今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

日本テレビで『笑点』の放送を開始 した日

2007-05-15 | 歴史
1966(平成19)年の今日(5月15日)は、日本テレビで『笑点』の放送を開始した日。
笑点(しょうてん)は、日本テレビが毎週日曜日夕方に放送している寄席風の演芸番組。
1966(昭和41)年5月15日に放送がスタート。前身は1965(昭和40)年3月12日から1966年4月22日までの金曜日22:30から放送されていた『金曜夜席』である。番組名は三浦綾子の小説で、後にテレビドラマにもなった『氷点』を捩ってつけたもの。「笑いの焦点」という意味合いもある由。落語番組らしい名前である。
放送回数は昨・2006(平成18)年1月22日の放送で2000回に到達し、現在の日本テレビの番組では、『NNNきょうの出来事』(2006年9月放送終了)、『キユーピー3分クッキング(NTVバージョン)』に次いで、放送期間の長さで歴代第3位という、日本を代表する長寿番組である。
昨2006(平成18)年には、放送開始から40年以上経っているが、今でも基本的には15%前後、時には20%以上を超える視聴率を叩き出す怪物番組でもある。2005年11月には、40周年を記念して、「笑点」の放送開始から現在までを振り返り総覧する、「完全保存版の笑点公式ガイドブック」なども、日テレ笑点webから売り出されている。
開始当時は演芸ブームで、TV各局でも演芸番組が数多く放送されていた時期でもあった。今では、「笑点」が、民放では唯一と言っていいほどの落語(寄席)番組ともいえ、日曜のお茶の間を代表する番組となっている。現在は、前半に落語などの演芸を披露する演芸コーナー、後半がレギュラー出演者による大喜利(おおぎり)の二部構成となっているが、放送開始当初から演芸と大喜利の間には、司会者が初代立川談志の時には「談志とゲストのトーク」、3代目三波伸介の時は、「伸介の何でもコーナー」、4代目三遊亭圓楽「円楽のよろずガイダンス」等のコーナーが存在し、長らく三部構成であった。
初代 の司会者立川談志は、前身番組『金曜夜席』からの司会であり、1966(昭和41)年5月15日(第1回)から 1969(昭和44)年11月2日担当しているが、1969(昭和44)年3月に、談志と対立した大喜利メンバー全員(三遊亭圓楽桂歌丸柳亭小痴楽(のち梅橋、故人)三遊亭金遊〔のち小円遊、故人〕、林家こん平)が座布団係石井伊吉 (毒蝮三太夫) らと共に降板するに至り、メンバー総入れ替えにより、リニューアルを測ったが視聴率が低迷していた、1969(昭和44)年11月9日より前田武彦を2代目司会者として始めたが、前田が多忙であったため翌年12月13日、急遽降板、その代役に立てたてんぷくトリオの三波が大変好評だったことから3代目司会者となる。その評判の良かった三波が1982(昭和 57 )年12月8日急逝後、臨時に司会を担当した愛川欽也の辞退を受け圓楽が、4代目 を継ぎ今日に至る人気を気付いてきた。その圓楽が脳梗塞を発症して、中途休養しながらも、頑張っていたが、昨・2006(平成18)年5月14日の番組放送40周年特番を機に勇退。 その後は、歌丸→楽太郎→小遊三→好楽→木久蔵の順で、週交代で代役司会をしていたが、11月27日放送分から歌丸に固定。 今は、桂歌丸が5代目司会者として頑張っている。
脳梗塞で、退いたていた圓楽は、9月から高座に復帰していたが、今年(2007年)2月25日、東京・国立演芸場で「芝浜」を上演後の記者会見で、「もうちょっと、はっきりしゃべれるかと思ったが、だめですね。こんな調子で、また恥をかきたくない。今日が引退する日ですかね」などと語り今後、高座で本格的な落語は口演しない考えを明らかにした(引退表明)。
若い頃は「星の王子さま」の愛称で親しまれ、演芸ブームの際脚光を浴びた人だが、どうも、あのきざっぽさは、関西人の私などには鼻に付いたものだが、落語は別として大喜利の司会者としては、良かった。もっとも、最後の方は、少々ぼけてはいたが・・・。
♪チャンチャカチャカチャカ、チャチャンチャンチャン
現在使われている中村八大作曲によるお馴染みの『笑点のテーマ』曲は、2代目司会者前田武彦になってから使われている。導入当初は、前田による歌詞があり、歌は大喜利メンバーが歌っていたが、あまりの下手さに不評を買ったという。
