今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

カクテルの日

2007-05-13 | 記念日
今日(5月13日)は、「カクテルの日」
アメリカの雑誌『バランス』の1806年5月13日号に、「カクテル」という名称が初めて登場したことによるそうで、カクテルとは、酒(種類は何でも良い)に砂糖と水とビターを混ぜた興奮飲料で、俗に『ビタースリング』と呼ばれ、選挙運動の妙薬ということになっていると紹介されているそうだ。
カクテル(英語:Cocktail )とは、カクテルがビターを混ぜた興奮飲料と言うのがよく判らないが、ビターと言うのは、英語で書けば【bitters】(ビターズ)のことで、薬草香草・樹皮・香辛料など数種類を酒に付け込んで作成する、苦味の強いアルコール飲料。苦味酒・苦味剤ともよばれるもので、主にカクテルに苦味をつけたり、香りや色を良くしたりする目的で使用される。
人の手による最古の酒造りの記録は、紀元前4000~5000年「ギルガメシュ叙事詩」にワインをつくったことが記されており、当時は不老不死の飲み物と信じられていた。このワインのことは以前のブログ「ワインの日」で書いた。その後、長い歴史の中で酒造りに蒸留技術が応用され、蒸留酒が誕生するまでは、醸造酒(ビール・ワイン)といったアルコール度数の低い酒しか存在していなかったが、アルコール度数の高い蒸留酒の発明により、ストレートだけではなく、飲み口の良いほかの飲み物とミックスして飲むという文化が一気に加速した。
カクテリは、先に述べたように主にベースとなる酒に、他の酒またはジュースなどを混ぜて作るアルコール飲料であり、アルコール分を含まないもしくは1%未満のノンアルコールカクテルもある。ノンアルコールカクテルは、酒に弱い人、酒を飲まない人のために、カクテルと同じ手法を使って作られる飲み物。飲まない人がバーで飲んでいるとき、場の雰囲気を壊さないためにも使われる。その中に「サンドリヨン」(別名「シンデレラ」)と言う名の飲み物があるが、これはグリム童話 の中のシンデレラ』の名に由来するするものである。女性などが飲むのには、洒落た名前でよいだろう。
私は日本酒党なので、普段飲兵衛と飲む時などは、居酒屋やキャバレーなどで飲んで騒いでいたが、時には、普通ーのバー(Bar)へ行ってもバーボンウオッカなどをストレートか水割りで飲んでいたが、カクテルは飲まなかったので、カクテルのことはよくは知らない。しかし、そんな私でも、若い頃、若い女の子と酒を飲む時などには、格好をつけてよく洒落たホテルのバーなどに誘い、僅かに知っているものの中から、もっぱら「マティーニ」か「マンハッタン」などを飲んでいた。また、たまに、ただ1人で酒が飲みたくなった時などには、行きつけの静かなバーに行き、カウンターで独りグラスを傾けながらバーテンダーと話をしながら飲むのも好きであった。そんな時、同じ様に、バーで一人、静かにカクテルを飲む女性・・何故かそのような時には、その後ろ姿が寂しげに見え心を奪われることがある。そんな時、バーテンダーが目ざとく私の気持ちに気付き、彼女に声をかけてくれ、一緒に飲むこともあった。
トム・クルーズ主演の映画に「カクテル」というのがあった。 野望を胸にニューヨークへやってきたブライアン・フラナガン(トム・クルーズ)は、ふと目にしたマンハッタンのカクテル・バーの求人広告を見て、昼間は大学に通いながら、夜はオーナーのダグ(ブライアン・ブラウン)から踊るようなリズミカルなバーテンダー・テクニックを教わり働くようになると、たちまち界隈きっての人気バーテンダー2人組になる。この映画の中で、トム・クルーズ演じる主人公、ブライアン・フラナガンが年上の女性を口説くときに使用するカクテルが「ジュ・ダムール」(愛のジュース)。どんなカクテルかは知らないが、もし、私が、こんなものをすすめたら、たちどころに嫌われただろうね~。しかし、当時、悪い男どもには、慣れていない女性に近寄り、「スクリュー・ドライバー」などを飲ませ、酔わせて悪さをするものがいた。スクリュー・ドライバーは、アルコール度数のわりに飲み口が滑らかなので、「レディーキラー」と呼ばれていた。 まだ、私が若かった昭和30年代当時は、サントリーバーが流行し始めた頃であり、まだ、女性などには、そのような場で飲む機会の少なかった人が多かった。それに目をつけて、酔うことが判っているのに勧めるのであるが、そのような悪い輩は今でも多いのだろうね~。以下参考の「特集 カクテルのヘミングウエイとカクテル 」によると、『老人と海』で有名な、ヘミングウエイは、代表的カクテルのひとつダイキリを好んで飲んでいたそうだが、ヘミングウエイ自身が考案したものだというアブサン(ペルノ)をシャンパンで割るだけのカクテル「ヘミングウエイ」というカクテルがあるそうだ。別名「午後の死」とも呼び、ヘミングウエイ自ら〈ゆっくりと飲んで、せいぜい3杯ぐらいで止めるように〉と忠告しているという。世の女性たちよ。面白そうな名前に引かれてこのようなカクテルを飲まされないよう用心してよ・・・。
以下参考に記載の「SUNTORY」ホームページによると、日本のバーの始りは、1860(万延元)年 2月3日(現在の暦では2月24日)に出来た、横浜外国人居留地70番(中区山下町70番地。レストランかをり付近)に開業した横浜ホテルに設置されたバーだそうだ。その後、1870(明治03)年に、横浜外国人居留地20番にグランドホテルが開業し、1890(明治23)年 サンフランシスコからグランドホテルの支配人として、ルイス・エッピンガーが招かれ、その後、間もなくして、同氏により、我が国初のカクテル『バンブー』が誕生したのが日本で最初のカクテルだそうだ。そして、1894(明治27)年、 ルイス考案のカクテル『ミリオンダラー』が同ホテルのメニューに掲載されたという。
