今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

オモチャの日

2007-05-05 | 記念日
今日(5月5日)は「オモチャの日」
東京玩具人形問屋協同組合が制定。端午の節句に因み、おもちゃや人形のPRの為に設けられた。
【玩具(がんぐ)・おもちゃ】 を、国語辞典でを見ると、”〔「おもちあそび」の転〕(1)子供が持って遊ぶもの。がんぐ。(2)なぐさみにもてあそばれる人や物。→(おもちゃ)にする。=もてあそぶ。慰み物にする。”とあるように、一言で言えば、持て遊ぶ道具(▼物=がんろう-ぶつ)と言うことになる。このおもちゃの語源をたどれば、平安時代の源氏物語などには、「明け暮れのもて(ち)あそびに・・・」などと書かれているように、「もてあそび」ものとか「もちあそび」ものなどと呼ばれていた。これが、室町時代の御所などに仕える女房たちの間で「女房詞(ことば)」がはやり、上に「お」をつけて下の方を略して、「もてあそびもの」が「おもて」~「おもちゃ」になった。そのようなことから 、日露戦争の頃に行われた明治政府による国語統一運動の中でおもちゃに代わって玩具という語ができたが、この言葉には「もてあそぶ」という意味があるため、太平洋戦争中には、不健全なニュアンスがあるとして「遊具」と変更させられたようだが、国民にとってなじみのある言葉であったことから、戦後になって「玩具」が再び使われるようになったという。日本以外の国でも、「玩具」という言葉はあまりいい意味を持っておらず、英語「toy 」にも、”くだらない物、vi. 戯れる; おもちゃにする ”といった意味がある。
現代では、子供が持って遊びの対象として取り扱われるようなものを玩具としているが、狭義には、玩具の中でも構成および用法が単純または原始的で、特に対象層を子供向けに設定しているものを「おもちゃ」と呼ぶ傾向がある。
大人のお遊び道具の事は別にして、子どもたちの成長の中で、学問は別にして、健全な心・身の育成に、食べることと遊ぶことは最も重要な要素ではないだろうか。
今日のテーマーは、こどものおもちゃ。その成長過程において、最も適したおもちゃを、提供することは、子ども達の情操を豊かにし、社会性を高め、あるいは運動能力を培うなど、他の何ものにも代え難い重要な役割を果すものとなる。
しかし、この「おもちゃ」は、時代の変遷と共に、昔とは、随分と代わってきている。私達が、幼少期を過ごしたときの「おもちゃ」は、積み木、コマ回し、凧揚げ、けんだま(剣玉)や、メンコ、ビー玉、かるた、双六、ゼンマイ玩具や着せ替え人形などといったところであろうか。少し手先が器用になった小学生の頃になると、模型作りが流行っていた。それも、自分で木を削って潜水艦や軍艦、戦車、飛行機などを作って遊んでいた。まだ何でもが高く買えない次代だったので、何でもかでも作っていた。難しいものになると、お父さんなどが一緒になって作ってくれた。そんな、子供時代のおもちゃについての思い出は年代によって大きく違うだろう。ただ、現代の子供たちの遊び道具や遊び方が私達の年代の者と大きく違うのは、先ず、私達の年代の者は先にも書いたが、手作りのものの遊びが多かった。そして、例えば、出来合いのもののメンコ遊びにしても、夫々が、メンコに油や蝋を塗ったり形を工夫して遊んでいた。それと、殆どは団体で遊んでいた。おもちゃは仲間と一緒に遊ぶための道具であり、例えば、木で作った潜水艦などもその型を工夫し鉛の付け方を調整し、遊び仲間とどの位潜れるか、どの位早く進むかを競った。そこには、いつも工夫と競争があった。そして、物を作る時には、父親や母親がアドバイスをしてくれたし、また、トランプ遊びや、かるたとりなどには、兄弟や父母、また祖父母も参加しているし、正月などでは、親戚中の子供が集まって一緒に遊んでいた。
しかし、それに対して、現代の子供は、既に出来上がったもので、自分の個室で1人で楽しんでいるものが多いのではないだろうかね~。昔のおもちゃと今のおもちゃのどちらが良いかなどと言ったところで、昔と今では大きく生活環境も変わっているのでどうのこうのと言えないが、やはり、子供は遊びの中から色々な事を学んでいくものであり、子供の年齢に応じた適切なおもちゃを与え、極力、親なども一緒に遊べるようにはしたいものだよね~。我が家も、こどもの日に孫には、何を買ってあげようかと言うよりも、前もって、孫からおばあちゃんに何が欲しいと注文が来ている。こどもの日には、ただ、孫の要求にこたえるだけなのだが・・・。そのような家が多くなっているのではないだろうか。子供と違って、孫には、どうしても甘くなってしまうが、おじいさんやおばあさんのそんな弱みはちゃんと孫には見透かされているようだね。私は、現役時代アメリカの心理学を利用した「育親セミナー」に通った事があるが、親が子供を観察している積りで居るが、子供の方がよほど親を観察している事が良くわかったよ。(当時家庭内暴力、校内暴力が問題となっていた)
子供子供と甘く見ない方が良い。親が子供をしつけている積りでも、子供の方が親をコントロールしていることの方が多いということを肝に銘じておいた方がよいだろうね。その積りで、子供のおもちゃ選びもするように・・・・。
(画像は「>こけし」。こけしは、木製の人形玩具で、昔はこどものおもちゃであった。Wikipediaより)
東京玩具人形問屋協同組合
http://www.gangu-kumiai.com/
玩具 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%A9%E5%85%B7
遊具 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E5%85%B7
こけし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%91%E3%81%97
オモチャ・玩具(おもちゃ) - 語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/o/omocha.html
女房言葉 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%88%BF%E8%A8%80%E8%91%89
(社)日本玩具協会
http://www.toys.or.jp/
おもちゃの歴史
http://www.toyculture.org/notice/toy.htm
なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌・寮歌・民謡・歌謡(おもちゃのマーチ ,おもちゃのチャチャチャ)
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html
MG34号:CARE International Japan〔子どもとおもちゃ〕
http://www.careintjp.org/support/mg-backnumber/mg034.html