以下では、『笑点のテーマ』曲を色々アレンジして演奏してしている。面白いので聞いてみては。↓
155ヴァイオリン協奏曲第1番ロ長調「笑点」他
http://www2u.biglobe.ne.jp/~heboi/html/155syouten_f.htm
今では、前半の演芸コーナーよりも後半の「大喜利」に人気があるように思うが、私も、この「大喜利」が大好きだ。
大喜利という名は浄瑠璃歌舞伎といった古典芸能の舞台で、最後の演目を意味する言葉として使われる「大切り」に由来し、「切り」は「ピンからキリまで」の「キリ」で、最後の意。「喜利」は客も喜び演者も利を得るという意味の当て字だそうである。
もともと、寄席において観客へのサービスとして行われていたもので、最後の演目として複数の出演者が再び登場し、お題に応じた面白い回答を披露し、競い合う余興であった。
「大喜利」で、よく行われるものに、、「川柳」、「短歌」、「都都逸」などのほか「あいうえお作文 」、「なぞかけ 」や、「ベンベン 」(「○○のようで○○でない、△△のようで△△でない、それは何かと尋ねれば、□□、□□」のように、AでもなくBでもないCを問うもの。合いの手として、「ベンベン」(三味線の音色に由来?)と入れることから、上方ではこの名がある。) などの言葉遊びが多い。なかなか知識がないと洒落た回答は出来ない。流石落語家といつも感心している。「笑点の大喜利」では、大喜利メンバー同士の罵倒合戦も登場するがこの歴史もかなり古く、これはこれで面白いものだ。今司会者となっている桂歌丸は、細身であることから死去ネタにされたれり、髪が薄いことからハゲを材料にされることも多い。それが、ただの非難中傷ではなく、洒落を効かせているから笑えるのだよね。
NHKが放送する視聴者参加お笑い番組「着信御礼!ケータイ大喜利」 は、視聴者が携帯電話でネタを投稿する生放送のお笑い番組で、昨・2006(平成18)年3月28日分以降から毎月1回週末深夜の放送となったそうだが、番組放送中に到着するメールは十数万件にも上るという。
以下参照。
NHK視聴者参加番組「ケータイ大喜利」・投稿15万通の舞台裏
http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMITfa000014082006
着信御礼!ケータイ大喜利
http://www.nhk.or.jp/o-giri/
大喜利が好きなので、一度聞いて見たいものだが、私は、夜に弱いので、その時間は夢の中、ちょっと無理なようだ。残念・・(-。-)。
(画像は、林家たい平 『笑点 絵日記』。日テレWebにて販売)
参考:
笑点-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%91%E7%82%B9
日テレ「笑点」公式サイト
http://www.ntv.co.jp/sho-ten/
笑点の大喜利 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%91%E7%82%B9%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%96%9C%E5%88%A9
155ヴァイオリン協奏曲第1番ロ長調「笑点」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~heboi/html/155syouten_f.htm
三遊亭円楽が引退表明「恥かきたくない」 - 芸能ニュース
http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070225-162112.html
着信御礼!ケータイ大喜利 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9D%80%E4%BF%A1%E5%BE%A1%E7%A4%BC!%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%A4%A7%E5%96%9C%E5%88%A9
芝浜 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%9D%E6%B5%9C