小説家、劇作家、ジャーナリスト菊池寛は、文芸春秋社を創設した実業家でもあるが、なかなかの宣伝上手でもあり、1926(大正15)年に、菊地寛が讀売新聞に「酒ならばコクテール、コクテールならばミリオンダラー、雑誌ならば、わが文藝春秋」という広告文を掲載したという。 この年は、3月1日に我が国初のタウン誌『夜の横濱』が発刊され、同誌にはモボ・ボガ(モダンボーイ・モダンガールの略)が街を濶歩する様子や、当時隆盛を極めていた、カフェやバーが数多く紹介されているそうだが、1910(明治43)年に、松山省三が銀座に一般に日本初の「カフェー」とされるカフェプランタンをオープンしており、翌年、同地にカフェライオンをオープンし、この二店が日本のバーの先駆けとなるが、カフェライオンには、横浜のグランドホテルで腕を磨いた浜田昌吾氏(後に日本バーテンダー協会会長に就任)が勤め、グランドホテルの名物カクテルだった『ミリオンダラー』をおおいに客に奨めたといい、この店の常連には、文藝春秋の菊地寛がいて、ミリオンダラーを愛飲したという。
このカクテルと言う名前の起こりには様々な説(語源参照)があっるようだが、その中の「雄鶏の尻尾」説 が、最も有力なそうだ。つまり、「飾りのため、あるいはグラスの中身にアルコールが含まれていることを示すために、羽根をグラスに差す風習があったとされる。この羽根は雄鶏の尻尾(cock tail)からとったもので、そこからカクテル(cocktail)の名がついたとの説」である。
MILLION DOLLAR(ミリオン・ダラー)のレシピと作り方↓
http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/cktl.pl?ID=million_dollar
このカクテルは、大正時代から特に人気のあったもので、当時は、オールド・トム・ジンが使われていたが、近年、ドライ・ジン使用に変ってきているそうだ。
(画像はカクテル。 Wikipediaより)
カクテル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB
SUNTORY
http://www.suntory.co.jp/
カクテルタイプ - カクテルレシピサイト -
http://www.cocktailtype.com/
100%カクテル
http://www.misichan.com/cocktail/
カクテル - goo 映画(1988)
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD1794/index.html
ビターズ-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
ワインの日
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/81da6904415324fe6ef262aad54c92ef
外国人居留地 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%B1%85%E7%95%99%E5%9C%B0
菊池寛 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8A%E6%B1%A0%E5%AF%9B
松山省三 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E7%9C%81%E4%B8%89
カクテル - 知泉Wiki
http://tisen.jp/tisenwiki/index.php?%A5%AB%A5%AF%A5%C6%A5%EB
特集 カクテル(ソウテツグループ)
http://www.sotetsu-group.co.jp/kawaraban/109/Hemingway.htm
アーネスト・ヘミングウェイ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4
Yokohama
http://nba-yokohama.jp/
スコッチから日本の味を造るジャパニーズ・ウイスキー(5)
http://72.14.235.104/search?q=cache:jPgafi2upzAJ:www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM0606-05.pdf+%5BPDF%5D+%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%81%E3%81%8B%E3%82%89%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%91%B3%E3%82%92%E9%80%A0%E3%82%8B%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%885%EF%BC%89&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp