 眞澄(おかだ ますみ)は、1935(昭10)年9月22日、 日本人画家・岡田稔の(父親)とデンマーク人女性の母親のもとに、南フランスで生まれ、幼い頃に日本に移住。日本で俳優・タレントとして活躍した。2006(平成18)年5月29日死去。葬儀は親族で行う。70歳だった。貼付の画像は、同年6月2日東京・港区の青山葬儀所でのお別れ会のときの遺影であるが、撮影は2004(平成16)年というから、68歳のときのものである。白黒なので判らないが真紅のバラにタキシード姿の遺影は、岡田のダンディーな生き方そのものを表しているといってよいだろう。芸能界指折りのハンサム俳優として知られ、愛称はファンファン。デビュー当時、俳優ジェラール・フィリップの当たり役&愛称にあやかって名づけられたもの。ジェラール・フィリップ(1922年~1959年)は、フランス・カンヌ出身の俳優で、1940年代後半から1950年代のフランス映画界で、二枚目スターとして活躍、1950年代のフランスの美(純粋に美しい男)としてその人気を不動のものとした。1951(昭和26)年には自身の代表作の一つとなる「花咲ける騎士道」(goo映画参照)でファンファン・ラ・チューリップを演じ、日本でも人気に火がつき、以降、ジェラールにファンファンの愛称がついていた。その2枚目俳優に、比したものである。
なんでも、コペンハーゲン人魚姫像のモデルは岡田眞澄のおばにあたるそうだ。お母さんの系統は美人が揃っていたのだろうね。故E・H・エリックは実兄。
幼いころのことはよく判らないが、実兄のE・H・エリックがトニー谷の引きで先に芸能界入りしたのをきっかけに自身もデビュー。第6期東宝ニューフェイスに合格した同期の宝田明とは、「おかぽん」「おたか」と呼び合った仲だったそうだ。その後、宝田は東宝で活躍するが、岡田は、映画製作を再開した日活に移籍。日活退社後、劇団欅を経て、以後、ミュージカル作品やバラエティ番組など幅広いジャンルで活躍するようになった。岡田 は、かってのソビエト連邦の政治家スターリン(実際には影武者)に似ていることでも有名で、舞台でスターリン役を演じた(『夢、クレムリンであなたと』(・1991年初演、ここ参照)ことがある。歌って、踊れて、おどけた役もシリアスな役もこなすが、一番合うのはモダニズムと明るさ。優しさが自然に出てくる人で、司会者もこなしたが、美女を紹介させたら日本一の司会者ともいわれる。
映画好きの私は数多くの映画を見ているので若い頃、彼の若い頃の映画も結構見ているが、私的には、余り、好印象は持っていない。当時はまだ、珍しかったちょっとかっこいいというよりキザなハーフといった感じであった。実兄のE・H・エリックは、タレントとしては、耳たぶを動かす芸をトレードマークとしていたが、司会やCMへの出演のほか取り立てて目覚しい活躍もなかったが、どちらかと言うとこちらの方が好きだった。岡田は、プレーボーイとして有名で、ドン・ファンといったイメージが強い。1960(昭和35)年にパントマイムのヨネヤマ・ママコと2年間の期限付き結婚を発表し、翌年破局。1972(昭和47)年に結婚した藤田みどりとも1994(平成 6)年に離婚。翌1995(平成 7)年、26歳年下の元スチュワーデス・恵子夫人(鎚田 恵子33歳)と再婚。1998(平成10)年女児が誕生、63歳でパパとなり「愛はバイアグラを越えた」とコメント。
私生活も華やかで、骨の髄まで「役者」という感じではあったが、私には、愛称のファンファンよりも、ダンディー通り越して、ドン・ファンのイメージが強いね~。
しかし、世の中の女性、所詮、甘いイメージで言葉巧みなドンファンには弱いのだろうね~。
(画像は、タキシード姿で微笑む岡田真澄。2004年秋撮影のもの。2006年6月2日お別れ会のときの写真。2006年6月26日朝日新聞より)
参考:
岡田眞澄 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E7%9C%9F%E6%BE%84
岡田眞澄(岡田真澄) (オカダマスミ) - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/cast/87489/index.html
花咲ける騎士道(1952). - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD12594/index.html
“夢、クレムリンであなたと”
http://homepage2.nifty.com/stage~hitomi-fun/b-yume1.html
ドン・ファン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3
バックバンバー東京/パントマイマー・ヨネヤマ・ママコ
http://www.teinenjidai.com/back/tokyo/tokyo16_10_1.html